道路下に埋められている下水管などが老朽化して漏水すると空洞ができます。この道路下の空洞が震災時に陥没の原因となります。3・11東日本大震災のとき、病院前の幹線道路が陥没して救急車の通行を妨げている映像は、このことが現実になったものと言えます。
私は、地雷除去の技術を応用した特殊車両を走行させることで道路下の空洞を発見できる「道路下の空洞調査」の存在を知りました。写真の車両が走行することで道路下の空洞を調査することができます。区議1期目の2012年9月に議会質問で「道路下の空洞調査」の導入を提案し、2013年度から主要な区道の空洞調査が開始されました。現在では5年周期で継続的に主要な区道の空洞調査が実施され、発見された空洞は事前に修繕するなど対応がなされています。
震災時に道路の陥没を防ぎ、安全な通行を確保するため、とても意味のある防災対策であると考えています。