8月21日(土)きゅりあん8F大ホールで第1回品川区民芸術祭2010のオープニングセレモニーが開催されました。
開会式では、はじめに区内に本社があり、きゅりあんでの定期演奏会や本社に近い東海中学校吹奏楽部とも交流のある日立ソフト吹奏楽団のオープニング演奏がありました。
また、主催者より濱野区長、来賓を代表して本多区議会議長より、それぞれあいさつがあり、大井町に夏劇場がオープンした劇団四季などから応援のビデオメッセージの紹介が行われ、最後に実行委員長の芸術祭開会宣言で閉会となりました。
その後、記念イベントが行われ、品川少年少女合唱団、日本音楽高等学校合唱部、都立八潮高等学校合唱部、立正大学グリークラブの皆さんの素晴らしい合唱などがありました。
区議会公明党は、本会議等で「文化芸術振興条例」の制定を提案するなど、これまで文化・芸術の発展に力を注いできました。
そして、平成19年には議員提案により「品川区文化芸術・スポーツのまちづくり条例」が制定され20年4月より施行されるなど、これまで以上に、文化芸術・スポーツを通じて心豊かでにぎわいのあるまちづくりを目指した取り組みが行われております。
10月17日(日)の閉幕まで様々なジャンルのコンサート等が予定されているようですが、「第1回品川区民芸術祭」の大成功と一人でも多くの区民の皆様がこれを機会に、会場に足を運ばれ、文化芸術の素晴らしさに触れていただければ幸いです。
8月18日、公明党区議団6名で、文京区役所を訪問し、「商店街宅配事業」と「議会基本条例」の取り組みについてお話を伺いました。
商店街宅配事業については、平成21年度に実施した区政に関する世論調査で、約4割の区民が「宅配サービスがあれば商店街で買い物がしやすくなる」と回答したことを受け、商店街の活性化と高齢者や子育て世代の利便性の向上を図るために実施に至ったとのことでした。
商店街に委託して行っているこの事業は、今年の6月から2商店街で7月から1商店街のあわせて3つの商店街(うち1か所は隣接の5商店街が商店会を結成して実施)で事業がスタートし、実施する曜日や時間帯は、各商店街が独自性を発揮できるようにそれぞれで設定しているとのことでした。
実施からまだ2~3か月のため、利用実績はそれほど多くはないようですが、国の緊急雇用創出事業を活用し、新規に雇用された2名のスタッフ(1商店街)が各商店街での買い物を1回100円~300円の料金(商店街で異なる)で半径約1~1,2㎞の範囲まで宅配をしているそうです。
品川区では、似ている取り組みとして先日視察し話を伺った中延商店街内でNPOが実施している「街のコンシェルジェ」事業が先駆的な取り組みとして成果を上げております。(宅配だけでなく掃除や電球の取り換えなども実施している)
また、11の町会・自治会でひとり暮らし高齢者等の見守り事業を実施していますが、少子高齢社会が進む中で、「買物難民」という新たな課題が叫ばれる中、今後の商店街や地域社会のあり方にとって大変に参考となる取り組みではないかと感じました。
8月17日、公明党議員団7名で今年の5月にオープンした新宿区の小規模特別養護老人ホームを併設した、「地域密着型複合施設マザアス新宿」を視察しました。
新宿7丁目に開設したこの複合施設は、新宿区立東戸山中学校の跡地の一部を区から借り受けるかたちで有効活用したもので、小規模特養(定員29名)他、認知症のグループホームやショートステイ、小規模多機能型居宅介護を併設した地域密着型の施設です。
視察に先立ち新宿区役所にて、担当課長からお話を伺いました。
新宿区では、現在、特別養護老人ホームの待機者が1,200名を超えており、解消に向けた新たな施設の整備が求められていた中で、旧東戸山中学校の一部を活用した複合施設の整備が図られたとのことでした。
品川区でも同様に、学校跡地や施設を活用したケアつき高齢者住宅や特養ホームの整備が進められていますが、新宿区のような小規模特養ホームの整備はありません。
品川区議会公明党は、本会議や委員会等で、いち早く、千代田区や新宿区の例を引き、小規模特養ホームの整備を提案しております。
今回の視察を今後の特別養護老人ホームなどの高齢者施設の整備に生かせるよう、全力で取り組んでいく決意です。
8月6日、区議会公明党の6名で「富山型デイサービス」を実施しているデイサービスセンター「おらとこ」と小規模多機能ホーム「おらとこ東」を視察しました。
「富山型デイサービス」とは、赤ちゃんからお年寄りまで、障害の有無にかかわらず、誰もが一緒に身近な地域でデイサービスが受けられる新しい形の福祉サービスで、平成5年に富山でスタートしたことから「富山型」といわれています。
当日は、理事長ご夫妻にお話を伺いました。「おらとこ」は、商店街に面し、空き家を改築した地域密着の施設ですが、施設というよりは、慣れ親しんだ我が家に帰って来たような落ち着いた雰囲気の中で、「自分の居場所」を見つけたように、生き生きとした利用者の表情がとても印象的でした。
また、理事長ご夫婦の案内で、「富山型」の先駆けとして知られる「このゆびとーまれ」と「にぎやか」の両施設でも話を伺うことが出来、有意義な視察となりました。
品川区議会公明党は、これまで本会議で「富山型デイサービス」や愛知県の「ゴジカラ村」の例を引き、新しい介護のあり方などについて提案してきましたが、今回の視察を通して、一日も早い施策の実現に向けた取り組みに、決意を新たにしました。