Twitter
ブログバックナンバー
サイト管理者
坂出市 若杉輝久
info@t-phos.com

◎議員はいらない?-あと11回選挙をすれば坂出市議会議員は0人

 2011年の統一地方選挙、今回も坂出市議会では定数を2名減らして臨みました。選挙が近づくと毎回のように定数減が議員の間でささやかれます。定数を減らすことが議会改革の最大の課題であり、それを市民も望んでいると主張する議員もいます。

 私は単なる定数削減には反対です。それは議会改革ではなく、財政改革であるからです。「2位じゃダメなんですか!」で有名な事業仕訳で、費用対効果が認められないから定数削減!と言われているようなものであり、それを議員自らが認めているも同然です。

 しかし、市民の間で「議員定数の多さと議員報酬の高さ」が指摘されているのも事実です。資料が古くて申し訳ありませんが、2006年に日本世論調査会が実施した「市民の地方議会への評価」というアンケートがあります。
 
 ■地方議会の現状について
  ・大いに満足している       1.1%
  ・ある程度満足している     31.4%
  ・あまり満足していない     46.9%
  ・全く満足していない     13.6%
  ・どちらとも言えない、無回答  7.0% 
 ■満足していない理由(複数回答)
  ・ 議会の活動が住民に伝わらない     53.3% 
  ・ 行政のチェック機能を果たしていない  33.2% 
  ・ 地方議員のモラルが低い        32.5% 
  ・ 議会内での取引を優先して審議が不透明 29.3%
  ・ 議会の政策立案能力が低い       18.6%

 7割の方が地方議会の現状に満足しておらず、その最大の理由は私たち議員が議会で何をしているかが市民の皆さんに伝わっていないことが挙げられます。
 
 これは私たち議員の怠慢であり、私自身の怠慢でもあります。大いに反省しなければなりません。
 「いや、私は地元の会合で議会の話はしている。」という議員もいます。私も毎月、公明党の支部会で議会報告はしていますが、それは「私(公明党)の支持者に私が感じた議会」の報告をしているにすぎません。議会全体として市民の皆さんに「市長の提出した議案に対しどう議論を尽くし、対処したか」「(議員個人としてではなく)議会として何を提案したか」を報告してこなかった。さらに、重要な議案に対して市民の皆さんの意見を「議会として」聞いてこなかったことが「議会の活動が住民に伝わらない53.3%」の最大の原因です。

 先日(2011-平成23-年8月4日)日本で初めて議会基本条例を制定した元北海道栗山町議会事務局長(現東京財団研究員)中尾修氏を招いて議会基本条例の勉強会を議会で行いました。冒頭、中尾氏は次のように切り出しました。

 「いま、北海道で一番の観光スポットは旭山動物園です。動物のありのままの姿を見せたのが人気の秘訣です。
 徹底的に公開すること。この点は議会改革とも共通していて、議会も住民に対し、普段の活動や議員が議案についてどれだけ悩みながら判断しているかなどを公開することが重要です。こうした情報公開がしっかりできていないと、福島第一原発事故の対応のように、不満も不信もたまるし、のちに問題を抱え込んでしまいます。

 これまで、議会は議案提出権や首長提案議案に対する修正権、議案否決、調査権などの権利をほとんど行使せず、住民に向き合おうとしませんでした。そのため、住民も議会のシステムをほとんど理解していませんでした。」

 まさにその通りだと思います。

 議会改革の目的は「市民の皆さんに議会のありのままを伝え」「市民の皆さんの意見を集約し」「市民の皆さんと情報を共有し」「政策立案する」このサイクルを坂出市議会に築くことにあると考えています。 

コメントは受付けていません。