20日・21日と会派で視察に行って参りました。訪問先は、甲府市と八王子市で、視察項目は以下の通りです。
①甲府市空き家バンクについて
甲府市ではこの制度を始めて6年が経過、対象地域は市内北部および南部の中山間地域で、いわゆる市街地は対象外となっています。
この制度を利用したいと登録をしている方は現在30名(累計では169名)、 一方空き家の物件登録は現在1件(累計では12件)のみとなっていて、物件の掘り起こしが課題となっています。
ただ成約件数は8件と物件登録数からみると成約率が高いことがわかります。成約の内訳は、売買が2件(1500万と3000万)、賃貸が6件(家賃2・3万~5万ぐらいまで)となっています。
市は制度の運用に当たり、もっぱら登録時の審査と物件情報を仲介するだけで、たとえば空き家の改修費などの補助制度も無く、また交渉についても最初の仲介以降は、当事者同士が直接交渉をするか(直接型)、宅地建物取引業協会に入ってもらうか(間接型)、選んでいただくようになっています。
当初は、市内不動産会社への配慮から市街地は対象外になっていましたが、最近では、市街地での空き家が大きな課題になってきており、別の部署で包括的な空き家対策を現在検討中ということでした。
高崎市においても同様の課題を抱えており現在検討中ですが、空き家の管理に強制力をもたせる手法(条例の制定)と利活用の方法(空き家バンク制度)と両面から様々に工夫をしていくことが大事であると感じた次第です。
②甲府市役所新庁舎について(維持管理で工夫している点を中心に)
維持管理については、最新の建物だけあって環境に配慮した設備になっています。
太陽光パネルや全館LED灯、LOW-Eペアガラスの採用、雨水をトイレ洗浄水として利用、南面にひさしを設けるなどの他、自然換気の活用で年4か月は空調停止、更には地中50mの深さに21本のパイプを埋設し水の循環を行うことで熱交換をする地中熱の利用と様々に工夫がなされていました。
これらの省エネ技術、自然エネルギーの活用で、一般的な同平米(2万8千平米)の建物と比較し、27%の省エネを目指しているとの説明でした。
高崎市も体育館や文化芸術ホールと大型建設事業が続きますが、大いに見習うべきところがあると感じました。
ちなみに議場は全国的にも珍しい執行部と議員の対面方式でした。
③オリンパスホール(八王子市民会館)について
オリンパスホールは平成23年4月開館と新しいホールで、高崎市が計画している新文化芸術ホールの参考とするため、訪問させていただきました。
概要は下記の通りです。
・八王子駅南口の再開発ビル内の4階~10階にあり、元々市は地権者では無かったので保留床を購入、122億の事業費である。
・「オリンパスホール」の名称は、10年契約のネーミングライツで当初5年間は年2500万、後半の5年間は年2000万以上となっている。
・ 2000席の大ホール、リハサール室、10室の楽屋で構成
・ 人口58万の八王子市で駅前立地という優位性に加え、周辺自治体に同規模のホールが無く、指定管理者の民間会社がイベンターに営業攻勢をかけていることから、稼働率は80~90%と高い状態で推移している。
・課題は駅前立地のため、出演者用の大型バス乗降場と搬入トラックのためのスペースが十分に取れていない、ということ。






