ODA 「草の根・人間の安全保障」 支援活動
タイ王国パヤオ県パヤオ市への梯子付消防自動車寄贈の記録
04年1月新潟県柏崎市よりタイ王国パヤオ県パヤオ市への
梯子付消防ポンプ自動車贈呈事業
贈呈の目的
日本国で不要になった消防自動車や救急自動車などを開発途上国及び必要としている国で活用していただく。活用していただける国の皆さんのお役に立つ事を第一の目的とし、そしてそのことが地方都市の国際化と国際貢献につながる事を目指した。
贈呈の経緯
タイ王国で住んでいる私の友人から、ボランテアで国際貢献をしたい。日本で不要になったパソコンや消防自動車をタイ王国に送れないかとの相談があった。
旧柏崎地域広域事務組合が平成15年度に32m梯子付消防ポンプ自動車を入れ替えた。
私は、一地方議員として国際貢献の一翼を担えればとの思いで管理者である柏崎市長に申入れを行い、柏崎市よりパヤオ市に贈呈することとなった。
輸送経費等の事業経費は、外務省のODA「草の根・人間の安全保障」を活用した。

梯子付消防ポンプ自動車贈呈式典

贈呈式は、04年1月13日パヤオ市パヤオ湖湖畔の特設式典会場で行なわれた。 式典は、消防自動車を先頭にパヤオ市役所より市民3000名による会場までの行進から始まった。

バンコクの日本大使館 大江博経済班公使より式典に駆けつけていただき、私もパヤオ市長も大江公使も共に行進の列に参加をした。いたるところで私たちを歓迎する横断幕が掲げられ、市民の方々が沿道に出て日の丸の小旗を振っての大歓迎に大江公使も私も大変感動した。

式典会場にてパヤオ県知事の 出迎えを受ける

知事は挨拶の中で、「近隣の県にもない32mの梯子付消防自動車の贈呈に心より感謝をす ると共に、パヤオに来ていただいたことを大いに歓迎する。」「住民の安心な暮らしを守るためパヤオ市を中心に近郊の県にも出動できる体制を組みたい」「柏 崎市との新しい友好を大事にしたい」と語った。
知事は挨拶の中で、「近隣の県にもない32mの梯子付消防自動車の贈呈に心より 感謝をすると共に、パヤオに来ていただいたことを大いに歓迎する。」「住民の安心な暮らしを守るためパヤオ市を中心に近郊の県にも出動できる体制を組みた い」「柏崎市との新しい友好を大事にしたい」と語った。

「新たな民間外交の扉を開く」

真貝議員は、挨拶で「贈呈した消防自動車が、火災や災害時にその力を発揮し、地域の安全安心な暮らしにのお役に立てることを願っている」「今回のプロジェクトは、個人と個人の友好から出発した。 日本国とタイ王国の民間外交の新たな扉を開いたと確信する」このように話した。

「夢のような話が今日実現した」

パヤオ市長は、「毎日病院やホテル火災が心配だった。もう大丈夫だ。」 今回の贈呈は、「最初は、夢のような話だと思っていた。 今日夢が実現した」「柏崎市の行為そして真貝議員の友情に感謝する」と感謝の言葉を述べた。

HIV感染孤児生活施設
「バーンロムサイ」を訪ねて

「バーンロムサイ」は日本人女性の名取美和(右上写真中央)さんが代表を務めています。現在(2006年)バーンロムサイには30人の子どもたちがスタッフやボランテアに支えられ共同生活をしています。
子供たちに、友人や支持者から預かった支援の文具などのお土産を携えて16年1月、タイ王国チェンマイ市郊外のHIV感染孤児生活施設「バーンロムサイ」を訪ねてきました。
名取さんは、仕事で97年10月初めてタイを訪れ偶然、24歳のHIVに感染した母親が母子感染をさせてしまった子どもを残して死んでいくのを見てショックを受け、自分にも出来ることはないかと思たといいます。HIV感染孤児のための生活施設「バーンロムサイ」の開設は、そんな名取さんのお思いから始まりました。専門家ではない名取さんには大変な仕事だったと思います。
名取さんはスタッフやボランテアの人たちと行なっているバーンロムサイの活動を「大きな家族のよう」だと言います。
「子ども達は本当に自分の家族のようであり、福祉活動やボランテア活動をしているというような気持ちではない。」こんな風に語っておられました。
子供たちの人懐っこい笑顔とキラキラら光る瞳が印象的でした。
日本は近年、先進国の中で最もHIV感染率が高く、感染拡大が懸念されます。
国はHIV感染対策をしっかり行なっていただきたい。 また地方自治体も施策として取り組むべきではないか。
またODAの支援もアフリカや東南アジアにおけるHIV対策支援を拡大していただきたいと願うのは私だけだろうか。

「バーンロムサイ」へはここをクリックしてください

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柏崎市 真貝維義
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