Archive for 2012年 3月
本日は予算委員会の5日目。都市整備領域の質問の席にたちました。
質問は1.自転車対策
2.マンションの耐震化
3.マンション交流会
4.小田急上部利用
以下、質問概要を掲載いたします。
24年度 予算委員会質問(都市整備)原稿 高久 則男
【1】自転車対策について
質問1.今般、世田谷区においては、自転車利用のルール、マナーなどを宣言した、区内共通の行動規範となる「世田谷区民自転車利用憲章」を策定し、4月早々に憲章を発表する予定とのことで、注目されるところであります。
ここでお聞きいたします。この憲章の周知アピールをどのようにしていきますか。また、具体的にこの憲章をどう区民に認識させよますか。
自転車は私たちにとって、身近な乗り物として、日常の生活に根付いております。通勤や通学、買い物など、近場の移動には最適な乗り物であります。特に昨年の3.11以降、通勤に自転車を利用する人が増えております。
全国の自転車保有台数は6900万台あり、自動車保有台数の7800万台に匹敵する台数でありますが、自転車の安全な走行空間は中々確保されてはおりません
警視庁の対策の中で、自転車専用空間の確保を従来の車線を削ってでも、自転車専用レーンを設置すると打ち出しておりますが、警察主導で解決できる問題では到底なく、行政、民間をまきこんでの取り組みが不可欠であります。
昨年11月の会派の代表質問で私は、自転車が安心して走れる環境整備について質問しました。区としては、自転車専用通行帯やブルーゾーンの設置による空間の確保だけでなく、道路排水施設のスリム化や勾配緩和による車道左側の走行円滑化など、さまざまな手法をもちいて整備してまいりますとのことでありました。さらなる推進をお願いするところであります。
さて、私は、池尻大橋で朝、街頭演説する際に、246号線で危険な自転車走行を目のあたりにしております。片側3車線ある道路の真ん中を堂々と自転車が走行、渋滞している間を自転車がどんどん通過していく状況はいつ、交通事故が起きてもおかしくないありさまであり、ルールマナーの徹底という問題は当然ありますが、一刻もこの危険な状況を抜本的に解決しなければならないと思っております。
質問2.例えば、国道などでバス専用レーンがあります。そのレーンに合わせて自転車も専用レーンで走れるレーンとして、試験的に実施出来ないものかと思います。国道、都道などの自転車走行環境の整備を国、都、区でしっかりと連携してすすめていくべきと思いますが、区としての見解をお聞きいたします。
先の話になりますが、京王線の連立交差事業での高架下の活用に自転車レーンをいれるとか、また、首都高などもこれから、老朽化による改築工事をしなければいけない更新時期に来ているわけですから、更新時期に合わせて、首都高の高架下に自転車専用レーンを設置するとか、将来的に検討していけないかと思います。コストと時間のかかることであり、また、区単独でできえる話ではありませんが、長期的ビジョンで考えないと自転車走行環境の整備はできないものと思います。
次に、自転車保険についておききいたします。
自転車の対人事故での賠償が高額化するなか、事故に備えた保険が広まり始めております。世田谷区では、保険の必要性については、区のホームページや交通安全教室等実施の際に、案内をしてきており、さらに自転車利用ルールと合わせ、「区のお知らせ」など様々な場面で活用し、周知を努めていくとのことでありますが
質問3.自転車購入時に自動的に保険に加入出来る仕組みを検討すべきと思います。また、継続的に保険を更新出来る仕組み作りをもすべきであると考えております。
この保険加入については民間事業者が行うことではありますが、京都市では、条例で自転車販売業者に対して被害者に支払う自転車損害保険の加入促進が努力義務として課す条例をつくりました。京都市の条例のように、保険加入促進させる仕組み作りについて区として検討できないかとおもいますが、見解をお聞かせください。
【2】マンションの耐震化について
次にマンションの耐震改修について、お聞きいたします。
世田谷区耐震改修促進計画では重点的に取り組む耐震化として、被害の影響の大きい分譲マンションを新たに位置づけし、耐震化を促進するとしております。
特に、分譲マンションは一棟に多くの人々が暮らしており、震災の影響は大きく、更に再建には一般住宅に比べ多くの困難が伴います。
そのため、現在行政は耐震診断前のアドバイザー派遣など初期段階の耐震化の支援により、管理組合等に耐震化の必要性の認識を高めることに注力したり、また、耐震改修に至るまでに管理組合の何段階かの合意形成を継続して支援する措置を検討するとしております。
質問1.そこで最初に質問いたします。現在世田谷区には、約8万戸のマンションがあるときいております。その中で耐震診断が必要な昭和56年以前の旧耐震マンションはどのくらいありますか。
また、現在、そのうちどのくらいのマンションが耐震診断実施済か、教えてください。
そうするとまだ、約500棟ぐらいのマンションが耐震診断未実施という計算になるわけです
平成23年3月に東京都における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例及び同条例施行規則が交付になり、緊急輸送道路の指定、それから、耐震化状況報告義務、耐震診断実施義務、耐震改修等実施努力義務などが制定されました。これは、24年4月1日より耐震診断の実施義務化開始になります。
対象物件のマンションの耐震診断はかなりのスピードで進むと思われます。
質問2.この緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例を受けて、24年度の耐震診断の目標設定および、どのように実施するご予定かお聞かせ願います。
世田谷区では分譲マンション耐震改修アドバイザー派遣制度を拡充し、耐震診断や改修にかかわる相談機能を強化するとしております。
質問3.アドバイザー派遣の状況、成果はいかがか
質問4.昭和46年以前に着工したマンションを重点化の対象として管理組合に働きかけていくとのことであるがだれがどうするのか
【3】世田谷区マンション交流会
3月4日、三建茶屋で世田谷区マンション交流会設立総会に参加してきました。当日はマンション管理組合連絡協議会設立準備会での討議の状況、新役員、設立規約等討議されました。当日は90人の会員及び賛助会員が集い盛大な総会でありました。
今後の交流会の活動内容としては、マンションに関する講演会、セミナー、管理組合、居住者の情報交換。マンション管理会社や大規模修繕工事、法令改正などの情報提供等を行うとしております。
また、今後、世田谷区は側面支援をしていくとのことでありました。
質問1.マンション交流会の設立意義、目的についてお聞きいたします。
質問2.今回のマンション交流会は、いろいろな活動をするとのことでありますが、私は、この交流会は、今後のマンションの耐震診断改修をしていく上で重要な会になると期待するところであります。今後の耐震診断改修を進める上での当会の位置づけはいかがでしょうか
賛助会員などを活用し、いろいろな角度からマンション耐震改修にも取り組むべきと思います。
【4】小田急線上部利用
最初に小田急線上部利用についてお聞きいたします。
昨年度は、3.11の大震災を受けて、防災と環境に配慮した上部利用の在り方が検討されたところであります。
いよいよ、これから、追加修正された上部利用計画の区案が公表されてくる時期が近づいております。
私も今までの議会質問の中で「緑の確保」「駐輪場の整備」「防災施設の整備」等を提案させていただきました。
保坂区長は先日の第1回世田谷区議会区長召集挨拶の中で、下北沢の街づくりに関して、小田急線の代々木上原駅から梅ヶ丘駅間の連続立体交差及び複々線化事業による地下化に伴って生まれる鉄道跡地=上部利用を利用して、区としては「緑と防災」を基軸として下北沢を中心とした「文化と賑い」がひとつにつながる再利用をめざしています。とのことであります。
質問1.「緑」と「防災」の観点が基軸になることは当然でありますが、マンホールトイレ、防火水槽、防災倉庫、スタンドパイプ等の設置で区が防災上必須と考える施設は何でしょうか
質問2.上部利用の公租公課以外の賃貸料について区の考え方はいかがか
質問3.上部買い取り(購入)についての区の考え方はいかがか
公共施設整備方針のもと、新たな施設は原則つくらないとのことであるが、民間主体の図書館ターミナルとか保育施設の設置について検討することもどうかと思います。
本日は予算委員会の4日目の福祉保健領域の質問日。公明党より津上委員、岡本委員の後、3番手で質問の席につきました。質問は
1.ふじみ荘と世田谷区立健康増進・交流施設について
2.保育園整備について①家庭的保育事業について②保育施設再整備方針について
3.思春期精神保健について
以下、予算委員会での質問概要を掲載いたします。
【1】ふじみ荘と世田谷区立健康増進・交流施設について
ふじみ荘は高齢者の方々が心身の健康増進を図り、元気でリフレッシュしていただける施設です。先日ふじみ荘に視察にいってきましたが、お風呂、カラオケ、ダンス、飲食、宿泊、囲碁、将棋もできます。かなり年齢層は高い感じでしたが、年間利用者が61291人で一日平均188人の利用者とききました。
わが党では以前より、ふじみ荘の老朽化の問題を含め、東部地区につくってほしいとの多くの要望を受けて、第二ふじみ荘の提案をずっとさせていただきました。
22年2月に都営池尻2丁目アパート跡地の有効活用の報告がだされ、仮称高齢者等休養施設が報告されました。
その後、22年の7月の福祉保健常任委員会でこの池尻高齢者休養施設について区は、次のようにコメントしております。
「これは、いわゆる第二ふじみ荘ということで、10年来議会の中でご提案がございました。それで今、これも先生ご存知のように、用賀の方にあるんですが、一方、環七前後の、つまりもう1か所というご提案の中で、区としては丁度この場所で、その中で実現しようということを、言うならば区の意思として決定させていただいて、ただ第二ふじみ荘という名称もあれなものですから。ここでは健康増進・活動施設ということにさせていただいております。」
質問1、このような議会答弁からも、池尻の健康増進・交流施設の位置づけは、第二ふじみ荘の位置づけであると思いますが、区としてのこの施設の位置づけに対する見解をお聞かせ願います。
この一連の話から第二ふじみ荘というものは、当然、お風呂があることで考えておりました。この間の委員会では、今までも多くの方から第二ふじみ荘の要望、署名がきていたとのお話がありました。この方々はお風呂を含めての区民要望であると思います。
また、お風呂はあるのかとの質問が当時の委員会ででまして、その件については、「近隣に公衆浴場がございますので、この健康増進・活動施設にはお風呂は予定しておりません。」とのことでした。
隣に公衆浴場があることで、この施設にはお風呂は作れないことも理解しておりました。
ただし、隣の公衆浴場があるなら、当然、その施設も有効利用して、第二ふじみ荘的なものをつくるのかと思っておりました。
私は、いつ議会で、この公衆浴場の連携の報告が来るのかなと、ずっと期待して待っておりましたが、一向に報告が無く今まで来たところであります。
質問2.第二ふじみ荘の位置づけと考えるのであれば、現在の隣地の公衆浴場を指定管理者の委託の中で利用を考えるべきとおもいます。見解をお聞きいたします。
まだ、来年4月まで1年あります。新しい発想、新しい考えで、取り組んでいただきたいと思います。
質問3.どのくらいの来館者を見込んでいるのですか。先日の委員会では年間利用者が全ての施設で年間約25万人としておりましたが、交流施設、娯楽室、運動室等、そのおのおのでの来場者はどのくらいと考えておりますか
現在のふじみ荘と比較しても今度の施設は圧倒的に来館者が多い見込みですが、この人たちの移動手段についてですが、
質問4.現地までのバスをふじみ荘のバスを使って利用できませんか。
【2】保育園整備について
世田谷区では保育サービス待機児解消に向けて24年度に約700名の整備をしたところであります。24年度4月に係わる認可保育園入園申し込み者数は前年比で0.5パーセント増加の4429名となっておりまして、急増した保育需要は高止まり傾向にあります。
私も1次選考、2次選考に漏れた方々より相談を受けましたが、保育室、認証保育園、保育ママともいずれも満杯で未だに、決まっていない状況であります。
今年の待機児童の最終的な数値はまだ今のところではわからないかと思いますが、昨年度の688名は超える勢いかと思われます。
さて、24年度の整備に向けて、世田谷区においては、こども計画後期計画に定める目標事業量を勘案して、新たな取り組みも加えて整備目標を定めております。
最初に新たな取り組みの中で、グループ保育型があります。これは家庭的保育事業の制度を活用し、複数の保育ママが低年齢児を保育する地域密着型小規模保育を新たに実施する。この制度で15人枠で2か所をオープンする計画とのことです。
質問1.新ママ制度、また、今回のグループ保育型は認可のみとのことでありますが、待機児童解消に向けて、大きく広げるために、認証保育所も参入を認めてもいいのかと思いますが、見解を伺います。
質問2.待機児対策のため、場所の確保が中々難しいのが世田谷区の問題であります。保育ママのグループ保育型の対応について、例えば、空き店舗活用や区営住宅利用など地域の資源を活用した施設整備の手法は考えられないものかと思いますが、いかがですか。
次に、保育施設再整備方針について何点かお聞きいたします。
22年度までに実施した五園の民営化について区は保護者や関係機関や外部の有識者から意見を頂き検証を行ってきました。
先日、保育施設再整備方針の基本的な考え方を示されました。この方針は10か年を見通した区の考え方を整理したものであるが、現在、国で検討されている「こども・子育て新システム」の動向や保育需要の変化なども必要に応じ検討していくとのことである。
質問1.5園の民営化で見えたところでは、人件費削減などの財政負担軽減はどのくらいの規模であったのかお聞かせ願います。
区立認可保育園の運営経費に占める費用負担の割合は平成21年度で運営経費総額102億円に対し、区税の負担分は88億円になるとのことは昨年の行政経営計画特集号にでていた通りであります。
質問2.今後、この保育園再整備計画での人件費軽減、及び、財政負担軽減についての効果についてお聞かせください。
質問3.低年齢児保育をすることとしておりますが、区立保育園では0歳児保育をしていないところを優先していくおつもりでしょうか
公共施設の建て替え、複合化、合築化、先日国から示された国の閉鎖予定官舎の有効利用をすべきと思います。
【3】思春期精神保健について
我が国ではうつ病などの精神疾患の患者数は300万人を超えるといわれております。この精神疾患においては、最初の発症は10代から20代前半に集中しており、早期発見、早期治療が何より大事であり、思春期からの予防が極めて重要であること認知されております。
このことを受け、世田谷区においては思春期精神保健対策連絡会として平成21年よりスタートしました。期間は3年間として①こどものこころの健康問題について、共通理解を図る②関係分野が連携し、普及啓発により思春期精神保健対策の土台をつくる③区内のこどものこころに係る機関や関係者の相互理解を深めるとともに、職員のスキルアップを図ることを目的として、普及啓発講座、事例検討会、こころスペースなどを実施してきたことについては評価されるものであります。
質問1.連絡会での3年間の取り組み成果はどうでしたか。
厚生労働省では、現在、精神科医、看護師、作業療法士、薬剤師などの多職種が在宅の本人の状況に応じ、自宅などを訪問して保健医療サービスを提供する手法、いわゆるアウトリーチによる支援の必要性が論議されております。
質問2.関係機関の連携によるアウトリーチ推進については区として、今後どのように取り組んでいかれますか。
質問3.連絡会は当面、小中学校の児童生徒のこころの問題を中心にしておりましたが、高校生以上の精神保健施策の充実はどうするのか
質問4.協議会は今後、どのようにするおつもりか御聞かせください
先日、若者のこころの支援をしているユースメンタルサポート事業者の理事長にお話を伺う機会がありました。そのお話の中で印象に残ったのは、「地域での若者メンタル支援の必要性、若者に特化した事業を制度化してほしいとのことでした。」
この若者の精神疾患は社会的経済損失は極めて大きいものがあります。この問題については、協議会の中で仕組み作りをお願い致します。
本日、高橋区議会議員とともに、調布市にある「社会福祉法人 巣立ち会」に若者のこころの支援の在り方を視察にいってきました。この巣立ち会は8つの事業を実施しております。障害者のグループホームの運営では4か所実施。また、通所事業所、工房、就労継続支援事業所など運営されております。
その中で私たちが注目しているのは「ユースメンタルサポート COLOR」の活動です。この事業は①精神疾患や不調を訴えている若者にアクセスしやすい相談窓口を設定し、原則、来所によるアセスメント治療を行う。②精神科的専門治療の必要な若者に対しては専門外来を持つ医療機関を紹介し、スムースな治療導入の調整支援を行う。③支援開始後、支援者は家族支援、就学、就労支援を行い、若者の生活上の課題に寄り添い、疾病、障害からの回復を支援するとしております。
目的としては、①地域に幅広い若者メンタル支援サービスを作る。②相談しやすい環境をつくり、早期の相談支援で重症化を防ぐ。③生活支援に重点を置き、社会化する支援を行う。④安定した信頼関係を築くことを目指す。⑤本人と同様、家族の相談も積極的に受け、家族の負担を減らす。アウトリーチサービスも必要に応じて行う。⑥多くの一般市民や教育機関との連携などで、精神保健に関する啓発や理解を深める。
以上のような目的に立ち、事業を行っている同会では、原則無料でおこなっているとのことです。三鷹、調布その他近隣区市に住んでいる10代~20代の方が対象でこころの不調で困っている方は原則受け入れすることであります。
今後、このように若者の精神保健に特化した事業を東京都、世田谷区でどのように制度化すべきか検討していきたいと思います。
