大津市議会議員 佐藤弘

一人のひとを どこまでも大切に 心豊かな まちづくりを目指します

大津発!おむつを再資源化する革新的技術「おむつ用炭化炉」が登場

災害 環境 議員活動 / 2025年4月11日

皆さんは、介護現場や災害時の避難所で発生する「使用済みおむつ」の処理について考えたことがありますか?

大津市の企業、株式会社大木工藝が開発した「おむつ用炭化炉」は、その問題に革新的な解決策をもたらす画期的な装置です。

■ おむつを“炭”に?再利用可能な資源へ変換

この炭化炉は、1日で約150人分のおむつを処理できる能力を持ち、使用済みおむつを高温で炭化させることで、土壌改良材などに再利用できる炭素材へと生まれ変わらせることが可能です。

■ 介護現場の自前処理が可能に

これまで介護事業所では、おむつの廃棄に多くの費用と手間がかかっていましたが、この炭化炉を施設に設置することで、外部に頼らず自前で処理が完結できるようになります。
さらに、処理後に出る炭は再資源化できるため、環境負荷も軽減される点が注目されています。

■ 災害時の避難所でも力を発揮

避難所でのトイレ問題は深刻です。水洗トイレが使えない状況では、携帯トイレを使った後の処理が大きな課題となりますが、この炭化炉があれば、その場で炭化し、衛生的に処理を完了させることができます。
万が一の停電時でも発電機で運用可能という点も、災害対策として大きな強みです。

■ 環境にもやさしい新技術

おむつの焼却に比べて、炭化処理はCO₂排出量を抑える効果があるとされ、地球環境にも配慮されたサステナブルな技術としても期待されています。

大津市ごみカレンダー2025年4月~9月 アップしました

環境 生活 / 2025年3月6日

◆2024年10月~2025年3月 の大津市ごみカレンダー ↓

Excelファイル:ゴミカレンダーR0704-R0709

PDFファイル  :ゴミカレンダーR0704-R0709

防草シート施工:10年間で500万円以上の差が出る理由

市民相談 建設 環境 / 2025年2月27日

質問に役立つ行政関連情報のアップデータ 2月26日から

リンクを掲載した以下の記事ですが、気になったので防草シートについて調べてみました。

防草シート施工が管理コストに与える影響(電力中央研究所 報告書)

雑草管理は、農業や公共施設、インフラ設備の維持において重要な課題です。

地域住民からは高齢になったため草刈りをしてほしいという要望が毎年増え続けています。

このようなことから本市においても、長期的な雑草抑制を可能にする有効な手段として防草シートを設置することがあります。

ザバーン®・プランテックス®製防草シートから

しかし、適切なシート資材を使用した施工が行われなければ、その効果は大きく損なわれ、追加コストや管理負担が発生するリスクがあります。

防草シート施工における成功事例と失敗事例を比較し、長期的なコスト削減と効果的な雑草管理を実現するためのポイントを調査してまとめてみました。

以下に、シートXとシートPの耐用年数を10年と設定し、10年間における施工コストと管理コストを比較した一覧表を示します。

項目 シートX シートP
施工コスト 41.7万円(100m²あたり) 37.6万円(100m²あたり)
施工回数 1回(10年耐用) 10回(1年ごとに張り替え)
施工総コスト 41.7万円 376万円(37.6万円 × 10回)
管理コスト なし(10年間効果持続) 22.3万円(100m²あたり、年1回)
管理回数 0回 10回(毎年除草作業)
管理総コスト 0万円 223万円(22.3万円 × 10回)
総コスト 41.7万円 599万円(施工 + 管理コスト)

まとめ

  • シートXは、施工コストが41.7万円で、10年間の耐用年数を持つため、追加の管理コストは発生しません。
  • シートPは、施工コストが37.6万円ですが、耐用年数が1年未満であるため、10年間で10回の張り替えが必要となり、施工総コストは376万円に達します。また、毎年の管理コストが22.3万円かかるため、10年間で223万円の管理コストが発生します。

この結果、シートXを使用した場合の総コストは41.7万円であるのに対し、シートPを使用した場合は599万円となり、シートXの方が圧倒的にコスト効率が良いことがわかります。

※事例に挙げたシートX(推奨されるシート)の材質
防草シートには、主にポリプロピレン製のシートが使用されることが多く、特に以下のような製品が推奨されています。

  • Xavan®防草シート240グリーン(厚さ0.64mm)
  • Xavan®防草シート350グリーン(厚さ0.80mm)
  • Plantex®製68ブラック(厚さ0.27mm)

これらのシートは、遮光性や耐久性に優れており、適切に施工されることで数年にわたり雑草の成長を抑制する効果があります。

特に、遮光性が高いシートは雑草の光合成を妨げるため、効果的な防草が期待できます。

地元企業が挑む未来!人工漁礁『トリクル®』で海の再生を目指す

環境 産業 / 2024年12月19日

千葉県館山湾藻場再生磯焼け対策実証実験

地元の企業「大木工藝」が行っている、とてもユニークな取り組みを紹介します。

これは海をきれいにし、魚たちが住みやすい環境を作るための技術です。

大木工藝は「トリクル®」という特別な人工漁礁(魚たちの隠れ家になる装置)を使って、千葉県の館山湾で実験を行いました。

この実験内容の資料を添付します。

この「トリクル®」は廃棄物を炭に変える技術を使い、環境にも優しい材料で作られています。

この取り組みは内閣官房が主催する「ジャパン・レジリエンス・アワード」で最優秀賞を受賞しており、今注目されている技術です。

トリクル®って何?
「トリクル®」は三角形の形をした特別な装置で、海の底に沈めるだけで簡単に設置できます。

この装置は次のような効果があります:

  • 海藻や海草が生える場所を提供する
  • 魚たちが隠れたり、住んだりする場所を作る
  • 海水の中の二酸化炭素を減らす

今回は館山湾で、約100個のトリクル®を沈めました。そして、海藻の種を入れた麻袋も一緒に使い、植食性の魚(海藻を食べてしまう魚)から守る工夫をしました。

実験の成果は?
11月27日、この実験の様子がNHKのニュースで紹介され、多くの人たちがこの取り組みに興味を持っています。

実験の成果が成功すれば、他の地域の海でもこの技術を使えるようになります。

地元企業が未来の環境を守るためにこんなに素晴らしい取り組みをしているなんて、誇らしいですね!

これからも大木工藝のさらなる活躍を期待して、応援をお願いします!

【大木工藝】館山実証実験_メディア掲載に関する資料

地域の清掃活動(ノーポイ運動)に参加しました!

まちづくり ボランティア 市民協働 環境 / 2024年12月1日

12月1日はノーポイ運動の実施日。

瀬田学区の自治会長や各種団体の皆さんと一緒に、地域清掃活動に参加してきました!

瀬田駅近くのダイエー前に集合し、まずは啓発活動を行いました。その後、瀬田支所まで道路や側溝に落ちているゴミを拾い集めました。

たくさんのゴミが集まりましたが、皆さんと協力して清掃活動に取り組むことで、地域を綺麗にすることは気持ち良いですね!

ちなみに、各自治会でも「クリーニングデイ」として清掃活動が行われます。ぜひ、皆さんにも積極的に清掃活動に参加してください!

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し尿処理施設の視察に

市民相談 環境 / 2024年5月9日

9日に大津市の志賀衛生プラントを視察しました。

プラントは清潔に管理されており、臭いも全く感じませんでした。

処理能力は1日に23klですが、処理量は月によって異なります。多い月では概ね600klに達し、平均すると1日約20klとなります。

そのため、稼働率は高めです。

受け入れる汚泥は、浄化槽汚泥とし尿の2種類があります。浄化槽汚泥の量は増加している一方で、し尿は減少傾向にあります。両者の割合はおおよそ3:2です。

最終的に汚泥は焼却灰になりますが、凝固剤としてポリ鉄(ポリ硫酸第二鉄)という鉄系の無機高分子凝集剤を使用しています。これにより、焼却灰は鉄がさびたような色になります。

この焼却灰は大阪湾フェニックスへ搬送されて処分されます。

 

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大津市の(株)大木工藝が強靱化大賞の最優秀賞・優秀賞を受賞

まちづくり 環境 / 2024年5月1日

大津市中野の(株)大木工藝が、4月23日に東京千代田区イイノホールにて

内閣官房 国土強靭化推進室 本部長の岸田総理ご出席のもと

ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)の最優秀賞・優秀賞を受賞されました。

最優秀賞に輝いたのは  「廃棄物炭化を有効利用した藻場・海藻・ 2海草・サンゴ礁を再生するCO削減技術」で

いわゆるブルーカーボンに通じるものです。

さらに、優秀賞には「炭素を使用した省エネ節電シートデコカーボ」で屋内のクロスの材料になるもので

熱伝導の高い炭素を使用することで、冷暖房時に速やかに冷える、暖まる効果があります。

こうした素晴らしい技術が、本市をスタートにして、日本さらに世界で活用されることを願っています。

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日本蜜蜂の飼育状況を確認に

ボランティア 環境 / 2024年4月1日

NPO法人日本ミツバチ保護の会は、日本蜜蜂の飼育者の支援を行っています。

今日は、代表と宇治田原市の飼育先を訪問しました。

最近、アカリンダニにより7割ぐらいの巣箱で、日本蜜蜂が死滅しています。

今回の訪問先でも、巣箱の表面にアカリンダニの痕跡があり、代表から飼育者に掃除するように指導しました。

代表は日本の在来種である日本ミツバチ保護のため無償で教育・指導に飛び回っています。

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大津市ごみカレンダー 2024年4月~2024年9月 アップしました!

ボランティア 環境 議員活動 / 2024年3月8日

大津市ごみカレンダー 2024年4月~2024年9月 作成しました。

スクリーンショット 2024-03-08 083733

エクセルのファイルを添付していますので、編集してお好きに加工できます。

(印刷の際に、1枚に収まらないことがありますが、その時はプリンターの設定で余白を調整して下さい)

A4用紙で、3ヶ月分×2枚で作成しています。

ExcelファイルゴミカレンダーR0604-R0609

PDFファイル  :ゴミカレンダーR0604-R0609

アクア琵琶で瀬田川洗堰を分かりやすく学ぶには

教育 環境 / 2024年2月23日

アクア琵琶で小学生の付き添いの教師から、瀬田川洗堰についてもっと分かりやすい展示への改善要望がありました。

私はアクア琵琶を見学したことがありますが、小学生の視点ではどうか分からないので、現地を改めて見学しました。

展示物を見て回ると、映像、音声、模型、展示パネルは分かりやすく工夫されていると感じました。

しかし、パネルの説明は小学生には難しいと感じました。

展示物は小学生から中学生、大人まで幅広い世代向けに作られているため、どの世代に焦点を当てるか難しい問題です。

受付の方に伺ったところ、出前講座を予約すれば、対象者に合わせた分かりやすい説明を受けることができます。

出前講座の申し込みは、国土交通省近畿地方整備局のホームページから可能です。

詳細は以下のホームページをご覧ください。

https://www.kkr.mlit.go.jp/

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