地元の大木工藝の除染技術を斉藤鉄夫公明党幹事長代行に紹介しようと準備をしていたところ、たまたま今日の公明新聞に、公明党の白浜一良副代表が参議院農林水産委員会で「牛ふんの堆肥から暫定基準を上回る放射性物質が検出された」ことと、「森林の除染作業の難しさ」の問題について言及した記事が掲載されていた。
この問題に対処出来るのは、以下に記載した除染方法の「2 放射性物質吸着・磁気分離回収システム」ならば可能である。
除染技術についての紹介内容は次のとおり
1 放射能の吸着・除染材「デパック」
放射性セシウムを吸着する「ゼオライト」、「プルシアンブルー顔料」等と天然ゴムを混ぜ合わせた水溶液状のものを、放射性物質が付着している建物や道路等の表面に吹き付けて薄い皮膜をつくり、硬化後皮膜を剥ぎ取ることで放射性物質を除染します。
2 放射性物質吸着・磁気分離回収システム
表面を凹凸状にした鉄球(3~4mm)にプルシアンブルー顔料粉末またはゼオライト粉末を凹部に接着剤で接着させた吸着材付着鉄球をつくります。
この吸着材付着鉄球と放射性物質で汚染された土を攪拌して、吸着材鉄球に放射性物質を吸着させ、吸着された鉄球を電気磁石により混合土壌から分離回収します。
この方法による土壌の除染率はほぼ100%で、除染された土は元に還すことができる。
なお攪拌・吸着・分離回収には専用ミキサー車2~3台を1セットとし、現場の移動が可能です。
回収された放射性物質付着鉄球は200℃位の熱を加え接着剤が無くなり、鉄球と放射性物質が分離され、鉄球は磁石で回収して再利用することができます。
運動場の表土はもちろん、粘性土であっても加水攪拌することで回収可能であるほか、池底や海底、草地、山林であっても大型特殊ヘリコプターで空中散布し、放射性物質を吸着した鉄球は地雷探知機型の電磁石などで回収することができます。
山林の除染方法については、傾斜した土地で広範囲に放射性物質により汚染されているため、高い地点から低い地点へ、川であれば上流から下流へと順に除染しないと、雨で高い地点(上流)から低い地点(下流)に放射性物質が流れ、除染された土壌が再び汚染されてしまいます。
そうならないためには、その為には汚染の元になり兼ねない山林から除染を始め、次に河川、田畑と順番を考慮した上で除染のあり方を決めて行うことでコストの削減に繋がると考えます。
当初、放射性物質の吸着にはゼオライトとプルシアンブルーの両方を考えていましたが、直近のデータによるとゼオライトよりもプルシアンブルーのほうがイオン化したセシウムのみ吸着することで効率がよいことが分かってきております。
※プルシアンブルー(紺青)の飼料としての活用について
資料に大日精化工業株式会社製紺青のパンフレットを同封しました。
今日(3月29日)の公明新聞で白浜副代表が牛ふん堆肥から暫定基準を上回る放射性物質が検出された問題を取り上げていました。
紺青はセシウム吸着効果があり無害なことから、動物用飼料との関係についてもチェルノブイリ事故後放射性セシウム対策として色々な検討が行われているようです。
飼料として使用した例は、大日精化工業株式会社のHPから次の文献を案内しています。
≫http://www-pub.iaea.org/MTCD/publications/PDF/te_926_web.pdf
≫http://www.iaea.org/Publications/Booklets/Chernobyl/chernobyl.pdf
3 がれきの処理についての提案
がれき処理についても大木社長の提案ですが、「木材は移動釜で蒸焼程度に炭化させる。その際に発生するセシウムはフィルターで吸着回収することで除染する。コンクリート殻も除染し、海岸線沿いに防波堤として埋め立て松を植栽する。炭は松の生育にも良い」との案です。
がれきを広域処理するとの考えがありますが、運送にかかる経費や受け入れ自治体の理解など考えますと、地方から被災地へ入り込んで処理をする方が迅速な処理が出来るのではないでしょうか。
また住宅地を高台に求められていることからも、コンクリートガラなどは埋め立てて高台の造成に利用されてはどうでしょうか。