今年の講演は、㈱リコー近藤史郎社長が、「イノベーションへの挑戦~新たな子局価値の創造を目指して」と題して行った。
近藤史郎社長は市内西山町坂田出身で、高20回の卒業。
リコーは、連結売上高2兆円、従業員11万人という日本を代表する会社だが、創業は理化学研究所のベンチャー企業で、柏崎の㈱リケンとは同じ生い立ちだという。
近藤社長は、イノベーションは技術革新と訳されているが、本質は新たな顧客価値の創造だ。アップルが大きな飛躍を遂げているが、もともとの発想や技術は日本のものだ。これらをネットワークさせ進化をさせた。
日本がこれらを生み出せなかったことは残念だ。柏崎に工場進出の話も頂くが工場進出の時代ではない。新たな価値を生み出すイノベーションに絡んだものをと考えていると講演を行なった。