本日、「自治基本条例を考える会(公募市民&市職員代表)」の皆さまと、市議会議員(27名参加)との意見交換会が開催されました。「考える会」の皆さまは仕事を持っている方もいらっしゃるので、午後6時半からの開催となりました。
最初に「考える会」の代表から、これまでの検討経過の報告があり、その後あらかじめ頂いていたテーマや参考資料に基づいて、5グループにわかれ意見交換を行いました。
主な意見としては、
◇条例で定める「市民」には、通勤・通学者や外国人、NPO法人など、どこまでを対象にするか? ⇒ 住民投票は狭義の市民、まちづくりは広い意味で市民等、とするなど言葉を少し変えて使い分けをしていく必要があるのでは。
◇自治基本条例制定の意義は、「まちづくり」において一体感の醸成をはかるため ⇒ であるならば、もっと時間をかけて市民の方々の条例や市政に対しての関心を高めてからでも良いのでは(来年4月の施行を目指さなくても、、、)。
◇市行政について、徹底した情報公開があれば、行政と市民との「協働のまちづくり」がもっとスムースに出来るようになるのでは。
他に、市の定義について、住民投票について、議会との関係性についてなど、様々なテーマについて意見交換がなされ、夜8時過ぎの閉会となりました。時間が許せばもう少し議論したかった参加者がいたように私は感じました。参加した皆さま、大変におつかれさまでした。

福岡市(人口約140万人)では、福祉(介護)用具の展示や貸し出し、介護の講習を通じて、介護の知識や技術を深めることを目的とした「介護実習普及センター」を見学しました。介護というものを経験したことが無い人にとっても、より身近に、より具体的にイメージできるよう様々な工夫がされており、年間の来場者数は、昨年度実績で37,000人余りです。
介護関連の主な展示品としては、介護ベッド・ポータブルトイレ・食器や調理用具・入浴用品・車いすや歩行器・下着やオムツ等々で、その展示品数は1471点、原則メーカーからの無償提供です。
一般の方々はここに来ることで、どれが自分の家族に一番合っているか、確認することが出来ます。
更に介護講座(昨年度参加者約9,000人)を実施し、モデルルームで用具を実際に体験したりしながら、介護知識や介護技術を学べるようになっています。
またケアマネなどの介護職の方々には、最大4日間器具の貸し出しをし現場でチェックすることも可能になっています。
写真1点目は、展示・体験室の入口、中の広さが伺えます
2点目は、手の機能が衰えた方向けに作られた箸やカップ
3点目は、ポータブルトイレの説明を聞いているところ(職員の方には、約1時間にわたり展示品全般について大変わかりやすく、また熱心に説明をしていただきました。大変に有難うございました。)
*なお職員の方の話では、通常「介護実習普及センター」は都道府県単位で設置されているが、福岡市は政令指定都市ということで独自に設置、内容も非常に充実しているとの事でした。

八代市(人口14万人)では、「病児・病後児保育事業」 について研修させていただきました。この事業は、文字通り病気中あるいは病み上がりの子供を、親が働いている等の理由で面倒が見れない時、親に代わって保育をするというものです。
市が実施主体ですが、運営は 社会福祉法人 八代児童福祉会に委託しております。
施設は2か所で定員の合計は6名(かぜの流行期などは、保育士を臨時で増員し、定員10名以上に)。平成9年2月からスタートし、当初は市内の小児科病院内に設置されましたが、利用者の増加と共に、通常の医療業務に支障をきたすようになり、平成20年からは乳児院(=福祉施設)での対応になっています。
年間の利用者延べ人数は、ピーク時には1300人を超えていましたが、現在の施設に移ってからは500人程度になっています。市としては合併により市域が広がったことを受けて、もう1箇所増やしたいとの事でした。
対象児童は、0歳~小学校3年生までですが、実際の利用者は、ほとんどが就学前までだそうです。
この事業については、自分の子供が病気の時ぐらい親が面倒みたほうが良いのでは?という意見が当然あると思います。
ちなみに高崎市は、「病後児保育」については国立 高崎総合医療センター内の一角を借りて実施しています。
写真1点目は、職員から説明を受けているところ
2点目は、八代~博多間を結んでいるリレー特急つばめ

今日から梅雨前線の間隙をぬって、保健福祉常任委員会で視察です。初日は鹿児島市(人口約60万人)で、「保健福祉総合相談・案内窓口」 (写真1)についてです。
これは市民の方々が、保健福祉についてどんなサービスがあるのか知りたい、どこの課に相談すればいいかわからない、身近に相談する人がいないなどの場合、気軽に相談できる窓口として、平成14年に本庁に、平成15年に谷山支所に設置されました。
ここ数年の相談・案内件数は、年間約3万5千件で推移、窓口を見学させていただいた折にも市民の方々が訪れており、すっかり定着しているようでした。
しかしながら専門的な内容の相談については、それぞれ専門の部署(ex.生活保護、障がい者福祉、介護などの高齢者福祉やこども福祉など)につないでおり、その為同じ1階のフロアーに生活保護以外の窓口が、総合相談・案内窓口を取り囲むように配置されています。
余談ですが、鹿児島市は環境問題にも積極的に取り組んでおり、市役所内の蛍光灯も一部LEDタイプになっていました。2点目の写真は路面電車の軌道の間に芝生が植えられている様子(真ん中のグリーンベルト)で、路面温度の上昇を抑える、音が静かになるという効果が見られたとの事でした。この芝生化の取組みに対しても他市からの視察が多いそうです。
また来年春には、九州新幹線が福岡市(博多)まで全線開通、福岡~鹿児島間が1時間半を切って結ばれます。現在は、鹿児島~八代間が新幹線で40分、八代~博多間がリレー特急つばめ(写真3)で100分で結ばれています。
ちなみに九州新幹線は、2+2の4列シートで6両編成と、他の新幹線に比べてコンパクトな編成です。全線開通し、関西まで結ばれるともう少し長くなるかもしれません。
6月10日(木)から25日(金)まで、市議会定例会が16日間の会期で開催されていますが、本日、一般質問最終日の最後に32人目の登壇者として、市当局に質問を行いました。
今回の質問は 「障がい者への就労支援について」で、具体的には
1、本市の一般就労の実態と支援
2‐1、通所施設の利用状況および一般就労への移行状況
2‐2、授産品の販売支援
2‐3、行政の仕事・業務を、施設・団体へ委託できないか
と順次質問し、最終的には高崎市としてのトータルな考えを伺いました。2‐3では、先日訪問した群馬大学の事例も参考にして質問しました。
「今後は、個々の施設ごとに区域等も勘案しながら、庁内各部署に具体的な発注が可能かどうか調整を行い、全庁的に取り組んでいく」との答弁をいただきました。
何卒よろしくお願いします。
今日午後、群馬大学の障害者雇用室を訪ね、同大学が取り組んでいる障がい者への就労支援の一つ 「クリーンスタッフ」 について視察させていただきました。
同事業は平成19年からスタート、今年で4年目になり、現在12名の障がい者(知的9名〔うち4名は重度判定〕 精神2名 身体1名)が、3名のコーディネーターと共に、群馬大学敷地及び周辺部の清掃、敷地内の樹木の剪定、草むしりを主任務に、一日6時間働いております。
【作業現場から】
暑い中、適度に休憩をしながら枝打ちや雑草取りを皆まじめにやっており、4名の重度判定者も難なく作業していた。また見学した日は県立養護学校から実習生を受け入れていた。
職員から伺った話では、①健常者よりも体力が無いのでスローペースでやっている ②一言も話さなかった子が、数カ月で会話するようになったケースもあった ③清掃よりも目に見えて成果がわかる剪定などを好む傾向がある との事でした。

地方議会のことで、時々新聞などを賑わしている記事を見かけます。それらは大概、議員報酬・政務調査費・議員定数、この3点のいづれかです。
何故問題になるのか、理由は様々でしょうが、潜在的に市民の方々が、地方議会・議員に対して、議会活動が見えない、審議が不透明、議員のモラルが低いなどと思っていることが一因ではないでしょうか。
こういった課題に対処するべく最近では、議会開催ごとに住民への説明を行う“議会報告会”や“議員間の自由討議”を盛り込んだ「議会基本条例」を制定する地方議会が増えてきました。
しかしその前に議員の活動の「見える化」調査をということで、東京財団が公募した全国29名の地方議員( “村” から “政令指定都市” まで、また正副議長職の方も対象)の4ヶ月間に及ぶ活動記録と分析結果についてのセミナーに参加して参りました。
今回は質疑応答に多くの時間が割かれ、活発な議論が展開されました。
主なテーマは、「議員の仕事の範囲~時間や報酬との関係」「人数について外国との比較」「個人プレーか団体戦か」などで、参考になる点も多かったです。
いづれにしても住民の皆さんが、議会・議員に対して何を(どこまで)求めているのか、この点がポイントになると感じた次第でした。

5月14日に市議会臨時会が開催され、国民健康保険税条例の一部改正など5議案が上程、原案通り可決されましたが、それに先立ち、正副議長、また5常任委員会の平成22年度構成メンバーが決まり、私は今年度、「保健福祉常任委員会」に所属が決まりました。
本来は、去年所属した「教育」とセットで “教育福祉常任委員会” で一つなのですが、吉井地域の議員15名が特例措置で入って人数が増えたため、「教育」と「保健福祉」の二つに分け5常任委員会としています。
新しいメンバーでの保健福祉常任委員会が、本日10時から開催されましたが、報告事項は 「子ども手当の申請状況等について」 の1点でした。
従来の「児童手当」の延長線上に制定された22年度限りの子ども手当(23年度以降の内容は、今年これから政府・与党が決めます)、対象は中学3年まで拡大、所得制限も撤廃されたことから、本市においても受給対象者の人数は、約36,000人から約58,000人に、予算額もおよそ25億から80億に増えました。
3月頃マスコミを騒がしていた外国人の子供の親からの新規申請は、高崎市では今日現在30件程度で、全員国内在住で親と同居とのことでした。
ただし今までの児童手当でも外国人からの申請は受付ており、従来分で270件程あるようです。この分に関しては、6月に現況報告がありますので、そこで子供の居住地などが問われることになります(現段階で子供が外国に住んでいるケースは14件把握~仕送り状況等がチェックされるとの事)。
児童手当も発足当初は国籍要件がありましたが、30年程前に、国際人権規約や難民条約批准などの関係で撤廃されています。
午後からは、管内視察ということで、下記施設をまわりました。
・吉井保健センター
・吉井地域活動支援センター 「こはぎ」
・吉井在宅重度心身障害者デイサービスセンター
・障害施設授産品販売店舗 「Link(リンク)」~写真1点目
・六郷小学校区放課後児童クラブ~写真2点目

会派視察2日目は、「兵庫県立芸術文化センター」です。地元・西宮市では “げいぶん” の愛称で親しまれています。
なぜここを視察先に選んだのか。理由は2つ。
1つは、「群馬音楽センター」も築50年を経過、老朽化が進むなか、高崎市より「新・芸術文化ホール」建設の方向性が示されたこと。2つ目は、どこの施設を参考にすべきか検討する中、ホールの稼働率などから視察したほうが良いと関係者から推薦があったためです。
「兵庫県立芸術文化センター」は平成元年に基本構想を策定しましたが、平成6年の阪神・淡路大震災で計画の見直しを余儀なくされ、平成17年10月に開館しました。
ホールがある西宮市は人口48万人、ちょうど大阪市と神戸市という2大政令指定都市の中間に位置しています。
しかし平成17年から20年の間に施設側が入場者に取ったアンケートによると、入場者のうち県内は70%、県外は30%。県内の27%が地元・西宮市、47%が隣接する6市1町(尼崎・芦屋・伊丹・宝塚など)。神戸市は17%程度で多くありません。
そしてホール稼働率は、平成19年からコンスタントに95%を超えています。今回視察できたのは本当にラッキーでした。
ここの舞台技術部長は、群馬音楽センターを楽団のいるホールという事で何回か訪問しているようで、高崎市が「新ホール」の検討をしていることも良く承知しているようでした。そして「新ホール」建設の成否は、主目的を早く明確にすることと語っていたのが印象的でした。
写真1点目は、大ホール舞台上から(客席は4層バルコニー構造で2000席あるが、印象は意外にコンパクト)
2点目は、大ホール舞台裏で、左右の舞台袖と合わせると4面舞台構造になっており、オペラなど大規模な舞台装置にも対応
3点目は、中ホール舞台上から(客席は800席、演劇中心に利用)
*他に小ホール(客席400席)等ありますが、すべてにおいて私たちの想像を超えていました。
**施設の建設費は、土地の購入・整備費等含めて200億円。高崎の新ホールは100億~150億を想定しています。

今日と明日は会派で視察です。初日は富士宮市を訪問しました。視察内容は、福祉総合相談課(地域包括支援センター)の業務内容です。
通常、ほとんどの役所では、介護は介護担当・生活保護は社会福祉・障害者は障害福祉というふうに組織別に分かれ運営されています。従って、問題(課題)が複数で重層的にある場合、相談者はそれぞれの部署をまわらなければいけなかった訳ですが、富士宮市の場合、地域包括支援センターにおいて、すべての支援がスムースに受けられるよう「ワンストップ総合相談支援体制」が、平成18年から構築されています。
また平成19年12月からは、増大する認知症患者(富士宮市の認知症患者数は、2030年の国の想定比率に達してる)への対策として、地域包括支援センターを中心に各種団体との協働で、本来業務の枠を超えた(インフォーマルな)「見守りネットワーク」を構築しています。
これだけの取組みをする為には、配置人員や予算面での重点配分が必要になりますが、市長のトップダウンによる政策(=選挙時の公約)とのことでした。
写真1点目は、雨の中、富士宮市役所前にて
2点目は、地域包括支援センター長らから説明を伺っているところ
3点目は、市役所入口すぐのところにある障害者の方たちの運営する売店(昼の2時頃までは喫茶スペースも有り)
