映画「尊厳への道-人権教育の力」
一人のひとを どこまでも大切に 心豊かな まちづくりを目指します
「いじめをストップさせる方法は『逃げる勇気』と『告げる勇気』をもつこと」(全国中学生人権作文コンテスト、稲田さんの作品)
「いじめに」には勇気をもって立ち向かうことであると子どもたちも考えている。
中2年生の彼女は「告げる勇気」をもつことがいじめをなくすことにつながる、と訴える。
「いじめ」を見て「見ぬふり」「無関心」「何もしない」のは、いじめに荷担してることと同じである。
何もしないことは、悪いことをしていることと同じである。
行動こそが解決への道であり、正しい行動である。
18日、18時30分から四日市市の議会報告会が開催され、大津市議3名が傍聴参加した。
議会報告は、各常任委員会ごとに別れて所管部局に関する内容について報告・質疑が行われた。
第1部として、常任委員会委員長から定例議会内容の報告(24年度補正予算・23年度決算)の後、この報告に関しての質疑。第2部はシティーミーティング(意見交換会)として「いじめ問題」を中心としたテーマで「いじめの調査結果」の報告のあと、質疑が行われた。
雨の中で、どれだけ集まるのかと余計な心配をしたが、43名ほどの参加があった。今回は、特に地元の小学校の統廃合の問題もあり、活発な質問が行われた。
配布資料は「定例会報告項目」「常任委員会・決算分科会審査結果」「議会報告アンケート」「議会報告会資料」「シティ・ミーティング資料(いじめ調査について)」「いじめに関する指導の手引き(市教育委員会)」「いっしょに考えよう~いじめ問題~保護者編(市教育委員会)」121018_四日市市議会報告会資料
大津市こどものいじめの防止に関する条例の「子どもの役割」について、にわかに意見が出始めている。(これまでこの件については政策検討会議では反対の意見はなかったとおもっていたが)
ある方は、「子どもは、いじめを止められなかったことに悩み、自責の念を持つのに、子どもの立場が全く分かっていない」とおっしゃっているらしい。
では、いじめを止められなかったことで悩んでいる子どもをだれが救ってあげられるのか。条例に書かなければ救えるのだろうか?
なにも、いじめを見つけた子どもは、いじめを止めなければならない義務はない。だから、止められないことで悩む必要はない。
それよりも問題は、だまって見過ごすことであり、そのことはあってはならないだろう。だから家族、学校、友達などに相談することはあたりまえのことである。
そうしたことが条例に明記されたのだと理解している。このことで、子どもたちは素直に「いじめは個人で悩むことではなく、皆で考えて対応していくことが大切だ」と考えるようになるのではないだろうか。
今の大人の社会をみても見て見ぬふりの人は多い。大人になるまでに、子どもたち自らが小さな力でもって、みんなでいじめに立ち向かおうとする心を育むことは大事な社会教育であり、いまの大人の社会を変えることにつながるとおもう。
ただし、こうした子どもの取り組みには大人の支援、教師の支援が大事だ。大人が、真剣に子どもと一緒にならなければならない。
最近の報道を聞いていると、教師も学校も、子どもたちのいじめ問題から逃げてしまっているようだ。
なお、大津市こどものいじめの防止に関する条例の中間報告案での「子どもの役割」の条文は以下のとおり。
(子どもの役割)第7条子どもは、互いに思いやり共に支え合い、いじめのない明るい学校生活に努めるものとする。2 子どもは、いじめを受けた場合には、一人で悩まず必ず家族、学校、友達及び関係機関等に相談するものとする。3 子どもは、いじめを発見した場合(し、じめの疑いを含む。)及び友達からいじめの相談を受けた場合には、家族、学校及び関係機関等に相談するものとする。
8日、(仮称)「大津市子どものいじめの防止に関する条例」について、政策検討会議が開かれた。
今回は、座長・副座長の条例案をたたき台にして各委員で議論が進められた。
全ての子どもは、かけがえのない存在であり、一人一人の心や体は大切にされなければなりません。子どもの心や体に深刻な被害をもたらすいじめは、子どもの尊厳を脅かし、基本的人権を侵害するものです。このようないじめを防止し、次代を担う子どもが健やかに成長し、安心して学ぶことができる環境を整えることは、私たち大人の役目であり責務です。いじめを許さない文化と風土を社会全体で創り、いじめの根絶に取り組まなければなりません。ここに、いじめの防止についての基本理念を明らかにして、いじめの防止のための施策を推進し、その対策を具現化するためにこの条例を制定します。
前文については、「条例策定に至る経緯を書き込んではどうか」との意見があり、検討することになった。
子どもたち自らがいじめをなくす勇気ある行動がとられることが大切であるとおもう。
いじめを一番知っているのは、子どもたちである。
いじめをなくすための教育については、道徳や人権教育というより、互いの個性(違い)を認める教育が大切だ。
人間それぞれみんな違って当たり前なのだ。そんな、思いを前文に入れ込んでほしい。
私の大切にしている新聞の切り抜きから、大好きな一文を紹介する。
「遺伝子の解読によって、人間と植物にも共通の遺伝子は多いことがわかってきた。
いわんや人間同士の遺伝子は九九・九パーセント同じという。
なのに何のために、違いを見つけては争うのか。
ひとりの少年がいた。気が弱くて、いじめられても言い返せなかった。
まわりは言った。「そんなんやから、いじめられるんや。もっと強うならんと」
少年も変わりたいと願った。しかし、そう思えば思うほど、変われなかった。
「変われ、変われ」と言う声は「お前はダメだ、ダメだ」と聞こえた。「もっと頑張れ、もっと」という声が「頑張らないやつなんかいらない」と聞こえた。少年は、うなだれた。
見かねたお母さんが言った。
「ええのええの。変わらんでええの。あんたはそのまんまでええの。あんたは何も悪うない。いじめるほうが百パーセント悪いんやから。あんたが何したって、お母ちゃんだけは、あんたの味方や。それだけ覚えとけばええの。生きてさえおればええの。そのままで、変わらんとって。気が弱うても優しいあんたが好きなんやから。な、変わらんといて」
不思議なことに、変わらないでと言われたその時から、少年は変わり始めた。自信をもち、顔を上げて生きるようになった。
母の声は太陽の声だった.太陽は、ありのまを慈愛する。桜は桜、すみれはすみれ。みんな自分らしく花開け。生きとし生けるものよ、みんな私の光を存分に浴びて、伸びていけ。幸せになれ。仲良くあれ。地球よ、平和の園になれ。」
13日、議会運営委員会が開かれ、「いじめ防止条例」の制定に向けた政策検討会議の設置が決まった。
大津市のいじめ問題について「議会は何をしているのだ」といった意見も多く寄せられていた。
市議会としては本条例の制定に向け、いじめ問題がなくなるようなシステムになるように、しっかりとした議論をしていきたい。
教育委員会では犯罪行為であっても教育的配慮から、対応が甘くなってしまうし、限度もあるだろう。
こうした判断を外部委員会の判断に委ねるのもひとつの方法だと思う。
あとは、いじめに苦しんでいる子どもたちの声が、間違いなく届くようなシステムを如何にしてつくるかだ。
教育厚生常任委員会の答弁で教育長は、「子どもが何を考え、求めているのか。表と裏を見極める力が必要」と述べた。
裏を見極めるのは当然重要である。
しかし、今度のことは「泣いて先生に相談」など明らかに表に出ていることに対処できなかったのだ。
表に出た問題をどのように確実に解決していくのか、このことを考えていかねばならない。
◆13日の教育厚生常任委員会で「アンケート調査結果(背景調査一覧)」が初めて公表されました。