子育て世帯訪問支援事業
子育て世帯訪問支援事業
出産後間もない産婦のいる世帯や幼いきょうだい等の世話をするヤングケアラーのいる世帯等へ、家事支援事業者がご自宅を訪問し、日常的に行う必要がある家事の支援を行う事業が開始されました。(2022年~)
育児の不安を一人で抱え込み、孤立を深める“孤育て”を防ぐ対策として、そして、ヤングケアラーへの支援として、重要な取組です。
食事の準備・後片付け、衣類の洗濯・補修、居室等の掃除・整理整頓、生活必需品の買い物、その他日常的に行う必要がある家事の支援を行うものです。
ヤングケアラーとは、病気の家族の介護や、幼いきょうだいの世話を担う18歳未満の子どもたちのことです。核家族化や高齢化、共働き、ひとり親家庭の増加といった家族構成の変化が背景にある。過剰な負担によって、子どもの将来や健康に大きな影響を与えてしまう実態が近年明らかになっています。
世話をする家族が「いる」と答えた割合は、
全日制高校2年生 約24人に1人 4.1%
中学2年生 約17人に1人 5.7%
小学6年生 約15人に1人に 6.5%
4割近くが自らをヤングケアラーだと自覚できていないと言われいていることも深刻です。
ひとり親世帯のため本人が世話を当たり前と思っていたり、過度な負担を強いていることに親が気付いていないといった要因が指摘されています。
こうしたことから、相模原市においても、幼いきょうだいのケアを担う子供がいる家族への家事支援サービスの検討など、早期発見と支援を求めてきました。
幼いきょうだいのケアを担う子供がいる家族への家事支援サービスに加えて、介護、福祉、医療、教育など市職員、教員及び関係機関・団体職員向けのヤングケアラーの研修会も実施されています。
https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kosodate/1026602/kosodate/1025906.html