11月15日(金)今年度の秋田県市議会議員研修会が秋田キャッスルホテルにて開催され、講師は秋田県能代市出身の元阪急ブレーブス、山田久志投手でした。「私の野球人生~栄光に近道なし」と題して1時間半を講演。284勝、2058奪三振、3年連続MVP,2006年に野球殿堂入りした輝かしい実績の持ち主である。挫折から始まった能代高校野球部時代の太田監督、社会人野球でお世話になった新日鉄釜石の中谷監督、そしてプロ野球に入り、7連敗した時の西本幸雄監督とのエピソードや日本シリーズでの、長島・王選手との対戦秘話など楽しく、ユーモアを交えて話してくれました。今年の東北楽天が示してくれたように、野球の底力、スポーツの力はすごいとも語った。私の野球人生は「出会いに恵まれた人生だった」と述べられました。「恩師である、その時々の監督さんや選手達、長島さんや王さんのようなライバルにも恵まれた。たくさんの人との出会いがあったから今がある」と語り、今でも、3ヶ月に1回、三陸海岸の被災地へ少年野球教室に出かけているとの事でした。いろんな面で参考になる講演でした。
11月10日(日)氷雨が降りしきる寒い天候でしたが、防災フォーラム2013を開催し出席。始めに市のバスにて、53年前の田沢湖水害の碑の前で、当時の説明を聞いた後、8月9日の先達供養物地区での土砂災害の概要、危険箇所、復旧状況、工事の進捗状況、安全対策等について加古危機管理監から説明を受け、現地視察を行い田沢交流センターにてフォーラムを行なった。「自助・共助・公助」これからの防災を考えると題して、丸井先生を中心に活発に意見交換を行なった。岩手大学の井良沢教授は、「住民と共に歩む土砂災害対策を目指して」とスライドで説明。土砂災害回避のために、住民と共に自然豊かな渓流空間を整備し、土砂災害防止教育の推進を訴えた。田沢湖水害体験者の難波秀男さんは「避難途中で荷物を取りにUターンして流された人がいた。避難訓練していれば助かったかも・・・」と貴重な体験を語ってくれた。阪神・淡路大震災では助かった人の60%は近所の人に助けられている。隣近所や地域のつながりの大切さが大事である事を改めて感じました。市として、地域防災計画をわかりやすく改訂しようとしている。自主防災組織を各町内に作ることを推進している事、ハード・ソフト+ハート(心)の面が大切と訴えていました。最後に社会基盤の確立に向けてー信頼と参画と市民の三つを大切にしながら、8月を防災の月とする活動をしたらどうか。との提案に賛同し閉会した。
11月7日~9日に仙北市議会と議会事務局で行政視察に行ってきました。広島平和公園・原爆ドーム・平和祈念資料館では、原爆の悲惨さ、世界平和と核兵器廃絶運動のあり方、被爆以来平和運動を世界に発信している”ヒロシマの心”に少しでも近づきたいとの思いでした。江田島の海上自衛隊第1術科学校では、毎年、1000人の学生が日本の防衛を学び、訓練を行なっている施設と旧海軍兵学校の資料館を視察。神風特攻隊や回天特攻隊の決死の覚悟で書いた遺書を読みながら、国の防衛、外交、教育のあり方、命を守る政治と平和の大切さを思い、二度と未来ある若者に悲惨な戦争で命をなくす事のない社会を築いていかなければと考えて来ました。倉敷市美観地区(伝建群保存地区・商家町)は、町並み保存条例があり、住民と一緒になって維持管理を行ない観光にも力を入れておりました。大原美術館には、国宝や世界美術の粋(受胎告知100億円等)が集められており、目を見はるものがありました。
11月1日(金)種苗交換会行事で、秋田県・JAグループ6次産業化応援セミナーに参加。農林水産省東北農政局長佐々木康雄氏、こと京都㈱代表取締役山田敏之氏の講演。事例報告として、秋田ニューバイオファーム鈴木氏、㈱クボタ高橋戦略企画部営業担当部長からの話の後、意見交換がなされた。特に、こと京都の山田社長は、「人として人・自然に感謝し、心豊かに社会貢献します。」の経営理念の基、食の大切さと地域に喜ばれる企業を目指して、年商4百万の”九条ねぎ”から出発して6次産業化を進め、18年間で年商7億円以上を見込める企業へと成長させた講演には、驚愕させられました。県内の事例報告も大変参考となるものであり、まさに「攻めの農業」の事例を見せていただきました。