3月議会最終日が開会された。518億円の一般会計をはじめ2012年度当初予算案や、入札監視委員会設置条例案など47議案をいずれも原案通り可決した。

 また、私が提案した、東日本大震災で発生したがれきの受け入れを市に求める決議「東日本大震災で発生したがれきの受け入れに関する決議」と、議員2人のトラブルを受けて議会の不祥事を二度と繰り返さないとする綱紀粛正決議をともに全会一致で可決した。

「東日本大震災で発生したがれきの受け入れに関する決議」は、本日の議会運営委員会に私が緊急提案を行った。
 議会運営委員会では、「柏崎のみらい」佐藤敏彦代表が反対の意向を示したため議会運営委員会では、全会一致にならず、本会議場で私が提案をした。
 しかし、本会議場では、「柏崎のみらい」の池田議員(副議長)より賛成討論があり、「社会クラブ」矢部議員からも同様な賛成討論があり採決では全員賛成で可決した。

 今日の本会では冒頭、議長より議員間の不祥事についてお詫びがあり、綱紀粛正の議決も全会一致で可決をした。。

また本会議終了後、議会改革特別委員会を開催し飯塚議員より提出された委員長辞任について承認し、新たな委員長の互選を行った。
図らずも私が委員長に就任することになった。委員長は特別委員会企画部会の部会長も兼務をする。
不祥事のさなかでの委員長就任であります。改めて議会の綱紀粛正を図り、市民の信頼回復に努め市民のための議会を目指し決意も新たに頑張ります。

提案した「東日本大震災で発生したがれきの受け入れに関する決議」は以下のとおりです。

東日本大震災で発生したがれきの受け入れに関する決議

昨年3月11日、マグニチュード9.0という世界最大級の東日本大震災が発生し、東北地方を始め、東日本の広範囲にわたる地域が、地震とそれに続く津波、そして福島第一原発の放射能漏れ事故により、我が国でかつてないほどの大きな被害を受けた。
被災地の復興はすべての国民の願いだが,その被災地の復旧と復興に向けて最大の障害となっているのが、膨大ながれきの処理である。
岩手、宮城、福島3県では、約2,253万トンのがれきが発生し、1年経過した現在でも6%程度しか処理ができていない状況である。 
政府は処理が進まないがれきのうち、県内処理を国が決めている福島県を除く、岩手県の約11年分にあたる約476万トン、宮城県の約19年分にあたる約1,569万トンのうち401万トンについて広域処理をすることとし、全国の自治体に対して協力を呼びかけているが、受入れが進んでいないのが実情である。
がれきは、全国の自治体の協力がなければ、この先十数年そのままの状態となる。がれきの処理なくして被災地の真の復興はあり得ない。
被災地の方々の苦悩を思うと、すべての国民の協力によるがれきの1日も早い処理が求められている。
本市においては、中越地震、特に中越沖地震の際にはがれきの処理を含め、全国からの多くの支援をいただき、早期の復興をなし遂げることができた。
よって本市議会は,市民の安全確認と市民の理解を前提とした上で、科学的な
知見により放射能の影響を検証し,放射線量の測定等十分な体制を整えることを条件に、通常の廃棄物相当と判断されるがれきを受け入れるよう、本市に対して強く要請する。
なお,受け入れに際しては、岩手県及び宮城県のがれきについての放射能測定結果などについて積極的に情報を開示し、国とともに本市は市民への説明責任を履行するようあわせて要請する。
以上、決議する。
                               

“がれき受け入れ決議全会一致で可決 24年度予算賛成” に 2 件のコメントが有ります。

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