大津市議会議員 佐藤弘

一人のひとを どこまでも大切に 心豊かな まちづくりを目指します

千葉市の地域生活支援拠点事業を視察しました

介護 社会保障 福祉 議員活動 / 2024年7月19日

16日から17日にかけての視察では、千葉市が最後となります。

千葉市では地域生活拠点支援事業及び基幹相談支援センターについて説明を受けました。

「地域生活支援拠点事業」とは、障害のある方が地域で安心して暮らせるよう、相談支援や緊急時の受け入れ、自立のための体験機会の提供などを行うための事業です。

千葉市では、平成29年からこの事業を開始し、令和4年4月には、それまで別々に整備していた「地域生活支援拠点」と「障害者基幹相談支援センター」を統合しました。

統合後の具体的な取り組みとしては、

  • 相談支援: 障害のある方やその家族からの相談にワンストップで対応し、必要なサービスにつなげています。医療的ケア児や重症心身障害児に関する実態調査の結果も活用し、支援が必要な方を早期に発見する取り組みは大変参考になるものと考えます。
  • 緊急時の受け入れ・対応: 短期入所事業所等と連携し、緊急時の受け入れ体制を確保しています。重度の障害のある方については、事前に複数の事業所で連携し、受け入れられるようチームを組んでいます。
  • 体験の機会・場の提供: 障害者支援施設や精神科病院からの地域移行や親元からの自立にあたり、グループホームでの共同生活体験や一人暮らしの体験の機会を提供しています。
  • 専門的人材の確保・養成: 医療的ケアが必要な方や強度行動障害のある方などへの専門的な対応ができる人材の育成にも取り組んでいます。

20240717_地域生活支援拠点等事業の整備状況について(千葉市

 

音声コードUniVoiceの導入が広がっています

ICT活用 福祉 議会 / 2024年7月14日

視覚障害者などのための音声コードUniVoiceの活用が広がっています。

おおつ障害者プラン(概要版)での使用については既に紹介しましたが

今度は、国民健康保険被保険者証の説明にも使用されました。

合理的配慮が義務づけられていますが、さまざまな点について配慮していただきたいですね。

令和 5年 2月通常会議の一般質問でUniVoice導入の提案したものです)

 

6月の瀬田学区寺子屋と折紙傘プレゼント

子育て 福祉 / 2024年6月8日

今日は寺子屋の日。

参加者は25名中23名と、ほとんどの児童が参加してくれました。

来月は、お楽しみ会(ビンゴゲーム?)の予告がありました。

終了後、プレゼントに義母(91歳)が作った折り紙の傘を並べておくと

選ぶのに、折り紙のデザインや大きさに迷いながらも、喜んで持ち帰りました。

帰りに子どもたちから、色紙のデザインの要望もありました。

子どもたちが喜ぶか、半信半疑でしたが好評でした。

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高齢者単身世帯の居住安定を目指すモデル契約条項の策定

生活 福祉 行政 / 2024年6月6日

近年、高齢者の単身世帯が増加している中で、相続人が不明な高齢者が賃貸住宅で死亡した場合の契約解除や残置物の処理に対する不安から、高齢者の入居を拒否する賃貸人がいます。

この問題を解決し、単身高齢者の居住の安定を図るため、国土交通省と法務省は死後事務委任契約に関するモデル契約条項を策定しました。

これは法的に義務付けられていませんが、その利用により高齢者の居住の安定が期待されています。

高齢者の入居が問題となっている中、こうした対応策は重要であると考えます。

大家さん、住宅管理者に活用、推進していただきたい。

◇ 使いやすい契約書式
モデル契約条項は、賃貸借契約の解除と残置物の処理に関する委任契約とを別々のものとしており、また、条文ごとに詳細な解説を付しています。このモデル契約条項をそのまま使える形式とするなど、利便性向上を目的として、以下の[1]から[4]の契約書式を作成しました。

<2つの委任契約を同一の受任者と締結する場合の契約書式>
[1] 解除関係事務委任契約と残置物関係事務委託契約を同一の受任者との間で締結する1通の契約書式 [PDF形式] [Word形式]
<2つの委任契約をそれぞれ別の受任者と締結する場合の契約書式>
[2] 解除関係事務委任契約に関する契約書式 [PDF形式] [Word形式]
[3] 残置物関係事務委託契約に関する契約書式 [PDF形式] [Word形式]
<賃借人と賃貸人が締結する賃貸借契約における特約条項の記載例>
[4] 上記[1]の委任契約又は[2]と[3]の2つの委任契約の締結を前提とした賃貸借契約を締結する場合に、関連する条項を賃貸借契約書に特約条項として盛り込む際の記載例 [PDF形式] [Word形式]

NEW残置物の処理等に関するモデル契約条項の活用ガイドブック ~単身高齢者の賃貸住宅への円滑な入居のために~
モデル契約条項の一層の理解と活用を図るため、残置物の処理等に関する契約の締結から残置物への対応までをステップごとに分かりやすく解説したガイドブック

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避難行動要支援者名簿の説明を受ける

地域活動 災害 福祉 防災防犯 / 2024年5月10日

本日は、大津市長寿政策課の担当者に瀬田支所にお越しいただき、避難行動要支援者名簿の取り扱いや、瀬田学区の現状についてご説明を受けました。

避難行動要支援者のうち、本人の同意が得られた方に関しては、地域提供用の名簿として活用できるため、学区自主防犯防災会としてどのように取り組むかについて話し合いました。

近々更新される名簿をもとに、自治会単位で避難行動要支援者を把握し、各自治会に配置されている防災会支部長を中心に名簿を活用していく方針で合意しました。

スクリーンショット 2024-05-10 214004

20240510_避難行動要支援者名簿について

20240401_避難行動要支援者名簿(地域提供用)の提供について

UniVoice音声コードが「おおつ障害者プラン」に導入

福祉 行政 / 2024年4月18日

これまでUniVoice音声コードの導入を進めてきました。

既に「公明おおつ」でも使用しています。

今回、令和6年度の「おおつ障害者プラン(概要版)」にも導入されました。

下の画像は電子版(PDF版)ですので、音声コード横に切欠きはありませんが

さらに下の画像の様に、冊子には二つの切欠きが付いています。

二つ付いているのは、裏表あることを意味します。

おおつ障害者プラン(概要版)

ページの元ファイル おおつ障害者プラン(概要版)_1

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音声コードを配置し、視覚障害者に配慮した「公明おおつVoL67」まもなく発行

ICT活用 福祉 議員活動 / 2024年3月30日

「公明おおつVoL67」が校了し、印刷の準備に掛かっていますので、4月中旬には新聞折り込みする予定です。

「公明おおつ」は視覚障害者に配慮して、「UniVoice音声コード」を紙面右下に設けています。

UniVoiceというスマホアプリをインストールして、この音声コードにかざすと

公明おおつ表面の内容を読み上げます。

ただし、一つの音声コードで取り込める文字数は約1,000文字なので、要約した内容になっています。

改正障害者差別解消法により、民間事業者にも合理的配慮の提供が義務付けられました。

事業者にとって過重な負担となる場合は、配慮を行う必要はありませんが

この「UniVoice音声コード」であれば、僅かなアプリ購入費で導入できます。

公的機関の場合ですと、無料で導入できます。

是非とも、この音声コードを活用してほしいと思います。

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2月通常会議の代表質問で登壇

交通 教育 災害 産業 福祉 行革 議会 防災 / 2024年2月29日

本日2月通常会議での代表質問が行われました。

代表質問は各派代表の6名が質問に立ち

私は大津市議会公明党議員団を代表して4番目に登壇しました。

質問は以下の11項目です。

  1. 総合計画第2期実行計画について
  2. 令和6年度予算案と行財政運営について
  3. 中小企業・小規模企業支援について
  4. 「住宅確保要配慮者」に対する住宅政策について
  5. 建築物耐震改修の促進について
  6. 地域公共交通ネットワーク再構築の取り組みについて
  7. 道路整備の取り組みについて
  8. 私道整備の補助制度について
  9. 学校体育館空調設備設置事業について
  10. 不登校児童生徒に対する多様な支援のあり方について
  11. 学校における働き方改革について

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大津市生涯学習推進フォーラムに参加

子育て 教育 文化 生活 福祉 / 2023年12月10日

令和5年度大津市生涯学習推進フォーラムが市役所で行われ参加しました。

生涯学習推進協議会 野々口会長、教育委員会 高野部長の挨拶の後

以前大津市の教育長を務めた、桶谷守(池坊短期大学学長)氏から

「人生100年時代の生涯学習について~生きづらさを抱える子供への関わりから考える~」

のテーマで講演がありました。

最後に、講演と、あとから配布された中学3年生が書いた「本当の豊かさ」を読んで、このグループディスカッションが行われました。

この中学生の文章から改めて幸福とは何かを考えさせられました。

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見落とされがちな軽度知的障害者への支援を考える

市民相談 福祉 行政 議員活動 / 2023年11月16日

知人の方から「隣の家が競売にかかっている」と聞いたので、来てほしいと連絡が入りました。

そこで、今日は急遽、予定を変更して相談者のところに向かい、債権回収業者、地方裁判所、不動産業者などへの連絡など、出来るだけの対応をしました。

その方が軽度の知的障害者であったことから、以下感じたことです。

外見上は何の問題もないように見えますが、実は軽度の知的障害を持つ人がいます。

しかし、彼らは金融事務や法的手続きなど、日常生活の多くの面で困難に直面しています。

この問題は、軽度知的障害者が社会から見落とされがちなことに起因します。

彼らには成年後見人制度のような法的支援や、日常生活をサポートする福祉サービスが必要ですが、これらのサービスの存在や利用方法についての認識が不足しています。

地域コミュニティにおける役割も重要で、私たちが支援の手を差し伸べることで、彼らの生活の質を大きく向上させることができます。

このことを通じて、軽度知的障害者への支援の必要性についての意識を高め、実際の支援へと結び付けることの必要性を実感しました。

軽度知的障害者悩み