絵本のセカンドブック事業について
私は幼児教育に携わっていた頃から今でも大切にしている絵本が沢山あります。絵本は子どもの想像力を豊かにし心を育み、そして絵本の読み聞かせは親子や家族、友達との大切な触れ合いの場です。先日の予算特別委員会で「絵本のセカンドブック事業について」質問させて頂きました。
札幌市は10カ月の乳幼児健診に合わせて参加した親子を対象に絵本をプレゼントするという人生で初めて出会う「絵本のファーストブック事業」という意義のある取り組みを行っています。
特に3歳ごろは、人生の中で最も絵本を楽しむことができる読み聞かせ黄金期と言われており、親子のきずなを深める機会になることは勿論、子どもの想像力を豊かにし、文字や数に親しみ、心を育む絵本の読み聞かせは、将来的に読書習慣に繋がるものでもあり、3歳児健診などの際に、再度、絵本のプレゼントを行う「セカンドブック事業」が有効である、とこれまで会派で実施を求めてきました。
札幌市は絵本図書館をはじめ、この春リニューアルした各区の子育てインフォメーションなどで一部絵本の貸し出しができるなど、親子の読み聞かせの機会を作れるよう絵本に親しめる環境を大切にしています。
しかし、セカンドブック事業の意義はさらに大きなものがあると考えています。それは、全ての親子が図書館などに出向いて行って、利用できるわけではないこと、絵本を図書館で読んだり、借りてきて読むのとは違って、大切な1冊を手元に置くことで親しみをもって大切にしたり繰り返し読むことができること、そして、何よりも、親や家庭の事情で購入できず絵本に触れる機会が少ない子どもも含めて、一人ももれなく全ての子どもが絵本に親しめる環境を保証するものです。
また、親の子育て支援という視点から見ても大きな意義があります。3歳児というのは、自己主張が強くなったり、集団行動がスタートする時期でもあり、親の中には、この頃に子育てがうまくゆかず自信をなくしたり、不安を持つ方が増える時期でもあるということを幼稚園教諭時代に見て参りました。
こうした時期に、親子で1冊の絵本を今度は子どもと一緒に選び、家庭で読み聞かせをして子どもとの楽しい時間を共有したり、子育ての楽しさを感じるきっかけにもなる絵本のセカンドブック事業の役割は大きいと思います。
札幌市からは大変意義深い事業だと認識しており引き続き検討したいとの答弁でしたが、実現するまで時間がかかっても力を尽くしていきたいと決意しています。
心が通じ会う大切な手話。
『札幌聴覚障害者協会清田区支部設立20周年記念式典』にお招き頂きました。高橋支部長、菅原札幌手話サークル連絡協議会会長、山田札幌手話通訳問題研究会運営委員長さん方に教えて頂いたこのポーズは指で『I LOVE YOU』を表しているそうです。
母が聾学校教諭をしており片言ではありますが手話でご挨拶をさせて頂きました。札幌市でも手話言語条例等が施行されたことを踏まえ具体的な取組をすべきと先日議会質問した内容をお伝えしたところ、皆さんからまた新たに色々なお話を聞かせて頂くことができました。
大阪から記念公演・講演に来て下さったパントマイムのお二人からもお誘い頂き友好記念の1枚も。言葉と心が通じる大切な言語である手話。これからもバリアフリーのまちづくりに更に力を尽くして参ります。
日高町議会選挙応援へ。〖追記ご報告あり〗
悲願の清田警察署設置に向けて
昨日の予算特別委員会にて質問した『防犯カメラの町内会設置助成について』北海道新聞に掲載して頂きました。昨日はこの質問に続いて『清田警察署設置に向けた取り組みについて』も取り上げました。
市内10区で清田区にだけ警察署が無く、清田警察署設置は区民の長年の悲願でもあります。昨年の代表質問で私は『市長を先頭に道や道警に強く働きかけるべき』と求めましたが、このことを受けてその後に開催された道市懇談会でこれまで一時休止していた清田警察署設置についての議題が再びテーブルにのり、高橋知事と秋元市長が話し合われたと伺いました。
本来、警察署設置についての所管は北海道と北海道警察であること、進まない理由に限られた財源や人員配置により新たな警察署設置が難しいということも承知していますが、代表質問後も設置実現に向けて何かできることはないかと悩んで参りました。
全国の様々な事例を研究する中で東京都町田市にある日本最大級の大型交番である忠生(ただお)地区交番の存在を知り調査のために現地を訪問。警視庁の幹部や署長さんなどから設置に至った経緯や効果について詳しく伺ってきました。
車庫証明や免許証記載事項の変更など一部の行政手続きも行え、機動警ら隊の立寄所、地域住民との会議や安全講習等も行えるスペースも確保される等、地域の安全を守るこの大型交番は小規模警察署ともいえる機能を持っておりました。
住民の方達、議会、警視庁などが議論を重ね全国に類のないこの大型交番が設置され、その役割や取り組みが高く評価されたことで新しい警察署の建設機運が高まり、後に警察署が新設されたとのことでした。
昨日の質問では、私はこれらのことを語る中で清田警察署設置に向けた歩みの中で、今できることはないか、大型交番や現在所管の豊平警察署分署なども含めて本市が説得力のある提案をもとにした要望活動を行うべきであり、札幌市の熱意で警察署設置が実現したと区民から語られるような取り組みをと、求めました。
『清田区には警察署が必要である。頂いた提案を参考に研究していきたい。これからも竹内議員と共に、区民の皆さんと共に設置に向けてより積極的に活動を進めていきたい。』との高橋区長からの答弁がありました。区長は区結成20周年の節目の大切な時期に区民の思いを受けて熱く北海道や道警に必要性を訴えられた方でもあり、昨日の答弁もご自身の言葉で語られている姿が誠実で熱意が伝わって参りました。今後さらに市長を先頭に札幌市が本気で取り組むことを期待します。
私も議員として、そして清田警察署設置促進期成会顧問の一人として、これからも皆さんと一緒に実現目指して汗を流して参ります!
新年度まであと2週間。
新年度まで2週間。予算特別委員会も中盤戦を迎え同時に常任委員会も開かれております。皆さんの大切な税金を何にどう使うのか大切な審議なので私も沢山勉強して質問準備に日夜大汗かきながら頑張っております。
保健福祉局では『特別養護老人ホーム整備計画について』約3600人が待機され不足していること、応募事業者が減少していることを踏まえ様々提案させて頂きました。2年間求め続けてきた80名定員の撤廃がされることや新設整備に加えて増床整備も次年度から認めるなどの答弁があり良質な介護サービス提供のための取り組みが加速されることを期待しています。この質疑は建設新聞に掲載して頂きました。
また『子育て世代への支援について』ネウボラ理念を踏まえ、妊婦相談や初妊婦訪問について改善すべきこと、また新生児聴覚スクリーニング未受験の3割を検査しやすくするための仕組みづくりや公費負担の実施を求めました。
さらに市民文化局では会派代表質問内容を広報でご覧になった市民の方のご寄付により実現した『防犯カメラの町内会設置助成について』詳細を質問。今年の秋にはスタートし、全額補助であること、設置に向けての相談や画像提供などは町内会が直接所管の警察署と連携して進められるよう協議がされていることが示されました。
その間、経済観光委員会も開催され『札幌市が計画する新たなMICE施設の運営手法について』国内他都市間競争の中でいかに誘致活動を成功させその成果をあげていくか鍵を握る重要な運営手法。今後慎重に検討がされていきます。TV報道陣も5者入り大変注目をされている計画です。最近の投稿は質疑の内容を載せるあまり、長くなりがちですが、見ていただきありがとうございます!頑張って参ります!
予算特別委員会が続きます。
活発な質疑が展開される予算特別委員会はまだまだ続きます。保健福祉局では『ヘルプマークの周知と今後について』『聴覚障がいのある方への配慮について』質問に立ちました。
導入されて約半年のヘルプマークを知っておりできる支援をしたいと答えた市民が6割まで広がったこと、既に予想を越える一万枚が配布されていること、更にはこれまで求めてきた市営地下鉄と電車に加え民間である市内のJRとバス事業者5者による協力が来月4月から得られるとの答弁がありました。内部障害や病気の方々からの切実な相談を受けて議会で提案させて頂き1年半の準備期間職員の方々が頑張って下さり導入されたものですので、温かなまち札幌を目指してこれからもしっかり取り組んで参ります!
また、先週6日の本会議で「手話言語条例」が成立し同日公布施行され、昨年12月に「障がい者コミュニケーション条例」が施行されたことを踏まえ、特に聴覚障がいの方々の団体との懇談の機会を頂いた際に寄せられた日常生活の中での悲しい思いやお困りの体験をされたお話から、今後の本市による条例にもとづく具体的な対応を求めました。札幌市はパンフレットや動画を作成するなど積極的に進めるとの答弁がありました。
先日、小口議員の思いを受けて『合流式下水道の対策について』質問した際の記事が建設新聞に掲載して頂きました。
1日置きに行われる予算特別委員会の質問準備に全力投球の毎日ですが、愛犬の愛らしい顔や仕草に元気をもらって頑張ります!
3・11より7年。
札幌市議会では予算特別委員会にて活発な質疑が続いております。私は建設局にて『持続可能な除排雪事業について』質問に立ち、パートナーシップによる町内会の負担が大きいことからより良い取り組み、除排雪事業者から寄せられる人材や機器の不足による課題について札幌市の対策を求めました。建設局からは持続可能な除排雪事業を目指し現在行っている調査をまとめ次年度から本格的に検討に取り組む旨の答弁がありました。
下水道河川局では私の先輩である三浦英三前市議が平成13年に初めて市議会で取り上げて以降、小口議員が専門に取り組んできた『合流式下水道の今後の対策について』質問に立ちましたが、とても大切な事業であり、札幌市の積極的取り組みがなされるとの答弁を頂きました。この質疑は建設新聞にも掲載して頂きました。
また水道局では『清田区断水事故における市民への対応について』早朝から沢山の方々や町内会から頂いたお困りの声や給水所や事故現場を直接視察したこと、復旧後に区役所に出向き様々な対応をしていた状況を情報交換してきたことを踏まえて、質問をさせて頂きました。
今回の市民への対応では様々な課題があるため、これから万が一にも事故や災害時など緊急事態が発生した時の札幌市の迅速かつ適切な対応により市民を守ることができるよう今回の断水事故について様々な視点で指摘をさせて頂きました。札幌市は検証して対応を見直すべきことが多々あるとの答弁でぜひ速やかに対策を考えて頂きたいと思います。この質疑については北海道新聞にも掲載して頂きました。
しかし、今回の断水事故では、地元区役所職員が一丸となって自発的な対応と支援活動が行われたり、町内会や地元企業やボランティアにおける温かい支援活動など、清田区地域の日頃の繋がりの深さがいざというときに困難を乗り越える力の発揮となったことも踏まえて、これからの災害時に大事な観点であること述べました。
今日は東北大震災から7年を迎えました。沢山の方々が犠牲となり今なお苦しんでいる方々がいらっしゃいます。今の生活が当たり前のものではないこと、これからのためにできることをしっかり考え行動しなくてはいけないと改めて思う大切な1日です。
『国際婦人デー』
清田区断水について。〖続報あり〗
清田区断水についてです。今朝6時過ぎに地域住民の方からのお電話で『近所が断水で困っています』との連絡が入り、続けて水道局の電話がパンクして詳細が聞けないなどご相談が相次ぎました。すぐに水道局と連携し至急の対応をお願いしましたが時間がかかるとのことでかなり難航しておりました。議会終了後にまっすぐ給水所と故障現地入りしましたが札幌市水道局はじめ近隣市水道局、関係業界の皆さんによる不眠不休体制の給水活動と復旧活動がされておりました。現在8か所で給水活動をしていますがソリにお水とお子さんを乗せて来ている方、家族が多くて何度も給水にいらしている方も。出歩けない方のために今日は11台の給水車が各地域を巡回して対応をしていました。報道でも流れている通り、8100戸2万人の方が現在も断水でお困りです。一晩越すのは大変なことです。少しでも早い復旧を祈るばかりです。そして今回の断水を教訓にこれからすべきことを至急考えなくてはならないと思っております。資料は断水地域と給水所です。
〖続報です〗只今3月8日6時、水道局から最新情報を頂きました。昨夜より一部地域で復旧作業終了し水道水が使えるようになりました。約5800戸13000人です。作業中の地域は残り2300戸7000人となりました。なお、水道水使い始めの際には、濁り水が出ることがあるためご確認のうえご利用をお願いいたしますとのことです。また、水道水使用可能となった、清田西公園、あさひ公園、清田緑小が給水所を閉鎖しました。
〖最終ご報告〗午前9時15分全ての地域の断水が解消され水道水が出ました。水道水使い始めの際には濁り水が出ることがあるためご確認のうえ午前をお願いいたしますとのことです。今回の件で様々な課題が出ました。万が一の場合の対応として改善していかなければなりません。しっかり取り組んで参ります。夜通しの活動にあたられた職員、業界の皆様、大変にお疲れ様でした。ありがとうございました。