児童相談所の体制強化に向けて
札幌市議会では44日間にわたる令和6年第1回定例市議会が閉会いたしました。新年度予算を含む諸議案が可決成立、様々な施策がスタートしていきます。この度の予算特別委員会で質疑した報告の続きをあと2回に分けてさせていただきます。後半戦は委員長を務める文教委員会が所管する部局の審議でした。まず子ども未来局所管の審議では、児童相談所の体制強化について質問に立ちました。
これは我が会派が繰り返し取り上げ推進してきたテーマでもあります。今回の質疑では、令和7年度にいよいよ開設予定となる第2児童相談所について前段階で万全の体制を敷く必要があるということを主張しました。また、過去の虐待通告経路の約5~6割が警察であることから事案の重篤化を防ぐためにもさらなる密接な連携を求めました。
札幌市児童相談所長からは、新たに部長職の配置や相談判定課を増課して第2児相が所管する地域の業務を担わせることでR7年度の開設に向けた準備を着実に進めることや、警察との連携強化に向けて警察官の職位を警部に引き上げて新たに課長職として受け入れるとともに本市からは新たに課長職を北海道警察に派遣してより高いレベルでの連携強化を図り緊急対応部門を強化する、旨の新たな方針を示していただきました。
質問の最後に、本市の児童相談所は全国で2番目に大規模ないわゆる「マンモス児相」であることから、令和7年度第二児童相談所の開設に向けて万全の準備を進めるとともに、より地域に密着して児童・家庭の相談等にきめ細やかに対応するためには、我が会派としては新年度予算要望でも求めたように、第3以降の児童相談所の整備が必要であると考えていると主張。協議・検討を進めていただくよう強く要望させていただきました。
この度の答弁で示していただいた内容は次のとおりです。引き続き、札幌市と連携してしっかりと取り組んでまいります。
⭐︎来年度から虐待相談を含む多様な市民対応にあたる相談判定課を現在の計2課から3課体制とし、新たに課長職を配置することで、増員している職員の人材育成やマネジメントを強化する。
⭐︎新設する相談判定三課は、令和7年度の第二児童相談所の開設を見据えて、第二児相の所管する白石、厚別、豊平、清田区の4区を担当することで、切れ目のない支援と円滑な業務開始につなげてまいりたい。
⭐︎また、第二児相の開設準備を本格化するため、新たに部長職を配置して施設整備を担当するとともに、第二児相が所管する4区の所長業務を一部担うことで、組織体制の強化を図り、着実に準備を進めてまいる。
⭐︎児童の早急な安全確保を要する虐待通告に対しては、警察と連携した初期対応が重要であり、これまでも現役警察官の派遣を受け入れるなど、緊急対応部門の体制強化に取り組んできたところ。
⭐︎より高度な組織的判断が可能となるよう、警察官の職位を警部に引き上げて市の課長職として受け入れる一方、札幌市からも新たに、警察との調整の要となる課長職を、北海道警察本部の生活安全担当部門に派遣する。
⭐︎市から派遣する課長職が道警本部に常勤することで、警察への通報事案について福祉的な視点に基づくリスクの見立てが即座に実施でき、更に児童相談所に派遣された課長は、共有された事案の情報を元に、警察の知見を生かして職員に的確な指示を出すなど、よりスピード感のある初期対応に結び付けていく。
⭐︎また、道警本部には全道の虐待関連の情報が集約されており、市課長職が札幌市内の事案に留まらない助言や指導も担うこととなり、道内全域にわたる緊急対応のレベルアップが期待される。
⭐︎この相互派遣を軌道に乗せ、児童相談所と警察との連携をより深めていくことで、虐待から子どもたちの命を守る体制を、これまで以上に強化してまいりたい。
(参考情報について)
⭐︎令和6年3月11日付けで相互派遣の協定書を締結済
⭐︎札幌市職員の派遣先は、「北海道警察本部生活安全部人身安全対策課調査官(児童虐待対策)」
⭐︎道警職員の配属先は、「子ども未来局児童相談所地域連携課調査担当課長」
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