柏市空き家等適正管理条例の制定過程及び条例について視察し説明を受ける。
柏市空き家等適正管理条例は、平成23年3月に柏市内の町内会より空き家管理の適正化を求める請願が提出され、所管の総務常任委員会の議員発案で23年6月議会で委員会の発案により全会一致で可決をし、同年9月1日より施行された。
今回の視察の大きな目的は、条例策定までの議会内の議論、特に行政代執行の議論についてお聞きすることである。
視察には、この条例制定に主導的な役割を果たした塚本竜太郎議員(公明党)より出席頂いた。
行政代執行については、議員間で大いに議論があったとのこと。
しかしながら、柏市の顧問弁護士より「憲法上、私有財産権が保証されている(憲法29条1項)。」、「訴訟になった場合課題がある。」との助言により、条文化は見送ったとのこと。
また、管理の支援策として貸付け金等の提案も検討したが、当局の理解を得ることができずに断念したことなどを伺った。
当市の空き家条例では行政代執行が予定をされている。当局の説明会において私は、行政代執行の実効性と法的根拠を明確にして取り組むべきと意見を述べてきた。
また、議会改革の一端として議場のモニター化やプロジェクターの使用、電子採決などを見せていただいた。
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