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26, 2004 01:20
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会派で京都市の「芸術文化振興計画」、「京都芸術センター」の概要説明と現地視察、2日目の金沢市では「介護サービス評価事業」と「金沢駅北土地区画整理事業」、3日目は文化財指定庭園特別名勝「兼六園」、国指定重要文化財「金沢ひがし廓(くるわ) 志摩」を視察しました。

京都市は、日本を代表する文化都市との自覚と使命のもと1996(平成8)年に「京都市芸術文化振興計画」を策定し、優れた芸術文化の継承、発展、創造に向けた総合的な施策推進し、特に「京都芸術センター」の設立や「京都市芸術文化特別奨励制度」の創設など全国でも先駆的な取組をおこなってきました。しかし、振興計画策定から7年が経過し芸術文化を取り巻く環境の変化から振興計画の更なる推進を図るため、新たな時代に対応した具体的施策を掲げた「芸術文化の都づくりプラン」(京都市芸術文化振興計画推進プログラム)を策定しました。
新たな考え方と重点施策のなかで、芸術家・芸術団体のフランチャイズ(活動拠点)化など特色ある地域文化会館づくりというのがあり、これは地域文化会館を無料で半年間貸し出すが、その後無料で市民に発表するというものです。より身近なところで自主的な文化活動が活発に展開されるなあと感じました。概要説明の後「京都芸術センター」を視察しました。明治2年に開校した元明倫小学校(改築昭和6年、平成7年3月まで高倉西小学校として使用)の施設をできるだけ生かした改修をおこない、改修工事費9億8.500万円(工事期間平成11年1月~12月)、敷地面積4.387㎡、床延面積5.209㎡、鉄筋コンクリート造で西館地上2階建(地階1階)、北館地上3階建、南館地上3階建(一部4階建)の建物です。その中に稽古場、アトリエ、制作室、情報コーナー、図書室、ワークショップルームなどがありました。喫茶店もあり、レトロ調で一般の方も利用し大変評判とのことでした。

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金沢市では、介護サービス評価事業を視察しました。サービスの質の向上と利用者によるサービス事業者選択に資する情報の提供を目的とし、事業者自らが行う「自己評価」と利用者が行う「利用者評価」の手法で、おこなっていました。結果の公開方法は、冊子、電子媒体、及びホームページで公開しているとのことでした。通常社会福祉協議会や第三者機関が行っているところを市の事業として位置づけ、先駆的に行い目的達成のために努力している姿勢が感じられました。

次に「金沢駅北土地区画整理事業」について現地視察しました。平成6年3月から平成19年3月までの事業施行期間で、面積11.9ha、総事業費599 億円をかけての事業でした。特に駅東の広場は圧巻で、「伝統の広場」と「歩行者優先型広場」の構想で取組んでおり、歩行者優先という観点では仙台駅のぺテストリアンデッキ方式も考えたそうですが、雪が多く無理とのことで地下に広場をもっていったそうです。シティゲートの柱は堤太鼓の胴の部分をイメージし雨水菅等の配管類を包むようにしてあり、天井は皿のように歪曲し雨水・氷柱を受けるようになっており、地下タンクに溜めトイレ等の水として使用するとのことで、金沢らしさ・合理性・機能性を考えてのつくりになっているとのことでした。

3日目は文化財指定庭園特別名勝「兼六園」、国指定重要文化財「金沢ひがし廓(くるわ) 志摩」を視察しました。兼六園は江戸時代の林泉回遊式庭園で、金沢城に面した傾斜地に五代藩主綱紀(つなのり)が、1676(延宝4)年、別荘「蓮池御亭」(れんちおちん)を建て、その庭を蓮池亭と呼んだのが始まりといわれ、その後1822(文政5)年、十二代藩主齋泰(なりやす)が現在の大庭園を完成させました。そのときに、白河楽翁公(しらかわらくおうこう)により、「宏大(こうだい)、幽遂(ゆうすい)、人力(じんりょく)、蒼古(そうこ)、水泉(すいせん)、眺望(ちょうぼう)」の六勝を兼備することから、兼六園と命名されたとのこです。
志摩は、1820(文政3)年、に建てられたお茶屋の建物で、江戸時代そのままにのこしており、学術的にも貴重な文化遺産として高く評価されているものです。お茶屋は2階が客間で床の間を背にして座るとその正面が必ず控えの間になっており、その控えの間が演舞の場となり、襖が開くと同時にあでやかな舞や、三弦などの遊芸が披露され、遊びといっても、琴、三弦、舞、謡曲、茶の湯から和歌、俳諧におよび客、芸妓ともに巾広く高い教養と技能が要求されていたとのことです。

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嶋中たかし
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仙台市 嶋中貴志