新宿区議会議員 野もとあきとし(野元明俊)

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災害時のトイレ対策について(平成25年決算特別委員会しめくくり質疑)

議会質問 防災等安全対策特別委員会 / 2013年10月4日

                                                              

                                                                                                   平成25年10月4日、決算特別委員会のしめくくり質疑で、「災害時のトイレ対策」について質問しました。

質問と答弁は下記の通りです。

 

 

野もとあきとし 本決算委員会の中の総務費の中の防災費、そして土木費の中の公園費のところでも、このトイレについて質問をさせていただいております。今回は、常々区長がお話をいただいております、災害に強い、逃げなくてもすむ安全なまちという中でのトイレについての質問をさせていただきます。
 私は先日、都営百人町アパートの役員の方々に、災害時の備えについて御意見、御要望を伺ってまいりました。都営百人町アパートは1号棟から17号棟まであり、建てかえが既に完了しているところでございます。このある棟の役員の方々にお伺いをいたしましたが、この棟では定期的に集まって防災・減災対策の話し合いを持っている。その中で震災時の手引、マニュアルですね。マニュアルを自分たちで、手書きでつくっているというお話がございました。実際に電気、ガス、水道などのライフラインがとまったときどうなるんだろうか、10階以上の方はエレベーターがとまってどうしたらいいのか、そんなところから話し合いが継続的に行われていると伺いましたが、その中でも水や食料はどうするのか等、きめ細かに手引、マニュアルをつくられているということでございます。
 そういう中、トイレについては、阪神・淡路の地震、また東日本大震災のさまざまなトイレに対するお話も伺って、役員の方も、これはトイレが本当に大切であるという認識を持ち、手引に反映をされておりました。この手引、マニュアルでございますが、震災時の緊急用トイレ設置の仕方についてということで、手書きで4項目にわたってつくられているわけでございます。この中では、市販の45リットル、半透明なごみ袋を使うことですとか、布の粘着テープ、紙テープは不可ということですとか、あらかじめ半分に切った新聞紙を2つ軽く畳んだ後、両手で押してお好み焼き状に成形するというようなことですとか、きめ細かに使い方も含めて書いているわけでございます。また、使用前、使用後に消臭スプレーを用いると、一時的ではありますが悪臭が消える、そんなことも書いてございます。さらには、デパートなどの手提げ袋の中に45リットル、半透明なごみ袋、粘着テープ等を入れて一式、各部屋に用意しておきましょうというような内容になっております。このような住民の皆様の手書きで手づくりでつくられている。今、ちょうど間もなく完成するということでございますが、今後は住民に配付をして順次説明していくということでございます。
 ここで区長にお伺いさせていただきます。区長は、防災・減災対策を最重要課題とし、平成19年までには小・中学校の耐震化も完了し、さまざまな形で、災害に強い、逃げなくてすむ安全なまちの事業を推進してまいりました。今お話をさせていただきました、住民の皆様がみずから考えて、またマニュアルをつくって手書きで書いて工夫していく、こういった自助、さらには共助の取り組みに関しては、本当にすばらしいと思います。区民の皆様の自助、共助の取り組みがあればこそ、逃げなくてもすむまちが実現できると思いますが、区長はこの点、どのようにお考えか、お伺いをいたします。

区長 今、災害時の自助、共助の大切さについてのお話がございました。災害はいつ来るかわからない。そして、命を守るためには、何といっても自助が大切です。そしてまた、そのときに自分の命が助かったら周りで助け合うということが大切ですし、委員おっしゃるように、そのためには皆さんで話し合って、何日間かちゃんとそういった対応ができるようにしておくということを、私も区民の皆さんが努力していただきたい。それを行政は支援をしてまいりたいと考えております。

野もとあきとし わかりました。自助、共助、そして公助のそれぞれの役割をこれまで以上に推進いたしまして、防災・減災対策に私たちもしっかりと推進をしてまいりたいと思います。
 このトイレに関しましては、新宿区地域防災計画180ページになりますが、第15章のところで、ごみ・し尿がれき処理という章にございます。この中の第2節、し尿処理のところには基本的な考えが出てございます。1つ目といたしましては、し尿処理は、水を確保することによって、下水道機能を有効に活用する。2つ目は、今の(1)の対策とあわせ、仮設トイレ等を使用して処理をする。なお、貯留したし尿は区が収集し、都下水道局との覚書の締結により、水再生センター及び主要管渠の指定マンホールへの搬入・処理体制を整備するとございます。ここに「貯留したし尿は区が収集し」とございますが、なかなか百人町都営アパートの役員の方もイメージができないと。実際に震災が起きてエレベーターがとまって、1週間、10日たったときにどうなっていくのかイメージがわかないということでございましたが、住民の方にもわかりやすいように御説明いただけますか。

危機管理課長 ここでいうし尿の収集というのは、いわゆるバキュームカーで収集して運搬をするというような意味でございます。委員御指摘の簡易トイレといいますか、そういった製品も今ございますけれども、そういったものの収集・運搬については、実をいいますと清掃工場が今のところは受け入れないということになってございます。ただ、災害時にトイレだけは使えないので避難所に行くなんていうと非常に不便なことになりますので、そういったビニール袋等、簡易トイレをそれぞれの方が備えていただくのは大変有効なことというふうに思っております。
 そこで、今、ちょうど23区の防災対策課長会、こちらで23区の相互支援協定の見直しをしてございまして、その中で、やはり収集・運搬、災害時の袋に入ったし尿なんかを清掃工場で受け入れるように交渉していきましょうということになってございます。こういったことが、災害時に限ってということですけれども、災害時は受け入れてもらえるように交渉していくというような仕切りになってございます。こういったことが可能になった段階で、そういった簡易トイレの普及・備蓄なんかの呼びかけもしていきたいというふうに思ってございます。

野もとあきとし わかりました。都営百人町アパートを初め、中高層の建築物にお住まいの方にとっても、同じようにそういう認識でいられるというふうに思いますので、よくわかりました。我が会派としましても、次になりますが、女性の視点を活かした防災対策の推進に今取り組んでおりますが、トイレ対策についてもぜひ力を入れていただきたいと思います。
 本年予定しております新しい新宿区地域防災計画に、トイレの対策について力を入れていただきたいと思いますが、その中でも、女性の視点を活かしたトイレ対策につきましても、どのように計画に反映されるとお考えなのかお伺いいたします。

危機管理課長 災害時のトイレ対策、今まで数の整備というんですか、そういうことに重きを置いて、避難所である小・中学校の仮設トイレであるとか、区立公園の災害用のトイレの整備ということを進めてまいりました。御案内のとおり、東日本の経験を踏まえてということもあって、女性の視点という中でトイレの話が非常に大きなウエートを占めてございます。
 そこで、御案内のとおり、昨年私どものほうで女性の視点を活かした避難所というようなことで、防災カフェ等をやった中で、トイレなんかも、それを受けてことしの取り組みとして、既にとある小学校では女性用のトイレの位置を考えていきましょうとか、私どもが言っているベンチャートイレなんていうものの設置の位置とか、そういう取り組みも既に始まっていますので、今作業中である地域防災計画の修正の中に、そういった運営方法までに踏み込んだ記載をしていきたいというふうに今のところ考えてございます。

 

野もとあきとし わかりました。備品ですとか間仕切りですとか、さまざまな形で取り組んでいただいていると伺っておりますので、ぜひお願いいたします。