大津市議会議員 佐藤弘

一人のひとを どこまでも大切に 心豊かな まちづくりを目指します

自治体のデジタル化最前線!陸前高田市とたつの市から学ぶ「地域の守り方」

介護 家族 災害 生活 福祉 行政 高齢者 / 2026年7月29日

今回は、総務省が公開している事例集から、私たちの街でもぜひ参考にしたい「自治体のデジタル化」の取り組みを2つピックアップしてご紹介します。

デジタル化というと「スマホが使えないと取り残されるのでは?」と不安に思うかもしれませんが、今回ご紹介するのは、誰もが安心して暮らせる「地域の守り方」をテクノロジーで優しくサポートする素晴らしい事例です。

参考資料:地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第5.0版】(総務省)

1. 黒電話でもOK!AIと電話で災害時の安否確認【岩手県陸前高田市】

大雨や台風などの災害時、迅速な避難指示と安否確認は命に関わる重要な課題です。陸前高田市では、最新のクラウド・AI技術と、昔ながらの「電話」を組み合わせた自動音声一斉配信システムを導入しました。

  • スマホがなくても大丈夫: 音声のみの応答で完結する設計のため、スマホを持たない高齢者や、黒電話を使っているご家庭でも確実に情報を受け取れます。

  • 一斉発信で逃げ遅れを防止: 災害の恐れがある際、事前に登録した連絡先へ一斉に電話やSMSを発信し、必要な情報を即時に届けます。

  • 市職員の負担を大幅カット: 手作業で行っていた安否確認が自動化され、職員が他の重要な災害対応に集中できるようになりました。

まさに「デジタルとアナログの融合」で、住民を誰一人取り残さない防災を実現している事例です。

2. 離れていても安心。高齢者への「ゆるやかな見守り」【兵庫県たつの市】

コロナ禍以降、地域との繋がりが減少し、高齢者の「新しい孤立」が問題となりました。
そこでたつの市は、ICT機器を活用して、離れて暮らす家族が高齢者を無理なく見守れる仕組みを導入しました。

  • 生活の様子を自然に確認: 高齢者がテレビ等で動画を視聴したタイミングや、部屋の温度・起床情報などが、離れて暮らす家族のスマホアプリに届きます。

  • お互いに負担のない「ゆるやかさ」: 監視されているという抵抗感を感じさせず、お互いのプライバシーを尊重しながら自然な安否確認ができます。

  • 行政からの直接サポート: 必要に応じて、行政からフレイル(虚弱)予防などの最適な情報を、対象者へ直接発信することも可能です。

テクノロジーが家族の絆をそっと繋ぎ直し、温かくサポートしてくれる優しい取り組みです。

まとめ

陸前高田市とたつの市の事例から見えてくるのは、デジタル化の目的は単に効率化することではなく、「地域の安心と繋がりを守る」ことだということです。 最新技術を使いながらも、住民の目線に徹底的に寄り添う工夫が、地域の安全に直結しています。私たちの住む街でも、こうした温かいデジタル化のアイデアが広がっていくと良いですね!

6月通常会議 一般質問の答弁と検証〜避難行動要支援者名簿のデジタル化を問う〜

地域活動 災害 生活 行政 議会 防災 / 2026年6月28日

6月通常会議での私の一般質問(初問)に対する答弁書です。

今回も避難行動要支援者名簿の扱いについては残念な答弁でした。

避難行動要支援者名簿は、平時は同意を得られた方の名簿のみが地域に提供されます。同意をされていない方の名簿は、災害が発生し避難支援が必要になった場合に限り、避難支援のために提供・使用することができます。

しかし、多くの名簿が発災時に突然紙媒体で地域に提供されたとしても、数百人規模の対応をするには時間がかかります。

一方で、ケアマネジャーや相談支援専門員は、業務として利用者の安否確認を行っています。これらの専門職が把握する安否確認情報を、地域の自主防災会や民生委員と共有できれば、安否確認から避難支援までをより効果的に行うことができます。今回の質問は、こうした情報共有を運用できるシステムの整備を求めるものでした。

これに対し市は、地域提供用のデジタル共有システムについて、「平常時において秘匿性の高い個人情報をデータで提供することは情報セキュリティポリシー上厳しく制限されており、災害時であってもその後の流出等のリスクを考慮する必要があることから、現時点では困難である」と答弁しました。また、紙媒体で十分対応できるかという問いに対しては、「発災時にはインフラの状況が不明な点を踏まえると、紙媒体による提供が確実な方法である」と答弁しています。

しかし、私が求めているのは紙媒体を否定することではなく、紙とデータ提供を併用する仕組みです。データ提供が困難だからといって、紙媒体だけで安否確認情報の共有も含めて十分対応できるとする市の論理には疑問が残ります。

そもそも、データであればリスクがあり、紙媒体であればリスクがないという整理自体に説明が必要です。紙媒体であっても、紛失や誤配布等による情報流出のリスクは存在します。データと紙のリスクを比較した上での説明がなければ、納得感のある答弁とは言えません。

もっとも重要なことは、災害時にいかに早く要支援者の安否確認を行うかです。そのためには、要支援者名簿を地域の方々が平時から効率的に使える状態にしておくことを、市はあらためて検討すべきです。


 

                                               


所属名:福祉政策課、長寿福祉課

1 個別避難計画が未作成の避難行動要支援者に対する安否確認・避難支援等の実働体制について

(1)避難行動要支援者名簿と安否確認情報の共有の仕組みについて

①避難行動要支援者名簿の収集すべき情報の不足について市はどのように認識しているのか伺います。あわせて、同居状況や緊急連絡先を充実させた名簿づくりに向けた今後の対応をお聞かせください。

②ケアマネジャーや相談支援専門員が行った安否確認の情報を、行政や関係機関等と共有する運用ルールが本市にあるのかどうか、またあるとすればそのルールの内容について、なければルールを設ける必要性についての見解を伺います。あわせて、保健福祉支援班は具体的にどこから、どのような安否確認情報を収集し、その後、庁内の関係部署や消防などの救助機関との連携にどう生かすのか、伺います。

③行政内部で安否確認情報をデジタルで共有するシステムの構築について伺います。

(2)地域提供名簿と自主防災組織・民生委員による活用について

①避難行動要支援者名簿の受領学区をさらに広げていく取り組みについて、市はどのように考えているのか伺います。

 ②行政内部システムとも連動した地域提供用デジタル安否確認共有システムの構築と地域への提供について、市の見解を伺います。あわせて、安否確認等を中心となって担う自主防災組織や民生委員が、平時からこのシステムの使用方法を理解し、習熟しておく取り組みも必要と考えますが、市の見解をお聞かせください。

③仮に、デジタル共有名簿の提供ができない場合、事業所のケアマネジャーや災害対策本部などからの情報共有は難しくなります。そのような状況で、多くの避難行動要支援者の速やかな安否確認が、紙媒体の資料でも十分に可能とお考えか、市の見解を伺います。

                                               

1点目の避難行動要支援者名簿と安否確認情報の共有の仕組みについてのうち、1つ目の避難行動要支援者名簿の収集すべき情報の不足の認識についてでありますが、例えば地域への名簿提供にかかる同意確認書の緊急連絡先の欄について、頼ることができる人がいないなどの理由で未記入で提出される場合などは、名簿に空欄が生じているものと考えております。

また、名簿の充実についてですが、同居状況については、同居の方の個人情報をどの程度まで収集できるかなどの課題があると認識しておりますが、昨年度には同意確認書の様式を見直し、新たに対象となる方に送付した結果、返送のあった方の約9割が緊急連絡先を記載いただいております。今後とも、名簿の充実に向けて工夫してまいります。

2つ目の、ケアマネジャー等が行った安否確認情報を市と関係機関等が共有する運用ルールがあるのか及び安否確認情報をどのように収集し、関係機関との連携にどのように活かすのかについてでありますが、現在のところ明確な定めはございませんが、情報収集、情報提供、協力依頼等を円滑かつ適切に行えるよう、今後、防災部局や関係所属等と協議してまいります。

また、保健福祉支援班において、初動支所班や避難所の担当職員等から情報を収集し、安否確認が取れない方について、当該家屋の被災状況や、家族等との連絡の可否など、詳細な状況を聞き取り、消防局や高齢・障害分野等の関係所属と共有することで、各所属が保有する情報を活用しながら安否確認を行うことなどを検討しているところです。

3つ目の、行政内部で安否確認情報をデジタルで共有するシステムの構築についてでありますが、今後、共有する所属や情報の範囲、共有方法などについて、検討してまいります。

2点目の地域提供用名簿と自主防災組織・民生委員による活用についてのうち、1つ目の避難行動要支援者名簿の受領学区をさらに広げていく取組についてでありますが、これまでから、学区自主防災組織をはじめ各種地域団体へ説明を行ってきたところであり、今後も名簿の提供が進むよう努めてまいります。

2つ目の、地域提供用のデジタル共有システムの構築及び名簿の提供、使用方法習熟のための取組についてでありますが、平常時において、秘匿性の高い個人情報をデータで提供することは、大津市情報セキュリティポリシーにおいて厳しく制限されていることや、災害時であっても、その後の流出等のリスクを考慮する必要があることから、現時点では困難であると考えておりますが、今後、国が推奨しているクラウド型被災者支援システムを活用した取組等を調査研究してまいります。

3つ目の、避難行動要支援者の速やかな安否確認が、紙媒体の資料で十分かについてでありますが、活用時における利便性に課題があると認識しておりますが、現時点では地域へのデータ提供は困難であることや、発災時においてインフラの状況が不明な点を踏まえると、紙媒体による提供が確実な方法であると考えております。

以上、私からの答弁といたします。


所属名:危機・防災対策課

(3)避難行動支援者連絡会議と避難支援プランの実効性について

① 避難行動支援者連絡会議について、これまでどのような取り組みを行ってきたのか伺います。あわせて、関係機関との会議ではどのような意見や課題が示されてきたのかお聞かせください。

② 現在のプランの記述は、役割分担される担当課における災害時の具体的な動きの手順まで踏み込んだ内容になっているのか、市の認識を伺います。

③ 複数の主体から入手される安否情報の取りまとめについて、現在のプランの記述が、関係者が迷わず動ける具体的な内容になっているのか、市の認識を伺います。

                                                

3点目の避難行動支援者連絡会議と避難支援プランの実効性についてのうち、1つ目の避難行動支援者連絡会議のこれまでの取り組み及びどのような意見や課題が示されたかについてでありますが、平成27年3月に大津市避難行動要支援者避難支援プラン(全体計画)を作成して以降、毎年度会議を開催し、関係所属からハザードマップの更新に伴う個別避難計画の優先作成対象者の増加、避難行動要支援者名簿の地域提供に関する課題等が示されました。

2つ目の避難支援プランの記述が、具体的な手順になっているか及び3つ目の安否情報の取りまとめが、具体的な内容になっているかについてでありますが、本市が作成した大津市避難行動要支援者避難支援プランについては、避難行動要支援者の支援を行うための全体計画であるため、詳細な手順や方法は定めておりませんが、具体的な対応については、地区防災計画に定めることを促すなど、地域との連携による取組を進めてまいります。

以上、私からの答弁といたします。

                                               


管理者答弁

所属名:企業戦略・危機対策室、ガス計画整備課、ガス管理課

2 大津市ガス事業の安全・安定供給と持続可能性について

(1)ガス保安の責任体制と実効性について

①緊急時の保安・修繕業務の委託について、指揮命令系統や事故時の報告ルール、出動基準などの基本事項を、契約上どのように整理しているのか伺います。

②通報からの初動対応や現場での処置を適正に実施しているか、どのように確認しているかお聞かせください。

③市がガス事業の運営を担う新会社等に出資している場合、市は株主と監督者の二つの立場を持つこととなります。そこで、市としてそれぞれの立場をどのように整理されているのかを、外部の専門機関による監視も含めお聞かせください。

(2)技術継承と委託依存リスクの管理について

①現在、本市においてガス主任技術者免状を受けておられる方は何名で、ガス主任技術者として選任されている方は何名なのか伺います。あわせて、委託先の業務の履行が不能となった場合や契約終了時に、代わりの緊急保安体制をどのように確保する想定としているのかお聞かせください。

②委託依存が進む中で、市の側にガス保安に関する知見や判断力をどのように蓄積し、維持していくのか伺います。

③経済産業省が推進するスマート保安について、今後どのように取り組んでいくのか伺います。

(3)老朽化した敷地内埋設管の安全対策について

①本市の供給区域内において、敷地内の白ガス管の腐食に起因するガス漏れは、過去3か年で何件発生しているのか、あわせて、現在残存している白ガス管の件数について伺います。また、今後のガス漏れのリスクをどのように評価しているのかお聞かせください。

②ガスメーター以降の敷地内配管について、法定点検で老朽化が確認された場合、利用者に対してどのような対応を行っているのか伺います。あわせて、点検で不具合が確認されたにもかかわらず、市民の対応が困難なケースを、市としてどのように対応しているのかお聞かせください。

③敷地内配管の改善工事について、敷地が広い場合や舗装撤去を伴う場合の自己負担が重く、またガスメーター以降の敷地内配管は補助対象外となっています。費用負担が困難な高齢世帯や低所得世帯への支援について、市としてどのように考えているのか見解を伺います。

(4)託送料金制度と事業財政の持続可能性について

①令和6年度決算では、託送供給の単価が1立方メートル当たり25.8円、原価が24.5円で、その差は1.3円でした。今後もコスト上昇が続いた場合、原価が供給単価を上回る時、どのように対応するのかお聞かせください。

②人口減少・需要減少が進む中で、長期的なガス需要の見通しを市としてどのように捉えているのか伺います。あわせて、将来的な導管の更新などについて、どのような課題を認識し、今後どのように検討していくのかお聞かせください。

(5)カーボンニュートラル・グリーントランスフォーメーションへの対応について

①本市のガス事業として、2050年カーボンニュートラルに向けた対応方針をどのように定めているのか伺います。あわせて、合成メタンやバイオガスの導入について、今後の方向性をお聞かせください。

                                        

ご質問にお答えいたします。

2項目めの1点目、ガス保安の責任体制と実効性についてのうち、1つ目の、緊急時の保安・修繕業務の委託について、基本事項の契約上の整理についてでありますが、本市の保安規程における保安組織の一部として「企業局保安センター」を位置づけるとともに、当該センター業務をびわ湖ブルーエナジー株式会社に委託し、ガス漏洩等の通報内容の緊急度や事故の規模に応じて報告及び出動することとしています。

2つ目の、通報からの初動対応や現場での処置の実施及び確認についてでありますが、修繕日報及び修繕現場において、通報内容やガス漏れの状況に応じた対応がなされていることを確認しております。

3つ目の、株主としての立場と監督者としての立場の整理についてでありますが、本市は、株主として、株主総会や取締役会等において、びわ湖ブルーエナジー株式会社の経営状況を確認しております。

監督者としては、契約書や要求水準書等に基づき、小売業務や保安、修繕業務等の実施状況について、定期的に業務報告を受け、モニタリングを行っております。

また、外部有識者で構成する検証委員会において、本市のモニタリング結果が、客観性や公平性を確保できているのか、検証及び助言をいただいております。

2点目の技術継承と委託依存リスクの管理についてのうち、1つ目の、本市におけるガス主任技術者の状況についてですが、ガス主任技術者免状の交付を受けている者は4名であり、ガス主任技術者として選任している者は1名であります。

また、委託先の業務の履行が不能となった場合や契約終了時の緊急保安体制の確保についてでありますが、まずは、委託先の業務が適切に履行され、保安体制が維持されるようモニタリングにおいて助言や指導を行っているところであり、契約終了時の緊急保安体制については、今後、委託の継続を含めて、検討していくこととしております。

2つ目の、市側にガス保安に関する知識や判断力をどのように蓄積し維持していくのかについてですが、本市職員が、大量にガスを使用する工場等の専用ガス施設の点検や、市内のガスバルブや整圧器の専門的な操作を実施していること、また、びわ湖ブルーエナジー株式会社に委託している保安業務に関して、修繕工法について協議を行い、モニタリングにおいて日報や出動記録を確認することにより、ガス保安に関する知見の蓄積等に努めております。

3つ目の、経済産業省が推進するスマート保安に関する取組についてでありますが、本市においては、既に、平成17年度にガス整圧器遠隔監視制御システムを、令和6年度に他工事受付システムを導入しております。

また、今年度、緊急保安の現場状況をリアルタイムに映像と音声で把握できる映像通話システムの整備を予定しており、引き続き、技術の進展などの動向を注視してまいります。

3点目の、老朽化した敷地内埋設管の安全対策についてのうち、1つ目の、敷地内の白ガス管の腐食に起因する過去3年のガス漏れ件数と現存する白ガス管の件数についてでありますが、令和5年度が40件、令和6年度が46件、令和7年度が32件で、現存する白ガス管の件数は、令和7年度末で約18,000件であります。

また、今後のリスクをどのように評価しているのかについては、昭和62年以前まで採用されていた白ガス埋設管は、埋設環境と経年劣化により腐食しやすいことから、早期の改善が必要と認識しております。

2つ目のうち、ガスメーター以降の敷地内配管で、法定点検において老朽化が確認された場合の対応についてですが、まずは、4年に一度の法定点検時において、敷地内に白ガス管が埋設されているお客様に対しては、全てパンフレットを配布し、早期にポリエチレン管等へ交換していただくようお願いしておりますが、その中で点検時に老朽化が確認された場合は、危険性を丁寧に説明し、速やかな交換をお願いしております。

次に、2つ目のうち、不具合確認時に市民の対応が困難なケースについて、及び3つ目の費用負担が困難な高齢世帯等への支援につきましては、敷地境界からガスメーターまでは、ガス漏れによる火災等の防止のため補助制度を設け、白ガス管の交換を促進しておりますが、ガスメーター以降の敷地内は、ガスメーターがガスを遮断し、安全を確保できることから、補助対象外としているものです。

費用負担が困難な場合は、まずは、白ガス管交換の必要性を丁寧に説明した上で、指定ガス工事店から安価な工法の提案をされているところであります。

4点目の託送料金制度と事業財政の持続可能性についてのうち、1つ目の、託送供給原価が供給単価を上回る時の対応についてでありますが、まずは、導管更新時における口径のダウンサイジングなど経費削減や、保有資産や資金の有効活用による収益向上などさらなる経営努力を行った上で、なお、持続的な事業運営に影響が生じると判断した際には、託送料金の見直しを検討することもあり得ます。

2つ目の、長期的なガス需要の見通しについてでありますが、人口減少や省エネ機器の普及、ガス機器の性能向上などにより、ガス需要は今後減少すると見込んでおります。将来的な導管の更新などについては、老朽化による更新需要の増加に対応するための人員体制の確保等が課題と考えており、引き続き、効率的な工事発注手法の検討を進めるとともに、口径のダウンサイジングを図りながら耐久性の高いポリエチレン管等への更新を行うなど、適切に課題に対応してまいりたいと考えております。

5点目のカーボンニュートラル・グリーントランスフォーメーションへの対応についてでありますが、「大津市ガス事業中長期経営計画」において、ガスの脱炭素化に向けた動向を注視していくこととしております。合成メタンやバイオガスにつきましては、国において託送料金制度との関係を含めた導入促進策の検討が進められていることから、一般ガス導管事業者として、引き続き国の動向や制度設計の状況について情報収集に努めてまいります。

以上、私からの答弁といたします。

「それはうちの部署じゃない」をなくす!全庁的立場で災害対応体制を構築しよう

まちづくり 災害 行革 防災 / 2026年6月6日

はじめに――なぜ「全庁体制」が機能しないのか

能登半島地震をはじめ、過去の大規模災害の振り返りでは、毎回同じ課題が繰り返し指摘されています。

「災害対応は一部の部局が行うものという認識が強く、全庁体制で対応する意識が希薄だった」
令和6年能登半島地震対策検証報告書(石川県)

知事が「非常事態宣言」を発令しても、各部局の動きが変わらなかった――これは石川県だけの話ではありません。東日本大震災、熊本地震、常総市洪水など、全国の災害検証報告書でも同じ課題が繰り返し浮かび上がっています。

では、なぜ「全庁体制」は機能しないのでしょうか。そして、どうすれば変えられるのでしょうか。


自治体に求められる「3つの組織的要件」

三菱総合研究所の分析(自治体の災害対応力を高める職員の「危機対応メタスキル」)によると、自治体の災害対応には以下の3つの要件が求められます。

① 全庁的な指揮・実行体制

  • 防災担当部局だけでなく、すべての部局が「自分事」として動く必要がある
  • 計画・マニュアルに役割を書いても、「当事者意識」がなければ機能しない
  • 災害対策本部の意思決定が各部局に届き、自ら人員・情報・資源を動員できるか

② 部局・分野横断での調整

  • 避難所運営・物資輸送・教育再開・災害広報など、部署をまたぐ課題が同時多発する
  • 「被災者のいのちを守り、社会機能を回復する」という大目標のもとで、縦割りを超えた連携が必要

③ 外部との連携

  • 自衛隊・警察・消防・NPO・応援職員など、多様な外部機関との協働が不可欠
  • 外部からの支援は強力だが、優先順位の設定・地域事情を踏まえた判断は地元自治体が担わなければならない

制度を整えるだけでは足りない

国はこれらの課題に対し、ガイドラインや受援計画の手引きなど制度整備を進めています。能登半島地震では発災後3カ月間で約60団体・7.7万人日もの応援職員が派遣されました。

しかし、制度は「整えるだけで自動的に動く」ものではありません。制度を使いこなす職員の力があってこそ、仕組みは機能するのです。


カギを握る「危機対応メタスキル」とは

防災知識だけでなく、あらゆる危機対応に通底する基盤的な能力=「危機対応メタスキル」を平時から育てることが重要です。

土木学会の研究をベースに、以下の6つの能力が提唱されています。

能力 内容 関連する組織要件
① 意思決定力 難しい決断をやりきる力 全庁的な指揮・実行体制
② プロジェクト推進力 決断したことを着実に進める力 部局横断の調整・実行
③ 組織形成力 状況に応じた対応チームをつくる力 部局横断の調整
④ 人材登用力 適任者を見つけ登用する力 外部との連携
⑤ 情報共有力 地域内の情報と人材をつなぐ力 外部との連携・全庁対応
⑥ 受援力 外部の支援を受け止めて活用する力 外部との連携

これらは災害時だけに使う特殊スキルではありません。平時の行政運営やまちづくりの中で、日々少しずつ磨かれる能力です。


実践事例:静岡県袋井市の「官民共創まちづくり」

静岡県袋井市では、部局横断・官民連携の「官民共創ワーキング」を定期的に開催。複数の部署と民間が一堂に集まり、分野横断テーマについて議論しています。

この取り組みは、災害対応力の観点からも非常に示唆的です。

  • 情報共有力・人材登用力の実践的な訓練の場になっている
  • ワーキングをきっかけに部局横断・官民連携の事業が実際に動いており、意思決定力・プロジェクト推進力・組織形成力・受援力の実地鍛錬にもなっている
  • 2026年度施行の「第3次袋井市総合計画」では、官民共創を全庁的な行政経営方針として位置づけ

「平時のまちづくり=有事の災害対応力」という視点が、ここに凝縮されています。


まとめ――「全庁の当事者意識」をどう育てるか

「それはうちの部署じゃない」という意識を変えるのは、マニュアルの改訂でも訓練の追加でもありません。平時から全庁で「危機対応メタスキル」を磨き続ける文化を築くことが本質的な解答です。

現在、政府は2026年度中の防災庁設置を進めており、「防災大学校(仮称)」の設置も検討されています。防災人材の育成においても、知識の習得だけでなく、この「メタスキル」を全庁的に育む視点を組み込むことが強く求められています。

地震に備える第一歩「確率論的地震動予測地図」のススメ

災害 防災 / 2025年10月13日

地震が多い日本。私たちの暮らしのすぐそばに、いつも“揺れ”のリスクがあります。 でも、「どれくらいの揺れが来るのか」「自分の住んでいる場所は安全なのか」…そんな疑問に答えてくれる地図があるのをご存じですか?

それが、「確率論的地震動予測地図」です。

確率論的地震動予測地図活用パンフレット


️ 地図の見方はとっても簡単!

パンフレットと連携して、J-SHIS Map というウェブサイトを使えば、地図を拡大して自分の家の周辺の揺れやすさを詳しく調べることができます。

さらに「地震ハザードカルテ」機能を使えば、地域の診断結果もチェックできます。 たとえば:

  • その土地の地盤の固さ(柔らかいと揺れが大きくなりやすい)
  • 全国と比べてどれくらい揺れやすいか
  • 過去の地震履歴に基づくリスク評価

️ 事例紹介:滋賀県大津市大江の揺れやすさは?

たとえば、滋賀県大津市大江3丁目付近では、地震ハザードカルテによると、
今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率は8.7%とされています j-shis.bosai.go.jp

これは「約12人に1人が経験する可能性がある」という計算になります。
火災にあう確率(約0.94%)と比べても、地震のリスクは決して低くないことがわかります。

地盤の特徴

  • 地盤増幅率:0.93(比較的揺れにくい)
  • 微地形区分:砂礫質台地
  • 全国の中での揺れやすさ:上位39%

影響が大きいとされる地震

  • 南海トラフ沿いの大地震:影響度72.1%
  • 主要活断層帯の地震:影響度17.0%

震度別の確率(30年以内)

震度 確率
震度5弱 80.1%
震度5強 45.8%
震度6弱 8.7%
震度6強 0.5%


このように、「揺れにくい地盤」でも油断は禁物です。
大津市大江のような地域でも、家具の固定や避難経路の確認など、日頃の備えが大切です。

ご自身の地域の診断結果は、J-SHIS地震ハザードカルテで確認できます j-shis.bosai.go.jp

 

大津発!おむつを再資源化する革新的技術「おむつ用炭化炉」が登場

災害 環境 議員活動 / 2025年4月11日

皆さんは、介護現場や災害時の避難所で発生する「使用済みおむつ」の処理について考えたことがありますか?

大津市の企業、株式会社大木工藝が開発した「おむつ用炭化炉」は、その問題に革新的な解決策をもたらす画期的な装置です。

■ おむつを“炭”に?再利用可能な資源へ変換

この炭化炉は、1日で約150人分のおむつを処理できる能力を持ち、使用済みおむつを高温で炭化させることで、土壌改良材などに再利用できる炭素材へと生まれ変わらせることが可能です。

■ 介護現場の自前処理が可能に

これまで介護事業所では、おむつの廃棄に多くの費用と手間がかかっていましたが、この炭化炉を施設に設置することで、外部に頼らず自前で処理が完結できるようになります。
さらに、処理後に出る炭は再資源化できるため、環境負荷も軽減される点が注目されています。

■ 災害時の避難所でも力を発揮

避難所でのトイレ問題は深刻です。水洗トイレが使えない状況では、携帯トイレを使った後の処理が大きな課題となりますが、この炭化炉があれば、その場で炭化し、衛生的に処理を完了させることができます。
万が一の停電時でも発電機で運用可能という点も、災害対策として大きな強みです。

■ 環境にもやさしい新技術

おむつの焼却に比べて、炭化処理はCO₂排出量を抑える効果があるとされ、地球環境にも配慮されたサステナブルな技術としても期待されています。

避難生活における障害のある方の困りごと・解決方策の整理

災害 福祉 防災 / 2025年3月12日

避難生活における障害のある方の困りごと・解決方策の整理https://www.shakyo.or.jp/bunya/shougai/dantai/hinan_houkoku.pdf

避難生活での支え合い

「まずは安否確認!」住民主体の防災力強化に向けた新たな一歩

まちづくり 災害 行政 防災 / 2025年2月10日

2月9日、「瀬田学区自主防災連携強化会議」が開催され、来年度の防災対策の強化に向けた議論が行われました。

本会議では、各自治会の防災訓練の参加率の低さや、自治会に属していない住民の防災意識向上が課題として挙げられました。

また、学区全体での防災訓練の内容をより実践的なものに見直し、関係機関との連携を強化する必要があることが確認されました。

今後の具体的な取り組みとして、4月に自治会長会議で能登半島地震の事例を共有し、6月には防災訓練の役員と初動班の顔合わせを実施する予定です。

9月には学区の防災訓練を行い、災害発生時の安否確認の方法や情報共有の流れを確認し、10月から11月には市の防災訓練を見学し、学区対策本部の運営について学ぶ計画です。

会議では、「5年後の防災体制の確立」が目標として掲げられましたが、一部の参加者からは「1年目から具体的な行動を明確にすべき」という意見もあり、より実効性のある計画が求められています。

特に、災害時の避難所運営や自治会に属していない住民への支援、財源確保などが課題として浮かび上がりました。

最終的に「まずは安否確認を徹底することが最優先である」との結論に至り、各自治会が災害時に住民の安否を迅速に把握し、情報を共有できる体制づくりに取り組むことになりました。

瀬田学区では、今後も地域住民が主体となり、行政・消防・警察などと連携しながら、より実践的で持続可能な防災体制の構築を目指していきます。

防災は地域全体で取り組むべき課題ですので、「行政は何をしてくれるんだ」と言ったことではなく、一人ひとりが関心を持ち、日頃から備えておくことが大切です。

令和7年大津市出初め式

災害 行事 / 2025年1月6日

大津市の出初め式が5日に行われました。

式典の第一部では、地元の消防団員や自主防災会の皆さんが表彰されました。

第二部では屋外で訓練が実施され、消防団員や車両の行進、音楽隊の演奏が行われました。最後には、消防分団の車両による一斉放水が披露されました。

天候にも恵まれ、放水の先には美しい虹がかかりました。

夜には地元の消防団との懇親会にも出席し、この一年の無事故を祈念しました。

 

 

8月通常会議で地震被害想定と在宅避難、避難行動要支援者の支援について質す

災害 議会 防災 / 2024年9月10日

9月9日、8月通常会議の一般質問で登壇しました。

以下は、質問概要と答弁内容です。

1 地震災害の被害想定と在宅避難について
(1)地域防災計画の被害想定の見直しについて
  ①地震被害想定数についてですが、これまで大津市は2004年のデータによる琵琶湖西岸断層帯地震ケース2の場合が最も影響が大きいとしていますが、滋賀県の平成26年に公表された地震被害想定では、同じ琵琶湖西岸断層帯地震ケース2の場合とは数値が大きく違っています。この理由と、どちらの被害想定数が公表に適していると考えられているのか、お聞かせください。
  ②現時点でこの滋賀県の地震被害想定が適切である場合、避難所や備蓄品の量の見直しをする必要があるのか、見解を伺います。
  ③建築物や指定避難所生活者の被害想定については、住宅数や耐震化率の調査結果、直近の地震による建築物の耐震性能別の倒壊率を基に暫定値を示すことが重要です。これにより、2004年当時から増加した建築物の状況を踏まえ、本市の耐震化の進展とその成果を明らかにし、市民のさらなる耐震化への意識向上につなげられると考えますが、見解をお伺いします。
  ④大津市防災アセスメント調査についてですが、本市における被害想定については、2004年の旧大津市と県の旧志賀町の調査結果を根拠としています。その後20年が経過しており、人口、建物、ライフライン、道路など環境は大きく変わっています。このことから新たに防災アセスメント調査を行い、大津市地域防災計画の見直しにより地震被害想定を示すべきと考えますが、見解を伺います。
  ⑤これまでも、被害想定については、国の調査や新たな知見により見直しを行うとの答弁がありましたが、これらのことを待つことなく、市域独自の調査となる防災アセスメント調査は進めながら、国の新たな知見や指針等があればこれを加味して改訂を行えば良いと考えますが、見解を伺います。
(2)在宅避難の支援について
  ①在宅避難の可否を判断するために、住宅および周辺状況の影響、停電や断水などのライフラインが途絶した場合の過ごし方、公的支援の手段を含め、市民が判断材料とするためのチェックポイントを示した在宅避難判定のフローチャートやマニュアルを作成し、周知する必要があると考えますが、見解をお伺いします。
  ②地震発災直後の住民からの緊急問い合わせに迅速に対応できるよう、災害関係の広報には連絡先を明記し、メールなどの容易に接続可能な対応手段を平時から周知しておく必要があると考えますが、この点についても見解をお伺いします。
  ⑥今後は指定避難所への1点避難ではなく、在宅避難者が増加することも踏まえた対応策が求められことになると考えますが、本市の在宅避難者についての認識を伺います。
  ⑦在宅避難者等の支援拠点の設置条件や、必要物資の補充支援に関する連携体制についてどのように取り組む考えか、お聞かせください。
危機管理監答弁 所属名:危機・防災対策課

佐藤(さとう)弘(ひろし)議員のご質問についてお答えいたします。
まず始めに、1点目の地域防災計画の被害想定の見直しについてのうち、1つ目の滋賀県と本市の地震被害想定数が違う理由及び どちらが公表に適しているのかについてでありますが、滋賀県は、被害想定を改訂するなかで、ボーリングデータを従前より多数用いたほか、人口や建物の構造、数など、その時点の社会的資料を反映したことなどから、現在、被害想定数が異なっているものです。
また、避難者数の想定についても、在宅避難者が含まれる点などの違いがあります。
どちらが公表に適しているのかについては、調査時点の違いなどはあるものの、滋賀県の被害想定を最大値として示すことは問題がないと考えております。

次に、2つ目の滋賀県の地震被害想定が適切である場合の避難所や備蓄品の量の見直しの必要性についてでありますが、あらためて滋賀県の想定をもとにする場合は、それに伴って見直しが必要になるものもあると考えます。

次に、3つ目の直近の地震による建築物の倒壊率から倒壊家屋の想定数を示し、市民の耐震化への意識の向上につなげることについてでありますが、建築物の耐震化は、地域の防災力を高めるうえで重要な対策であり、出前講座などをはじめとして、耐震性能別の倒壊率や、本市の耐震化率などを示すことは有意義なものと考えております。

次に、4つ目の防災アセスメント調査を行い、大津市地域防災計画を見直し、地震被害想定を示すことについてでありますが、現時点において、琵琶湖西岸断層帯及びこの被害想定を上回る他の断層の有無等については新たな知見は示されておりませんので、防災アセスメント調査を実施する予定はございません。一方で人口や建物強度の向上などの変化を踏まえた被害想定を示すことについては今後検討をしてまいります。

次に、5つ目の防災アセスメント調査を進めながら、新たな知見や指針等が出た場合に被害想定を改訂していくことについてでありますが、まずは、本市のアセスメントとこれ以降に想定を新たにした滋賀県の地震被害想定を参照し、評価をしてまいります。

次に、2点目の在宅避難の支援についてのうち、1つ目の在宅避難の可否を判断するためのフローチャートや過ごし方のマニュアルの作成についてでありますが、避難所の過密を避けるためにも、これらマニュアル等は効果的であり、今後、調査研究してまいります。

次に、2つ目の地震発災直後の住民からの問合せに対応するための連絡先の周知についてでありますが、特に災害の急性期において、市民からの問合せに十分に対応することは困難であることから、予め市民の不安や疑問にお答えできるよう、まずは、FAQの市ホームページへの掲載や防災メールなどを活用した情報発信に努めてまいります。

次に、6つ目の本市の在宅避難者についての認識についてでありますが、建築物の耐震性能の向上等により、在宅避難者は増加する傾向にあり、その把握や、当事者からの情報提供の在り方を検討していく必要があると考えております。

次に、7つ目の在宅避難者等の支援拠点の設置及び連携への取り組みについてでありますが、本市では、支援の拠点となる各指定避難所において、食料や必要物資等の受け渡しなどを受け付けることを想定しております。
以上、私からの答弁といたします。

1 地震災害の被害想定と在宅避難について
  (2)在宅避難の支援について
③ 住民から地震災害による建物や宅地の相談があった場合、被災建築物及び被災宅地の危険度判定などを含めて、どのような対応をされるのか、お聞かせください。
④ 「職員の危険度判定士資格の取得、市内の応急危険度判定調査実施体制の確立に努める」とされていますが、危険度判定士の高齢化が進んでいるとも伺っております。そこで、危険度判定士養成の取組の現状についてお聞かせください。
     ⑤ 県が開催する応急危険度判定士の養成講習会に、建設会社等を通じて資格要件を満たす技術者への呼びかけを依頼することについて、本市の見解をお伺いします。
部長答弁 所属名:開発調整課・建築指導課
ご質問にお答えいたします。
2点目の在宅避難の支援についてのうち、3つ目の住民から地震災害による建物や宅地の相談があった場合の対応についてでありますが、地震被害によって災害対策本部が設置され、被災建築物及び被災宅地危険度判定を実施する際には、判定実施本部が判定対象区域を定めたうえで危険度判定を実施することとなることから、個別の相談に対応することは想定しておりません。
一方で、実施本部が設置されない場合には、被害状況や相談内容を考慮して適切に対応してまいります。

次に、4つ目の職員の危険度判定士養成の取組の現状についてでありますが、現在、被災建築物応急危険度判定士として34名、被災宅地危険度判定士として56名が登録されており、毎年度、滋賀県が開催する講習会に参加し、判定士の登録を受けるよう全庁的に呼びかけを行い、増員を図っております。

次に、5つ目の資格要件を満たす技術者への呼びかけを依頼することについてでありますが、民間企業の技術者に対しましては、これまで広報おおつに講習会の開催案内の記事を掲載し啓発を行っており、併せて滋賀県と連携し関係団体に働きかけるなど、登録判定士の充実に取り組んでまいります。
以上、私からの答弁といたします。

2 避難行動要支援者の支援について
(1)豪雨災害時の要支援者支援の開始について
  ①豪雨災害時、要支援者名簿が地域提供されている要支援者の支援協力者等には、支援行動を開始するための警戒レベルや避難対象区域などの災害情報が確実正確に入手または伝達される必要があると考えますが見解を伺います。
  ②地域への提供に同意されていない要支援者の名簿についてですが、この名簿が地域に公表できるのは「災害が現に発生し、または発生するおそれが生じた場合」とありますが、豪雨災害の警報など、どのような状況判断で、各支所での開示や公表の指示が下されるのか、お聞かせください。
  ③「災害が現に発生し、または発生するおそれが生じた場合」(豪雨、地震時も同様)の対応ですが、そもそも避難行動要支援者名簿の受入れ確認をしていない学区自主防災会などへ名簿提供はすべきですが、誰に提供し協力依頼をするのか伺います。
(2)地震災害時の要支援者支援の開始について
  ①地震災害時の要支援者支援の開始のタイミングについてどのようにお考えかお聞かせください。
  ②同意されていない要支援者の名簿については、どのような災害状況下で各支所に開示や公表の指示が下されるのか、お聞かせください。
(4)避難行動要支援者の支援体制整備の取り組みについて
  ①要支援者に対する自主防災組織等の避難支援体制の整備状況と課題についてお聞かせください。
  ②要支援者名簿の扱い方と活用、災害発生時の状況判断と支援開始の考え方、そして多様な主体との効果的な連携などの事例を示した要支援者の支援体制整備マニュアルを作成し、支援体制の理解と整備促進に取り組んでいただきたいと考えますが、見解を伺います。
危機管理監答弁 所属名:危機・防災対策課

ご質問にお答えいたします。
1点目の豪雨災害時の要支援者支援の開始についてのうち、1つ目の支援行動を開始するための確実正確な災害情報の入手、伝達の必要性についてでありますが、的確かつ安全に支援にあたっていただくため、市ホームページ等による注意喚起に加え、防災メールやエリアメールなどによる迅速な災害情報の提供が必要であると考えており、適切な情報発信に努めてまいります。

次に、2つ目の地域への提供に同意されていない避難行動要支援者の名簿の開示基準についてでありますが、大津市避難行動要支援者避難支援プランのなかで、「避難行動要支援者の生命または身体を保護するために特に必要があるときは、避難支援等の実施に必要な限度で、避難支援等関係者その他の者に名簿情報を提供できる。」としており、警戒レベル5に相当する特別警報級の大雨により災害対策本部が立ち上がった際には、本部長の指示によって開示できることとしております。

次に、3つ目の避難行動要支援者名簿の受入確認をしていない学区への名簿の提供についてでありますが、消防、警察、地区民児協、学区の社協、自治連合会や自主防災会、自治会、その他個別避難計画の作成を含めた避難支援を行うための地域団体等への提供を想定しております。

次に、2点目の地震災害時の要支援者支援の開始についてのうち、1つ目の地震災害時の要支援者支援の開始のタイミングについてでありますが、地震災害では同一の震度であっても地域によって被害の程度が異なることから、一概に定めておくことは困難です。このため、自宅での避難が困難と判断される場合には、避難支援を開始していただきたいと考えております。

次に2つ目の避難行動要支援者名簿の開示のタイミングについてでありますが、先程の風水害時での対応と同様に災害対策本部長の指示により開示することとしております。

次に、4点目の避難行動要支援者の支援体制整備の取り組みについてのうち、1つ目の要支援者に対する自主防災組織等の避難支援体制の整備の取り組みについてでありますが、避難行動要支援者の支援は、地域の共助が大きな役割を担うことから、学区を単位として作成していただいている地区防災計画において、要配慮者支援について定めていただくよう助言しております。一方で、支援者が高齢である場合もあることから、より分かりやすく支援方法を記述する必要があるものと認識しております。

次に、2つ目の要支援者の支援体制を整備するためのマニュアルの作成と支援体制の理解と整備の促進を図るための取り組みについてでありますが、本市では、避難行動要支援者の避難支援対策について、その基本的な考え方や進め方を明らかにした「大津市避難行動要支援者避難支援プラン」を作成し、避難行動要支援者対策に取り組んでいるところです。

今後も、より実効性の高い支援体制の整備を促進するため、これらの計画等の更新に努めてまいります。
以上、私からの答弁といたします。

2 避難行動要支援者の支援について
(3)避難支援の安否確認の連携とデータ活用について
①介護保険事業および障害福祉サービス事業のBCP策定における安否確認に関する記載は重要な情報であることから、その推進状況と取組について見解をお聞かせください。
③避難行動要支援者名簿の電子データでの提供、または位置情報を地図アプリに組み込んだQRコードを提供することについて見解を伺います。
所属名:長寿施設課、長寿政策課

ご質問にお答えいたします。
3点目の避難支援の安否確認の連携とデータ活用についてのうち、1つ目の介護保険事業のBCP策定における安否確認に関する推進状況と取組みについてでありますが、策定状況について介護保険サービス事業所に照会をしたところ、策定済みと回答のあった介護保険サービス事業所326件のうち、安否確認の項目があると回答のあった事業所は310件でした。
一方で、BCPは策定後、訓練を行い、検証して見直すことが重要であることから、介護保険関係等情報提供会などで安否確認の記載を含めた見直しについて促してまいります。

3つ目の避難行動要支援者名簿の電子データでの提供などについてでありますが、内閣府の「避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針」では、避難行動要支援者名簿の適正な情報管理のため、市町村の「情報セキュリティーポリシー」の遵守を徹底することが求められています。
「大津市情報セキュリティーポリシー」においては、秘匿性の高い個人情報を外部に提供することは厳しく制限されていることから、電子データでの提供やQRコードの提供は困難です。
以上、私からの答弁といたします。

2 避難行動要支援者の支援について
(3)避難支援の安否確認の連携とデータ活用について
①介護保険事業および障害福祉サービス事業のBCP策定における安否確認に関する記載は重要な情報であることから、その推進状況と取組について見解をお聞かせください。
②本市の避難行動要支援者名簿に介護保険事業や障害福祉サービスとの連携を取り入れ、これまでの情報に追記することで、複合的な安否確認や支援が可能になると考えますが見解をお伺いします。

所属名:障害福祉課、福祉政策課

ご質問にお答えいたします。
3点目の避難支援の安否確認の連携とデータ活用についてのうち1つ目、障害福祉サービス事業のBCP策定における安否確認に関する推進状況と取組についてでありますが、本市では令和5年度に、安否確認の項目を含めた災害発生時BCPのひな型を独自に作成しており、各事業所においては、このひな型を参考にBCPを策定されていることから、策定済みのほぼ全ての事業所で、安否確認の項目が含まれております。
今年度、BCPの運用について、大津市障害者自立支援協議会BCP策定プロジェクトにおいて、フォローアップ研修を実施する予定であります。

次に2つ目の、避難行動要支援者名簿に介護保険事業や障害福祉サービスと連携することについての見解でありますが、要支援者が利用するサービスの事業所情報を名簿に記載することは、発災時の安否確認や避難支援において一定の効果があると考えます。
まずは障害福祉課や介護保険課が運用する既存のシステムの活用の可能性について調査してまいります。
以上、私からの答弁といたします。

 

会館掃除、女性党員大会の応援、自主防災会会合と忙しい一日

地域活動 災害 防災 / 2024年8月4日

朝9時から自治連合会の会館(大江会館、大江会館別館)の掃除を12自治会を半分に分けて行いました。

午後は、近江八幡市の県立男女共同参画センターで、竹谷とし子参議院議員を迎えての県女性党員大会の応援に。

夜は、19時~自主防災会の会合と忙しい一日でした。

防災会では3つのグループに分かれて「地震が起きたとき、どうするか?」をテーマに議論し、結果を報告してもらいました。

トイレが困るとの意見に、「水洗トイレで水道が使えなくなったら風呂の水で流したら良い」との意見に

「下水が損傷を受けているので、逆流することがあるので流さない方が良い」との意見。

「各家庭での備蓄品は3日」に対しては「7日間は確保して欲しい」との意見もありました。

トイレで大をしたあと、どうするの? 流しても量は僅かなもの。

家庭での備蓄品は消防局に聞くと、3日とか1日は確保して欲しいと聞いているが

なにやら、大津市で議論をしていて、7日間となったように聞いた。

地震の後のトイレの使用のことや、備蓄品の必要量の根拠は何か?

なんとなく、そう決めているのか?

浸水災害の避難所の浸水深も50cmであれば、避難所に指定してるが

これも根拠が分からない。50cm浸水したら道路側溝も水路も濁水で何も見えなくなっても大丈夫なのか?