- 調査項目:紙おむつリサイクルの取り組みについて
- 調査日時:令和元年11月15日(金) 9時00分~10時30分
調査先:北見市 社会福祉法人 有愛会 (北見市東三輪2丁目53-7)施設近く 紙おむつリサイクル工場にて
対応者:社会福祉法人 有愛会 春山氏
【調査概要】
北見市の社会福祉法人有愛会では、約2年前から紙おむつのリサイクルの取り組みを開始。理事長は当初、北見市の他の福祉施設からも紙おむつの回収を計画していたが、市との折り合いがつかなかったようで断念。有愛会内の7事業所から、月曜と木曜の週2回、木曜は約200キロ、月曜は、それよりも多い量の使用済み紙おむつを、施設から車で5分程度の場所にある工場へ運び、リサイクルの取り組みを行っている。写真は、工場内に入ってすぐに広がる光景。約1年分の、まだペレットへの変換リサイクルを行う前段階のものが大量に積み置かれている。
軽トラックにて工場に運ばれたオムツは、小さめのブルドーサー(写真)にて、リサイクル機械①オムツを180度の高温にて乾かしたような状態にする機械へ入れられます。入れられてからは、約18時間半放置した状態にて最初の①の機械での処理は終わります。終わった状態のものが、最初の写真のごみ袋に入ったものになります。
次の写真が機械①のパネルとなります。
管理自体は簡易的で、有愛会においても今後障がい者雇用へつなげていく予定があるとのこと。
パネル自体明るく見やすく、使いやすい印象。
これが機械①。
2017年1月の製造となっている。
左に、階段があるが、傾斜は急であり上り下りには注意が必要。
シンプルな形で、階段を上って右側に、オムツを投入する入り口がある。そこまではブルドーサーで運べるがオムツの袋はこぼれるので、人力が必要。一袋10キロあるのでかなり肉体労働となる。
これがオムツ袋を投入する入り口。中に落ちてしまうのは非常に危険。
中に羽根があり、内部をかきまわすことができる。600キロまで対応することができる。
機械①の裏の写真。最大180度の高温での処理であるが、外への匂い含めた害は現在報告されていないとのこと。
工場内においてもひどい臭気はなく、夏場も著しくひどい状態はないと。気にしない方であれば、特に問題ないと。
工場が施設から離れた場所にあるのは、近隣から音の苦情があって移設したとのことだが、地域の1名の方からの苦情であり、実際そこまでの音の状況ではないようである。
続いて、ペレットへ変化される機械②である。この機械は最近まで故障をしていて、ようやく再稼働することとなった。原因は単純な部品の不備で今後は改善されると。
問題として、北見市において、ペレットの販売先が定まっていないことがある。ここで作られるペレットは、木質のペレットに比べて、プラスチック保有率が高いので燃えやすいのだが、やはり市場としては木質ペレットの方が使いやすく、需要があり、現在苦戦していると。逆に考えれば、ペレットの出口が決まれば、すべて予定通りとなることとなる。
写真が完成したペレットである。
ペレットの出口が決まれば、ペレットを袋に積めたり、運んだりすることにおいて、障がい者の方の仕事が増えるということ。
やはり出口が早急に決まることへの期待が大きい。
【質疑応答】
質 :全体を通してこの事業における問題点、課題をあらためて伺う。
答 :とにかくペレットの出口である。おむつリサイクルは環境に良い取り組みであるし、やはり北見市でも水分を含んだおむつを炉で燃やすという部分に、炉の負担が大きいのではという声もある。循環のシステムがしっかりすれば、更に障がい者の就労含めて未来は更に明るい。
質 :現在それほど匂いはしないが、実際夏場は工場内はどのくらいの温度となり、その時の匂いはどうか?
答 :工場内は40度近くなり非常に暑いが、匂いはそれほどひどくはないと言える。
質 :北見市が推進しているわけではなく、有愛会としてこの機械を取り入れた経緯も伺いたい。
答 :本日は理事長が直接話ができないが、やはり今の時代環境について考え取り組むことに魅力は大きいと考えて実施した。理想をいえば、600キロまで1回で対応できるので、毎日稼働すれば、7日間で4200キロ対応できるのであるが、それは市との話では叶わなかった。
質 :この工場で障がい者雇用をすればそのくらいの人数の雇用が可能となると想定できるか?
答 :ペレットの部分の出口がはっきりすれば、3人は最低可能である。あとは、毎日稼働となれば、その3倍、量も1日600キロとなれば更に増えると思われる。
質 :機械の耐久性はどうか?心配はあるか?
答 :2年間で機械①に関しては、全く問題はない。今後も不安はあまりない。機械②が壊れた際は、札幌の会社が早急に部品交換の対応をしてくれた。
【所感】
現在、世界ではSDGsの考えからも、環境を考える取り組みが盛んに行われており、ごみ問題に関しては、先進ヨーロッパ諸国ではまず燃やさない、取り組みが主流となっている。紙おむつリサイクルについては、日本でも各地で取り組まれており、その費用対効果の問題も重要であるが、やはり環境を考える取り組みの重要さが最前線に来ることが多くなっているとも言える。
北見市の有愛会様の取り組みとしては、本当にペレットの出口がはっきりすれば、更なる障がい者の仕事の面の拡充にもつながり、環境に良く、循環型で、「紙おむつ」という一見忌み嫌われるものを価値あるものに変えるということで、非常に素晴らしい取り組みと言える。機械の値段等は今回は聞けなかったが、今後確認する。おそらく高くて1億円程度かと。
北見市として、行政が最大限にバックアップ等できないのには理由はあるようだ。そこにはもちろん他のごみ処理業者との兼ね合い、お金の問題もあると思われるが、おそらく先々にはおむつリサイクルのニーズは増してくるのでは?と感じた。今後帯広市においても、環境問題の考え方一つ、また、実際におむつリサイクルを始めるとすれば、炉の耐久の考え方であったり、費用対効果であったり、リサイクルをするとなればリサイクル製品の出口の問題であったり、様々あると思われるが、未来のために、大切な帯広の豊かな自然、環境をないがしろにするわけにはいかず、様々今回の視察内容を参考として取り組んでいきたい。
成年後見制度の内容がエキスパート向けの研修に参加させていただくことができました。
成年後見制度(せいねんこうけんせいど)とは、広義には日本における意思決定支援法制をいいます。つまり、人(自然人)の意思能力が低い状態がある程度の期間続いている場合に、本人の判断を他の者が補うことによって、本人を法律的に支援するための制度をいいます。
元々は、介護保険制度との両輪で考えられた制度ですが、利用されているパーセントをそれぞれ比較して見れば、圧倒的に介護保険制度の方が高く、両輪と言える状況ではありません。
しかし、それは、そもそも日本人が家族・親類を自分たちで看るという考え方であったからだとも言われており、やはり両輪であるべき両者であり、逆にこれから、(省略しますが)数年前から言われる超高齢化社会の中、一人の成人者が一人の高齢者を支えなくてはならない時代が必ず来ますし、家族であっても親の面倒をみれない、みたくない、というような状況も増えるのかと思われます。なれば、益々成年後見制度はニーズは否応なしに増していきます。
そこで、こういった流れの中、経済面、精神面、業務の負担について、etc様々な課題がある中、成年後見制度が現場中心の制度として帯広市においても進化していけますよう、私も社会福祉士の一員として取り組んで参ります。
狛江市において、最初は鼻で笑われたという『笑育』の取り組み。
目的は、笑いを学ぶことではなく、そのプロセスにおいて、様々な力を学びつけていくことにある。
1、プレゼンテーション力
2、発想力・想像力
3、編集力・構成力
4、3までの力を利用して、正解のない問いに対して、自分なりの解決力を見出だす力
上記に更にプラスして、
笑いを表出する過程で、自己肯定感を高め、関わりの気持ちを育むことができる。
取り組まれてからまだ日は浅いものの、生徒の達成感、表情などから、効果が見られていると言える。
芸人が生徒に関わり、漫才を教える。漫才作りを行う。漫才を練習する。中傷したりする内容は、もちろん禁止。道徳教育の要素もある。
なぜ、漫才?という声もあったが、思っていたより、生徒の食いつきは良い。おもしろいから、という評価ではなく、様々な角度から生徒は激励を受ける。費用は約160万円。狛江市の、何か特色のある教育を、という熱意が感じられるものでした。新学習指導要領との兼ね合い、カリキュラム的な問題、プログラミング教育とのバランス、なども問題は特にないとのことでした。
不登校支援モデル事業については、ポイントになる資料を添付します。
内容については再度調べ学習いたします














