選ぶ時代から選ばれる市役所へ
皆さんコンニチハ。
泉南市議会第1回定例会は、明後日27日(木)が最終本会議となります。
今定例会は、重要案件が多く、各議員の代表質問や一般質問についても様々な問題提議がなされました。
本日は、今定例会でも多くの議員が問題意識を持ち、議論がなされた項目の一つである退職者問題について少々言及致します。
令和6年度泉南市役所における、退職者は39人。
内訳は、定年退職者9人。旧定年退職者3人、早期退職者11人。自己都合退職者15人、死亡退職者1人となります。
昨今、課題となっているのは、自己都合退職者で今年も多くの方々が退職をされていきます。
中でも、浮き彫りになっているのが、他の自治体へ転職される職員が増加しています。
令和4年度では3人。令和5年度も3人。令和6年度に至っては8人となっています。
但し、この傾向は泉南市だけに限ったことではないということです。
中でも、若手の職員が他の自治体へ転職している傾向があり問題を膨らませています。
理由は、様々のようです。
勿論、職業選択は自由ですし、転職されていく職員さんに対して非難するようなことがあってはなりません。
私は、代表質問で申し上げたのですが、以前は、市役所で人材を募集すると沢山採用試験を受ける方がいました。
今でも一定数はいると思いますが、ただ、かつてのように市役所側から人材を選ぶ時代から、選ばれる時代になっていると思われます。
そうならば、職場環境を始め、人事の在り方から職場の風土や人材育成に管理職の底上げ等々、働き方改革を含めて更に環境改善並びに職場改革を行う必要があります。
貝塚市や和泉市などは庁舎を建て替えました。
泉南市の庁舎は建設60年が経過しようとしています。
庁舎一つを見ても、魅力に欠けると言われても仕方ないでしょう。
しかし、そんなことを今更、嘆いたとしても無駄なことです。
では、どうすることが必要なのか?
第一に大切にすべきことは、少なくとも「人を大切にする!」ことでしょう。
その上に立って、様々な改革をしていかなければならないと思います。
数年かけて育てた人材は、他の自治体においても、一から育てるのではなく経験があることで魅力的な人材であり即戦力となります。
泉南市も逆に、ここで働きたいと思って頂ける職場に、行政へと磨きをかけていかねばなりません。(*^-^*)