8月に軽い脳梗塞になった高齢男性の通院に掛かるタクシー代が、市の高齢者福祉タクシー券を利用しても毎回2〜3千円の負担があるとのことで相談があり「植野たすけあい」有償ボランティアを紹介し、今回の送迎サービスの利用となりました。
これまで「ドアtoドア方式」のデマンドタクシーを提唱し、市内全域に普及すべきと訴えてきたものの、6年経ちやっと一部の地域でスタートしただけで、高齢者が利用しやすい“足”にはなり得ていません。
そんな中、地域から起こったこの「共助」の取り組みは、地に足が着き、必要な所に手が届き、確かな一歩をお届けするサービスだと感じます。
また、高齢ドライバーによる事故が目立って(強調されてる面も?)いますが、不安を感じている方には、この様な送迎サービスが手軽に利用できることを知っていただき「安心&安全」の確保に繋げていただく。
さらに、都合のつく範囲で気軽にお手伝いに参加できる有償ボランティアで「健康&生きがい」づくりに繋げていただく。
助ける方も、助けられる方も、共に元気になれる!
そんな取り組みを拡げていくために、これからも現場に足を運びます。
住民に話を聴くと、
「道を挟んで向こう側までが床上浸水でここはギリギリ床下だった」とか、
「決壊箇所と異なりこの辺は河川の改修対策が目に見えない」など、
未だ拭えない不安の中で、少しでも被害を減らす為の自衛の意識を高く持っておられ、
「あらかじめ土嚢を用意したいけどどうすればいいか分からない」と高齢の婦人から問いかけられました。
基本的には市が、20袋までは土嚢を支給してくれる事をお伝えするも、
「それでは数が足りないし、どこにどうやって置けば一番効果的なのかも知りたい」と、身近で切実な問題として真剣に悩んでおられました。
そして話の中で、その方のお宅の真向かいの工場で、以前、土嚢積みの自主訓練をやっていたとの事で、そこを訪問し詳しくお話を伺ってきました。
やはり昨年の台風で工場の生産設備が被災したのを契機に、少しでも被害を減らす為に土嚢を自分たちで用意したとのことでした。
土嚢と言うと、自分たちで土嚢袋に土を詰め自作するものだと思っていましたが、この工場は、土嚢350体を近所にある建設事務所に依頼。
そこが土嚢袋を購入し、やはり近所にある石灰鉱業の事務所に砂の袋詰めを依頼。
完成した土嚢を工場に納めるといった、地域内と言うか、極々近所の事業者の連携により製作したものでした。
この様な連携は、日頃の仕事上のお付き合いがあっての事かと思いきや、
「地域の方が必要なら何個からでも同じ単価でご用意しますよ」と言ってくださり、まさに「近助力」の賜物だと、とても嬉しく感じました。
さっそくそのお話を、不安を抱えて相談されたご婦人に報告した所、
「真向かいの工場とはお付き合いがあまりないから・・・」と言われるので、
「じゃあこれを機に、ぜひ気軽に相談してみて下さい。そうしておけばいざと言う時に助けてもらえると思いますよ」とお伝えし、
「土嚢積みの訓練があったらぜひ呼んでください!」と申し添え、帰ってきました。
被災による痛みを分かち合った地域だからこそ芽生えた「近助力」かも知れません。
でも、これからの時代、そうじゃない地域にとっても「近助力」は無くてはならない大切なもの。
その大切さを訴えながら、少しづつですが、さのボラねっととして、安心のネットワークを拡げるお手伝いを、これからも続けていきたいと思います。
掲載されたゴミの片付けの活動は、「さのボラねっと」が発足当初から目指していた“地域課題”に目を向けた活動のひとつで、地域包括支援センターや他のボランティア団体等との意見交換、また、市の担当部門や社会福祉協議会との調整を経てたどり着いたものです。単にゴミを処分するのではなく、当事者の状況を総合的に判断して行われる生活支援の一環と捉えています。
もうひとつは、地域で生活に支障をきたすような側溝の清掃を、地域が主体となって行う場合にその活動を支援するものです。
いずれの活動も、これまで社会福祉協議会のボランティ活動としては行われてこなかったものですが、「自助力・共助力」を損なわないよう配慮しつつ、「生活支援」の観点から必要と判断される所をボランティアにより支援を行うものです。
社会福祉協議会の災害ボランティア活動から立ち上がった「さのボラねっと」が、その担い手としてこれからも地域の課題に目を向け、“誰一人取り残さない”安心な地域を作るために頑張っていくことを期待しています!
ゴミの問題は、これまでの地域包括支援センターのヒアリングで、ボランティアにお願いしたい案件のNo.1で、社協の局長や市の担当部長も支援の必要性に理解を示してくれていましたが、問題は、どんな場合に、どこまで支援するのか?です。(今後も現場をこなしながら協議を継続します)
今回、社協はこの案件を支援が必要であると判断し「さのボラ」にボランティアを依頼してくれました。「さのボラ」として新たなボランティア活動の一歩を踏み出すことができ、とても嬉しく思います。
片付けを一緒に行う中で、依頼者から「これまで人と関わるのが苦手で、認知症の母の介護で悩み苦しむ中でも誰にも相談できなかったこと」「それでもくじけず前向きに生きてきたこと」などのお話を伺い、この活動は単にゴミを片付けるだけのボランティアではなく、懸命に生きようとする方の背中を押してあげる力にもなれるんだなと感じました。
本人はゴミの処理(クリーンセンターへ搬入)費用を安く済んだと感謝してくれましたが、僕の心情的には、なぜ市は費用を免除してくれないのか?
社協も寄り添い、ボランティアも寄り添い、なぜ市が寄り添ってくれないのか?と憤りを感じています。
本人は、コロナ禍で収入が減り社協の貸付けでゴミの処理費用を工面し、それでもなんとか部屋を片付けたいと立ち上がったのに、なぜ支援の手を差し伸べられないのか?
「条例の範囲でしか対応できない」などと言えるのか?
『支え合いの街づくり条例』を作ることを目指してきましたが、こんな現状を打破するためにも必要なのかと思うと少し悲しくなります…。
でもお陰で、条例化の必要性を再認識できました!

先月表敬訪問した際にメンバー登録を行い、今回が初めての活動となりました。
内容は「小さな木の枝切り」ですが、少し太めの木も切れますよ!とお伝えしていたので、ご用命頂いたのだと思います。
ちょうど1時間で作業を終え500円を支払っていただき、報告書と一緒に事務局へ提出。後から精算してくれるようです。
5袋までならごみステーションに出せるので、切った木は袋詰めして置いてきましたが、足が悪いので来週あらためて草刈りのボランティアが入った時に運んでもらうように手配してあげるようです。
市内で先進的に活動する「植野たすけあい」は、活動のあり方を模索する「さのボラねっと」のお手本であり、今後は活動の棲み分けと活動者を補完し合う事で、様々な市民の要望に応えられるのではないかと期待しております。
活動を最長2時間とし、1時間あたり1人500円を支払って頂く。切った木はステーションに出してもらう(今回は足が悪いので代行)など、これまでやってきたボランティアとはやり方が大きく異なりますが、実際にやってみて、「頼む方は気軽に!」「手伝う方は気楽に!」といった印象を受けました。
まさに「持続可能な」ボランティアのひとつのあり方ですね。
「植野たすけあい」さん、ありがとうございました!
































