ギャンブル等依存症問題啓発週間特別セミナーに参加


5月10日(日)、ギャンブル等依存症問題啓発週間特別セミナーに参加しました。
セミナーでは、埼玉県立精神医療センター病院長補佐の成瀬暢也先生による「やめさせようとしない依存症支援」と題した講演が行われました。
講演では、依存症は一般的に「快楽を求めた結果」「自己責任」と受け止められがちである一方、実際には、多くの方が解決できない悩みや孤独、生きづらさを一人で抱えながら、誰にも相談できず苦しんでいる現状についてお話がありました。
また、依存症支援において重要な役割を果たしている自助グループについても紹介がありました。最初の自助グループであるアルコホーリックス・アノニマス(AA)は1935年にアメリカで設立され、現在では世界的に広がる治療モデルとなっています。ギャンブル障害においても、ギャンブラーズ・アノニマス(GA)という、ギャンブルをやめたいと願う人が集う自助グループがあります。
講演では、自助グループへの継続的な参加は、対人関係の課題と向き合い、安心して正直な気持ちを話せる居場所を持つことにつながるとのお話がありました。人を信頼し、人とのつながりの中で癒やされることで、アルコールや薬物、ギャンブルなどに依存しなくてもよい状態へと回復していくとのことでした。問題行動をやめさせるのではなく、その人の「生きづらさの支援」が大切という内容が大変印象的でした。
そのほか、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会による当事者の体験談や、全国ギャンブル依存症家族の会による家族体験談も紹介され、本人支援だけでなく、家族支援や自助グループの普及啓発の重要性を改めて認識しました。