第三回「大江の集い」に参加しました
瀬田学区 地域レポート
第三回「大江の集い」に参加しました
~楽しく学ぶ認知症予防と、フルート&ピアノの調べ~
9月27日(日)、瀬田学区社会福祉協議会主催の第三回「大江の集い」が瀬田公民館で開かれ、来賓としてご挨拶の機会をいただきました。講演とコンサートの二部構成で、秋の半日を皆さんと楽しく過ごしました。
■ 開催概要
日時:2026年9月27日(日)9:45~12:00
会場:瀬田公民館 3階大ホール
主催:瀬田学区社会福祉協議会
対象:瀬田学区にお住まいの皆さま(参加無料)
第一部 講演「認知症について、楽しく認知症を予防しよう」
講師は琵琶湖中央リハビリテーション病院の理学療法士・戸谷隆之先生(大津市リハビリテーションセラピスト出前講座)。大津市長寿福祉課、瀬田あんしん長寿相談所の方々にもご参加いただきました。ポイントは次の3つです。
① 高齢者の約3.6人に1人が「認知症」か「その手前」
国の研究班の推計(2022年)では、65歳以上の認知症の方は約443万人(12.3%)、軽度認知障害(MCI)の方は約559万人(15.5%)。あわせて27.8%にのぼります。[出典3・4]
② MCIの段階なら、健康な状態に戻れる人も
福岡県久山町の研究では、MCIと診断された人の約3割が、5年以内に正常な認知機能に回復していたと報告されています。早めの気づきと取り組みが大切です。[出典5]
③ 予防のカギは「脳トレ+運動」
会場では、頭と体を同時に使う体操を全員で体験しました。
・色読み(文字ではなく色を答える)
・後出しじゃんけん(両手とも勝つ)
・足踏み+干支(「う」の付く干支で拍手)
・両手で指揮(右手2拍子・左手3拍子)
・あべこべ鳴き声(犬→「ニャー」)
「失敗しないことが目的ではない」「みんなで笑い合う」「無理は禁物」――続けるコツも教わり、会場は笑い声でいっぱいでした。
本日のおみやげ情報
犬を飼っている高齢者は、飼っていない人に比べ要介護認知症の発症リスクが約4割低い(東京都大田区の高齢者約1万1千人の調査)。散歩による運動習慣や、ご近所との交流が効いている可能性があるそうです。[出典6]
第二部 フルート&ピアノ コンサート
フルートの高野真吏さん、ピアノの森上智子さんによる演奏。誰もが耳にしたことのある名曲の数々に、会場全体が聴き入りました。
第三回大江の集い フルート&ピアノコンサートの様子
♪ 最後はみんなで「琵琶湖周航の歌」
フィナーレの様子を音声でお届けします(約56秒)
おわりに
学んで、体を動かして、笑って、歌う。認知症予防に大切な要素がぎゅっと詰まった集いでした。企画・運営に当たられた社会福祉協議会の皆さま、講師・演奏者の皆さまに心より感謝申し上げます。もの忘れなどで気になることがあれば、お近くの「あんしん長寿相談所」にご相談ください。
【出典・参考資料】
1. 瀬田学区社会福祉協議会「第三回『大江の集い』参加者募集のご案内」(令和8年9月)
2. 戸谷隆之(琵琶湖中央リハビリテーション病院)「認知症について~楽しく認知症を予防しよう~」令和8年度 大津市リハビリテーションセラピスト出前講座 講演資料(2026年9月)
3. 厚生労働省「認知症および軽度認知障害(MCI)の高齢者数と有病率の将来推計」(研究代表者:九州大学 二宮利治教授、2024年5月公表)https://www.mhlw.go.jp/content/001279920.pdf
4. 内閣官房 認知症施策推進関係者会議(第2回)資料9 https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ninchisho_kankeisha/dai2/siryou9.pdf
5. 九州大学 二宮利治教授ら「久山町研究」におけるMCIから正常認知への回復率の報告。紹介記事:メディカルノート https://medicalnote.jp/nj_articles/251125-003-OE
6. 谷口優(国立環境研究所)ら、Preventive Medicine Reports(2023年10月)。紹介記事:JSTサイエンスポータル(2023年12月14日)https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20231214_n01/















