7月27日(水)午後7時から、西大井のウエルカムセンター原(旧原小学校跡)の第2多目的室にて、地域防災セミナーを開催しました。
公明党品川総支部(総支部長:伊藤こういち)が主催し開催した同セミナーには、地元の大井消防署から2名の方を講師に迎えて、東日本大震災での東京消防庁の救助活動のスライドをもとに、地域や各家庭で取り組む防災対策についてのお話を伺いました。
また、昨年の3倍のペースで救急搬送されている熱中症への予防対策についてもお話しいただき、参加者からは「大変にためになった。また参加したい。」との声が聞かれました。
講演の中で、被災現場で救援に携わった消防士の方が、現場のあまりにもひどい状況を目の当たりにして、帰宅後しばらく記憶がなくなり、夜間に突然フラッシュバックのように現地の惨状がよみがえり、大声で叫ぶなどの錯乱状態になったとの話を聞き、被災者と同様に、支援にあたられた消防・警察・自衛隊、また行政職員の方々への心理面での支援の必要性を痛感しました。
講演の後、私から「品川区の防災対策」、伊藤都議会議員から「東京都の緊急対策」などのお知らせをいたしました。会場の関係で約50名の参加となりましたが、地域の方々に喜んでいただけるよう、今後とも「ためになる会合」の推進に取り組んでまいります。
7月13日、午前9時15分から品川区議会公明党また公明党品川総支部として、濱野品川区長に緊急対策の要望を実施しました。
東日本大震災や福島第1原発事故による電力供給不足に伴い、節電が余儀なくされる中、昨年に匹敵するような暑さが続き、全国的にも昨年の3倍以上の方が熱中症で救急搬送されるなどの状況が報告されています。
こうした状況を踏まえて、区民の命と健康を守るための施策の実施を求めて緊急要望を実施しました。(要望内容は以下の通りです。)
緊急対策の要望事項
<節電と防犯対策の強化について>
① 区民による節電効果を加速するため、LED電球購入促進助成を行うこと。
② 太陽光発電装置の設置に対する助成を拡充すること。
③ 夜間における区道や公園などの街灯の消灯について、区民の安全・安心を確保するめ
の見直しを行うこと。
<熱中症予防対策の強化について>
① 地域ぐるみで熱中症予防に取組めるよう、「熱中症予防シェルター(クールスポット)」を、シルバーセンターに加えて、児童センター・図書館・地域センター・文化センターなどにも拡充すること。
② 高齢者や子どもなどに対し、“クールタオル”などの熱中症予防グッズを配布するなど、予防対策を広く呼び掛けること。
③ 子どもの森公園など区内公園での水遊び場をできる限り再開すること。
④ 路面や屋根・建物の遮熱塗装を促進し、温度低減のための施策を推進すること。
<防災対策の強化について>
① 未だ続く余震や首都直下地震に備え、また、熱中症予防や光化学スモッグ注意報、ゲリラ豪雨に よる河川の氾濫警報などの防災情報を確実に区民に伝えるため「防災ラジオ」を戸別に配布すること。
② 家具転倒防止器具の設置を促進するため、助成の拡充を図ること。
本日、7月6日午後1時から開かれた品川区議会第2回定例会の最終本会議にて、約3億4千万円規模の補正予算が可決・成立しました。
今回の補正予算は、東日本大震災の被災地や被災された方を支援するための予算の他、品川区の防災対策の拡充や節電、熱中症対策など緊急を要する予算となっており、全会一致で可決したものです。
この中には、これまで公明党として、また私も本会議等で提案・要望してきた内容が多く盛り込まれており、区民の皆様の声が実現できた事に感謝しつつ、さらなる課題に今後とも全力で取り組んでまいる決意です。
・高潮・津波対策検討基礎調査
950万円
・放射線量測定器購入費
550万円(5000個分)
・老朽建物除去工事助成費
1500万円(10棟分)