きっかけは、昨年10月の台風第19号による佐野市災害ボランティアセンターの床下泥出し案件でしたが、同センターの案件も昨日で残り1件となり、途中コロナ禍による活動休止もありましたが、一切無事故で閉鎖を迎える事になるのかと思うと、安堵感と共に一抹の寂しさも感じるところであります。
今日が最後かもね、と言いながら潜った昨日の床下案件。狭い空間に舞う土埃と壁面のカビ菌、そして目に見えないコロナウィルスなど、自分の安全以上に優先させてきたのが被災者の安堵感です。そんな思いで、固形化した泥ブロッックの回収やブラッシング作業に頑張るメンバーはじめ、さのボラのメンバーは思いを共有してきた信頼し合える大切な仲間です。
お昼休みには、一人暮らしのおじちゃんとメンバーが、適度な距離を取りながらも、キウィの木の下で心通う座談をしていました。
活動に出かける際に、ボラセンの社協の担当者から、「自分でも泥出しとか頑張ってきた方だから寄り添ってあげてね」と言われてましたが、メンバーはごく自然に寄り添ってましたからさすがです。
社協を通じたボランティア活動は「生活者支援」の精神に基づくものであり、ボランティア活動をする上で、欠かすことができないものとあらためて感じました。
今後も「生活に支障のあるかどうか」を判断基準とし、また、「自助力・共助力」を損なわないよう、寄り添う深さとバランスの取り方にも配慮しながら、社協と共に支え合いのまちを目指していきたいですね!
これまで何度かお伝えしましたが、今回の秋山川の決壊箇所の仮復旧工事は、遮水シート+コンクリート+コンクリートブロックと3層に敷設をする本復旧並の工事となってますが、当初は、堤防内側(河川側)のみコンクリーで補強する予定でした。
それが、ここまで完成度を上げてくれたのは、我々が粘り強く要望してきた事ももちろんですが「見るからに強そうなものを作れば地域の方が安心するから」と言われるように、担当者の住民本位の考えがあったればこそだと感じました。
私からは所長に「雨量が想定を超えても堤防が決壊する事のないよう堤防の外側(裏法面)まで遮水シートとコンクリートで補強する工法を、決壊箇所以外でも危険想定箇所について採用して頂きたい」事を、あらためて要望しました。
なお、国の『激甚災害対策特別緊急事業』に採択された3kmの区間は、5年間で57億円の事業を完了しなければならず、通常冬季にしか行わない河川工事を安全に十分に配慮をして、出水期も継続する事で期限内に終えられるよう頑張って下さるとの事でした。
有り難い限りです。
新型コロナの感染症と熱中症のリスクから、床下作業には慎重な意見もありましたが、高齢の依頼者が肺を患っており、梅雨時期に発生が懸念されるカビ菌による感染症への配慮から、優先案件として本日やらせて頂きました。
作業にあたっては、手際よく安全に出来るよう、さのボラねっとの作業に慣れたメンバーが担当し、また、依頼者ご夫妻には作業中親戚のお宅に避難して頂くなど、様々な配慮がなされました。
昨年10月の被災から8ヶ月経とうとしていますが、未だこのように床下に泥が残っているのが現状であります。
被災しても頼む事をためらい我慢している方や、頼める事を知らない方たちにサーチライトを当てて、これからもボラの手を差し伸べて参りたいです!
それにしても、あちこち痛い〜(笑)
GW中も作業は丁寧に進められ、いよいよ堤防の裏のり面のコンクリートの敷設が終わりそうです。
あとは、この面にコンクリートブロッックを並べ、最後に天端(天面)を同様に行うものと思われます。
河川の平時の点検や有事の際の復旧工事は、予め区域毎に地元業者に割り当てられているようで、この現場はとても作業が丁寧でしっかりした工程になっています。ここ以外の復旧区間も同様に、そして速やかに行われることを願っています。
なお、今後の課題として、ここ以外の危険想定箇所も同様に強化する必要があり、市と県には要望として挙げております。
予算的にも技術的にも決して高いものが求められる訳ではなく、地元の業者さんが関われるこの手法がこれまで行われてこなかったのは、国の指針に因る所が大きかったと思われます。これを機にこの手法がスタンダードとなり、今後、地域に安心を広げていけ、『命を守る治水』へ繋がっていくことを願っています。
《5/9 裏のり面(住宅側)のコンクリートの敷設がほぼ完了》
《5/7 堤防の内側のコンクリートブロックは全て敷き詰められました》
《ひとつひとつ吊り上げながら慎重に…かなり重そうです。それでも単体では洪水のエネルギーには敵わないので、それに耐えるためにこれらがしっかりと連結されることになると思われます》
《5/2 コンクリートを敷設した上にブロックを並べていきます》
今回の「越水に耐え得る堤防強化」の実現については、宮本博司氏はじめ、地元のNPO法人や民間施設、公明党の西村県会議員など、様々な方のご協力のお陰であり、これから出水期を迎える被災地域の皆さまの安心安全に少しでも寄与できたものとしてひとまず安堵しています。
しかし、本格的な河川の復旧はこれからですし、被災者の皆さまの復興支援もまだまだであります。
今はコロナの影響で活動も制限されておりますが、決して被災者を忘れることはなく、一日も早く終息に向かうことを願いつつ、復興支援を再開できる日を待ち望みたいと思います!
その為にも、Stay Home ですね!!
※本ホームページ内の【通信】 のページからご覧頂いた方が画質が鮮明です









































