住民に話を聴くと、
「道を挟んで向こう側までが床上浸水でここはギリギリ床下だった」とか、
「決壊箇所と異なりこの辺は河川の改修対策が目に見えない」など、
未だ拭えない不安の中で、少しでも被害を減らす為の自衛の意識を高く持っておられ、
「あらかじめ土嚢を用意したいけどどうすればいいか分からない」と高齢の婦人から問いかけられました。
基本的には市が、20袋までは土嚢を支給してくれる事をお伝えするも、
「それでは数が足りないし、どこにどうやって置けば一番効果的なのかも知りたい」と、身近で切実な問題として真剣に悩んでおられました。
そして話の中で、その方のお宅の真向かいの工場で、以前、土嚢積みの自主訓練をやっていたとの事で、そこを訪問し詳しくお話を伺ってきました。
やはり昨年の台風で工場の生産設備が被災したのを契機に、少しでも被害を減らす為に土嚢を自分たちで用意したとのことでした。
土嚢と言うと、自分たちで土嚢袋に土を詰め自作するものだと思っていましたが、この工場は、土嚢350体を近所にある建設事務所に依頼。
そこが土嚢袋を購入し、やはり近所にある石灰鉱業の事務所に砂の袋詰めを依頼。
完成した土嚢を工場に納めるといった、地域内と言うか、極々近所の事業者の連携により製作したものでした。
この様な連携は、日頃の仕事上のお付き合いがあっての事かと思いきや、
「地域の方が必要なら何個からでも同じ単価でご用意しますよ」と言ってくださり、まさに「近助力」の賜物だと、とても嬉しく感じました。
さっそくそのお話を、不安を抱えて相談されたご婦人に報告した所、
「真向かいの工場とはお付き合いがあまりないから・・・」と言われるので、
「じゃあこれを機に、ぜひ気軽に相談してみて下さい。そうしておけばいざと言う時に助けてもらえると思いますよ」とお伝えし、
「土嚢積みの訓練があったらぜひ呼んでください!」と申し添え、帰ってきました。
被災による痛みを分かち合った地域だからこそ芽生えた「近助力」かも知れません。
でも、これからの時代、そうじゃない地域にとっても「近助力」は無くてはならない大切なもの。
その大切さを訴えながら、少しづつですが、さのボラねっととして、安心のネットワークを拡げるお手伝いを、これからも続けていきたいと思います。
掲載されたゴミの片付けの活動は、「さのボラねっと」が発足当初から目指していた“地域課題”に目を向けた活動のひとつで、地域包括支援センターや他のボランティア団体等との意見交換、また、市の担当部門や社会福祉協議会との調整を経てたどり着いたものです。単にゴミを処分するのではなく、当事者の状況を総合的に判断して行われる生活支援の一環と捉えています。
もうひとつは、地域で生活に支障をきたすような側溝の清掃を、地域が主体となって行う場合にその活動を支援するものです。
いずれの活動も、これまで社会福祉協議会のボランティ活動としては行われてこなかったものですが、「自助力・共助力」を損なわないよう配慮しつつ、「生活支援」の観点から必要と判断される所をボランティアにより支援を行うものです。
社会福祉協議会の災害ボランティア活動から立ち上がった「さのボラねっと」が、その担い手としてこれからも地域の課題に目を向け、“誰一人取り残さない”安心な地域を作るために頑張っていくことを期待しています!
ゴミの問題は、これまでの地域包括支援センターのヒアリングで、ボランティアにお願いしたい案件のNo.1で、社協の局長や市の担当部長も支援の必要性に理解を示してくれていましたが、問題は、どんな場合に、どこまで支援するのか?です。(今後も現場をこなしながら協議を継続します)
今回、社協はこの案件を支援が必要であると判断し「さのボラ」にボランティアを依頼してくれました。「さのボラ」として新たなボランティア活動の一歩を踏み出すことができ、とても嬉しく思います。
片付けを一緒に行う中で、依頼者から「これまで人と関わるのが苦手で、認知症の母の介護で悩み苦しむ中でも誰にも相談できなかったこと」「それでもくじけず前向きに生きてきたこと」などのお話を伺い、この活動は単にゴミを片付けるだけのボランティアではなく、懸命に生きようとする方の背中を押してあげる力にもなれるんだなと感じました。
本人はゴミの処理(クリーンセンターへ搬入)費用を安く済んだと感謝してくれましたが、僕の心情的には、なぜ市は費用を免除してくれないのか?
社協も寄り添い、ボランティアも寄り添い、なぜ市が寄り添ってくれないのか?と憤りを感じています。
本人は、コロナ禍で収入が減り社協の貸付けでゴミの処理費用を工面し、それでもなんとか部屋を片付けたいと立ち上がったのに、なぜ支援の手を差し伸べられないのか?
「条例の範囲でしか対応できない」などと言えるのか?
『支え合いの街づくり条例』を作ることを目指してきましたが、こんな現状を打破するためにも必要なのかと思うと少し悲しくなります…。
でもお陰で、条例化の必要性を再認識できました!

先月表敬訪問した際にメンバー登録を行い、今回が初めての活動となりました。
内容は「小さな木の枝切り」ですが、少し太めの木も切れますよ!とお伝えしていたので、ご用命頂いたのだと思います。
ちょうど1時間で作業を終え500円を支払っていただき、報告書と一緒に事務局へ提出。後から精算してくれるようです。
5袋までならごみステーションに出せるので、切った木は袋詰めして置いてきましたが、足が悪いので来週あらためて草刈りのボランティアが入った時に運んでもらうように手配してあげるようです。
市内で先進的に活動する「植野たすけあい」は、活動のあり方を模索する「さのボラねっと」のお手本であり、今後は活動の棲み分けと活動者を補完し合う事で、様々な市民の要望に応えられるのではないかと期待しております。
活動を最長2時間とし、1時間あたり1人500円を支払って頂く。切った木はステーションに出してもらう(今回は足が悪いので代行)など、これまでやってきたボランティアとはやり方が大きく異なりますが、実際にやってみて、「頼む方は気軽に!」「手伝う方は気楽に!」といった印象を受けました。
まさに「持続可能な」ボランティアのひとつのあり方ですね。
「植野たすけあい」さん、ありがとうございました!
安全に渡してあげるため横断歩道中ほどに立ち、右手の旗をその方の前に伸ばし、左手で富士町方面から街道に右折しようとする車を制し、横断者の盾になるのが、毎朝の旗持ちで特に緊張する場面です。
それが今朝はいつもと違い、黄色い旗を見て少し手前で止まるはずの車が止まらず、雨で視界が悪かったのか、街道が混んでいるので慌てたのか、車は止まる気配がないまま僕の方に向かって来ました。
とっさに旗でボンネットをコンコン叩き、止まって!止まって!とアピールをしたところ直前で止まってくれ、すぐに窓を開け「大丈夫ですか?」と聞いてくれたのは高齢の男性ドライバーでした。
その時は大丈夫、大丈夫と言いましたが、もし目の前で慌てて踏み込んだのが、ブレーキでなくアクセルだったら…そう考えたら、今更ながら怖いなぁと感じました。
雨の日の横断歩道、皆さんもお気をつけてください!
きっかけは、昨年10月の台風第19号による佐野市災害ボランティアセンターの床下泥出し案件でしたが、同センターの案件も昨日で残り1件となり、途中コロナ禍による活動休止もありましたが、一切無事故で閉鎖を迎える事になるのかと思うと、安堵感と共に一抹の寂しさも感じるところであります。
今日が最後かもね、と言いながら潜った昨日の床下案件。狭い空間に舞う土埃と壁面のカビ菌、そして目に見えないコロナウィルスなど、自分の安全以上に優先させてきたのが被災者の安堵感です。そんな思いで、固形化した泥ブロッックの回収やブラッシング作業に頑張るメンバーはじめ、さのボラのメンバーは思いを共有してきた信頼し合える大切な仲間です。
お昼休みには、一人暮らしのおじちゃんとメンバーが、適度な距離を取りながらも、キウィの木の下で心通う座談をしていました。
活動に出かける際に、ボラセンの社協の担当者から、「自分でも泥出しとか頑張ってきた方だから寄り添ってあげてね」と言われてましたが、メンバーはごく自然に寄り添ってましたからさすがです。
社協を通じたボランティア活動は「生活者支援」の精神に基づくものであり、ボランティア活動をする上で、欠かすことができないものとあらためて感じました。
今後も「生活に支障のあるかどうか」を判断基準とし、また、「自助力・共助力」を損なわないよう、寄り添う深さとバランスの取り方にも配慮しながら、社協と共に支え合いのまちを目指していきたいですね!





































