長野市内で10月8日~9日に開催された全国都市問題会議に参加しました。
今回のテーマは「都市の魅力づくりと交流・定住」で、全国各地で人口減少や高齢社会への対応が課題となる中で、自治体間や官民の連携、地域資源の連携・活用などによる地域活性化の戦略について話を伺いました。
その中で、会議初日に一般報告した立教大学観光学部兼任講師で約1000団体が参加している観光地域づくりプラットフォーム推進機構会長の清水愼一氏の話が印象に残りました。
清水氏は「地方創生の柱は観光地域づくり」を掲げ、現在各地で取り組んでいる「ゆるキャラ」や「B級グルメ」の限界に触れ、イベントや観光施設への来訪者数を増やすこと、いわゆる「観光地づくり」ではなく、観光客の宿泊や回遊、滞在期間を増やすための取り組みに、住民の参加を促し、観光を通じた住みよいまちづくり、いわゆる「観光地域づくり」の重要性を指摘していました。
2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けた品川区の観光施策にも大変、参考となりました。
終了後は、平成10年に実施された長野の冬季オリンピック・パラリンピック後の競技会場等の利用状況について視察しました。