明日、8月30日~9月5日までは防災週間、9月1日には「防災の日」を迎えます。
先の広島市で発生した土砂災害では70名を超える多くの方々が犠牲となり、行方不明の方の安否の確認が待たれており、1500名を超える方々が避難所生活を余儀なくされています。被害にあわれた皆様に、心よりお悔みとお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧をご祈念いたします。
こうした自然災害は、決して他人事ではなく、いつ・どこで起きてもおかしくはありません。あまり知られてはいませんが、品川区にもがけ崩れ等の危険がある「急傾斜地崩壊危険箇所」が43か所あり、平成16年と18年には人的被害はなかったものの、がけ崩れが発生しています。区議会公明党は、昨年大島町で発生した土石流災害の現地調査を踏まえて、昨年11月の区議会第4回定例会にて、品川区の土砂災害対策について、周辺住民への周知や擁壁の耐震等の安全対策を提案するなど、防災対策に取り組んでおります。
こうした中で、私は、去る8月16日・17日の2日間にわたり「防災士」の資格取得のための講習を受講し、資格試験の結果、8月21日付でNPO法人 日本防災士機構が認定する「防災士」の資格を取得いたしました。「防災士」は“自助”“共助”“協働”を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を修得したことを認証された人を指し、全国で約8万人、東京では7,500名を超える方が、それぞれの立場で活躍しています。
私は、防災対策をライフワークとする区議会議員として、また「防災士」の一員として、今後とも区民の安全・安心のために、全力で働いてまいります。
8月21日、衆議院第二議員会館内で行われた公明党の地域包括ケアシステムの勉強会に参加しました。
各地で高齢化が進む中、国では、いわゆる団塊の世代(約800万人)が75歳以上となる2025年(平成37年)を目指して誰もが可能なかぎり住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを続けることができるよう、地域包括ケアシステムの構築を進めています。
会合の中では、埼玉県鴻巣市、岡山県浅口市、横浜市の議員から各自治体の取り組み状況について報告があり、その後、厚労省の担当課長から「新しい地域支援事業のガイドライン」についての説明・質疑等がありました。
井上幹事長、石井政調会長はじめ多数の国会議員も参加されており、「高齢者をいかに支えていくか。どのように地域の絆の再生を図っていくか。日本の社会のあり方が問われている。地域の力を最大限に活かして超高齢社会に挑戦していこう。」等のあいさつがありました。
品川区議会では私も所属する厚生委員会で9月2日から予定されている視察の中で地域包括ケアシステムについて札幌市の取り組みを勉強してまいりますので、改めて視察報告をさせていただきます。