今日は、校区の方々の日頃の趣味の成果を発表する場所として開催されている新栄公民館文化祭に参加しました。開会式は午後からでしたが、午前中は小学生6名と中学生6名による「少年の主張大会」が行われました。学校生活や部活、修学旅行から学んだこと、テレビや新聞のニュースから感じたことなど、子どもたちが日ごろ感じたことを鋭い視点で取り上げ主張する姿に感動を覚えました。
 午後からの文化祭では、ステージの部で謡曲や詩吟、民謡、日舞などの発表会があり、練習の成果を存分に発揮されていました。また、会場には写真、陶芸、生け花、手芸品、盆栽などの多くの作品が飾られ、訪れた人の目を楽しませてくれました。
 文化祭の後、県立美術館ホールで行われた東名遺跡のシンポジウムに行ってきました。東名遺跡は今から8000年前の縄文時代の遺跡で、平成15年の巨勢川調整池の掘削工事中に貝塚部が偶然に発見されたものです。貝塚には、動植物性の遺物が良好に保存されており、まさに奇跡の発見といわれています。奇跡的に揃った3つの条件とは、①貝塚が湿地帯で遺物が水漬かり状態であったこと、②貝殻のカルシウム分で土が中和され、動物性のものが良好に残されている、③温暖化による海面上昇で厚く堆積した粘土層で埋められたことが挙げられます。今後は、日本を代表する遺跡として保存と活用が大切になります。現在、国史跡指定をめざし総括報告書を27年度中に刊行する予定になっているそうです。
 今日は、文化の秋に相応しい1日となりました。
 


 

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佐賀市 池田正弘
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