市町村議会議員特別セミナーに参加して
市町村アカデミー主催の市町村議会議員特別セミナーに7月7日、8日の一泊二日の日程で参加しました。場所は、千葉県千葉市美浜区にある市町村職員中央研修所(市町村アカデミー)です。
今回の特別セミナーには、全国の市町村議会(北は岩手県、南は沖縄県)から 280人もの参加者がありました。
7月7日(1日目)の特別セミナーの内容は、
はじめに、 『地方選挙と日本政治の展望』のテーマで、岩見 隆夫氏(政治評論家、毎日新聞客員編集委員)による講演でした。
地方選挙については、大阪秋の陣で橋本府知事の動向に注目すべきところであるが、政権党である民主党は、昨年の参議院選以降の知事選では全敗、特に東京都知事戦では不戦敗で、政権党としていかがなものかと指摘。
現在の国の動向では、菅政権は、末期症状であると指摘し、内政面では被災地の復興などがストップ状態であり、重要な外交についても信頼を失いストップしていると。今の菅さん降ろしには大義がある。政争にするのはおかしいとの論調もあるが、菅さんを降ろすことが全てを改善すると。
次に『災害対応能力の強化ー市町村の役割』のテーマで、河田 惠昭氏(関西大学社会安全学部長・教授、内閣官房東日本大震災復興構想会議委員など)による講演でした。
防災対策の考え方は、通常考えられる災害(危機)ではなく、極めてまれに起こる災害(危機)を想定し、最悪のシナリオを考えることから始まる。ねばり強いハード対策により被害を少なくする。犠牲者を最小限に抑える減災も重要だ。
災害時の市町村の役割は、「住民サービスの拠点であるため市役所は被災してはいけない。被災者に夢と希望を与えて、前向きに災害対応をする。」など、防災意識が高いこの時に、しっかりとした防災対策が必要と。
※この2つの講演は、非常に興味深く、時間があっという間に過ぎ、もっと聞きたい内容でした。
7月8日(2日目)の特別セミナーの内容は、
はじめに、『地方議員の役割と改革の行方』のテーマで、江藤 俊昭氏(山梨学院大学法学部教授、三重県議会議会改革諮問会議会長など)による講演でした。
大変な時期に皆さんは議員となった。議員の報酬と定数がクローズアップされている。地方分権では、議会が頑張るしかない(政治主導が必要)。市民を満足させられる議会を作っていくことが大事。
議会基本条例を作るだけではダメ、しっかりと使いこなすことが本当の議会改革につながる。議会力のアップが市民の信頼を回復すると。
※議会改革は、報酬と定数に関してだけでなく、市民に開かれた議会と議員が十分に討議できる議会づくりが重要と考える。 新人議員としてしっかりと頑張らねば!
最後に、パネルディスカッション『地域で取り組む協働のまちづくり』 では、コーディネーターの卯月 盛夫氏(早稲田大学社会科学総合学術院教授)、パネリストの中橋 恵美子氏(NPO法人「わははネット」理事長、生水 裕美氏(滋賀県野洲市市民生活相談室)による事例発表などが行われた。
子育て支援に関する取り組み、多重債務者の生活再建に向けた全庁を上げての相談支援の取り組み、都市公園の住民との協働による再生に関する取り組みについての事例紹介。
※どれもが興味深い事例で、特に多重債務者への取り組みは、縦割り行政の弊害を乗り越えたところに解決策が見いだせるのだと痛感した。
以上、特別セミナーに参加してでした。

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