大津市議会議員 佐藤弘

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【政策要望懇談会・2日目】 8団体から受け取った切実な要望

まちづくり 党活動 建設 政治 文化 環境 生活 産業 経済 / 2026年8月21日

2026年8月20日、公明党滋賀県本部にて、一昨日に引き続き2日目となる「政策要望懇談会」を開催いたしました。

この日は、滋賀県の観光、経済、福祉、インフラ、環境、そして地域の安心・安全を支える「8団体」の皆さまと、要望書をもとに極めて重要で熱い意見交換(懇談)を行いました。 アユの不漁に直面する琵琶湖の再生、深刻化する中小企業や建築業界の人手不足、最低賃金引き上げに伴う労務費の適正な価格転嫁、そして災害時に避難所を守る衛生対策まで――現場が直面する課題は、どれも滋賀県の未来に直結する切実なものばかりです。

本記事では、この政策要望懇談会で提示された各団体の「生の声」と「主要な要望要旨」を簡潔にまとめました。要望の詳細は添付資料をご覧下さい。

1. 公益社団法人びわこビジターズビューロー

JRデスティネーションキャンペーン(DC)や、彦根城の世界遺産登録推進など、滋賀観光が大きな好機を迎える一方、コロナ前(約5,400万人)を上回る観光客6,000万人を目指す上でのインフラ不足や、MICE・インバウンド誘致のコスト高騰が課題となっています。

  • 滋賀DCキャンペーンのさらなる展開: 令和9年の全国本番に向けて、商品造成、東海・北陸エリア等も含めた誘致営業活動の拡大に対する継続的な支援。
  • 教育旅行(修学旅行等)の誘致促進: 新幹線米原駅を起点とした広域観光への助成金増額や、安全性の高い貸切バス(グリーンナンバー)利用に対する助成の導入。
  • MICE誘致の推進: 国内会議の助成基準を現行の「300人以上」から、実態に即した「100名程度」に緩和することによる誘致促進。
  • インバウンド欧米豪マーケット開拓: 文化観光を中心とした商品造成支援。歴史と文化を守りつつ、円安や物価高・移動費高騰を考慮した財政支援。
  • 社会基盤の整備: 観光・防災双方の観点から、大津・草津・京都を結ぶ「国道1号線バイパス化」の早期推進や、災害時に逃げ道となる2次交通ルートの確保。

2. 滋賀県中小企業団体中央会

県内約12,000社の中小企業・小規模事業者を網羅する経済団体として、深刻な人手不足、最低賃金引き上げ(賃上げ圧力)、エネルギー・原材料価格の高止まりに直面する事業者の切実な状況を訴えました。

  • 連携組織への支援・伴走型支援: 組合などの連携組織化支援補助金(約1億円規模)や、今年度から開始された課題解決型の「伴走型支援制度」の来年度以降の継続・拡充。
  • 自馬(地場)産業の支援: 伝統工芸(彦根仏壇、長浜縮緬など)の需要激減に合わせた振興条例指針の改定、およびエネルギー(電気・ガス等)価格高騰への助成措置。
  • 適正な価格転嫁と賃上げ環境の整備: 物価や労務費の高騰を速やかに契約価格へ転嫁できるよう、大企業や行政自らが「適正価格」を明示し、模範を示すこと。
  • 人材確保と定着支援: ハローワークのデジタルマッチング機能の強化や、「育成就労制度」への円滑な移行に伴う外国人材支援(日本語教育の充実など)。
  • 税制・金融措置: ゼロゼロ融資の返済負担軽減、中小企業税制の延長、インボイス「3割特例」の柔軟な運用、および外形標準課税の中小企業適用拡大に対する断固反対。

3. 司法書士滋賀会 / 日本司法書士政治連盟滋賀県支部

相続登記の申請義務化、および令和10年までに施行される「成年後見制度の大改正」を見据え、専門職後見人の就任率1位(34.7%)を誇る強みを活かした超高齢社会への備えを提案されました。

  • 家事事件(別表第一)における代理権の付与: 争訟性の少ない家事審判手続き(相続放棄の申述、遺言書の検認、成年後見開始など)において、司法書士に手続代理権を付与することによる、高齢者・おひとり様世帯への迅速な法的サポート体制の構築。
  • 職務上請求システム等の手数料オンライン化: 戸籍謄本等の交付請求時におけるクレジットカード等による電子納付を導入(高額な定額小為替の購入負担や手間を削減し、国民・事業者の負担を大幅軽減)。
  • 空き家・所有者不明土地対策の推進: 各市町と司法書士会との間で、相続人調査や所有者確定に関する「連携協定」の締結を推進(兵庫県尼崎市の先行・熱心な事例を参考に展開)。
  • 成年後見制度改正に伴う支援体制: 利用終了後(必要性がなくなった際)の生活支援や受け皿の整備、地域連携ネットワークを担う「中核機関」の予算・人材確保、および市町による報酬助成制度の格差解消。

4. 滋賀県土地家屋調査士会 / 滋賀県土地家屋調査士政治連盟

土地の境界や物理的状況を示す表示の登記の専門家として、災害時の「狭あい道路」「未登記建物(所有者特定不能)」「境界未確定(境界標の亡失)」が復旧の遅れに直結するとして、平時からの対策を強く呼びかけました。

  • 公共用地における過年度未登記土地の早期処理: 過去の道路買収などで登記が未完了(私有地名義のまま)になっている事案の解消。令和8年度に計上された予算550万円の実効性ある検証と、相談窓口の活用。
  • 官民境界確定マニュアル及び取扱要領の見直し: 明らかな県道等の境界確定において、わざわざ地元の「自治会長」の立ち会い・署名捺印を求める滋賀県特有の不合理な慣例(特に若手サラリーマン自治会長への大きな負担)の撤廃。
  • 消失した公共基準点の保存・管理徹底: 道路工事やアスファルト再施工等に際し、基準点が安易に撤去・埋没(アスファルトで巻き込み消失)されるケースを防ぐため、工事検査での確認や、再設置・復元義務の徹底。

5. 公益社団法人滋賀県建築士会

資材高騰や人材不足が続く中、一級建築士をはじめとする資格者の超高齢化(50歳以下が全体のわずか35%)という構造的危機を背景に、若手の育成と、地域の歴史的価値を活かした持続可能な街づくりを要望されました。

  • 若手建築士の支援・「びわ湖建築賞」の継続支援: 若手建築士の登竜門であり、景観に調和した優れた建築を表彰する「びわ湖建築賞」への継続的な支援(現地審査等への協力、名義後援、移動手段の協力など)。
  • 歴史的建造物の利活用・保存条例の制定: 文化財指定に至らない町家や大商人屋敷等の建築基準法上の制限を解除し、リユース・再生を促すための各市町における「保存条例」制定の働きかけ(近江八幡市の先行例をモデルに、他地域へ展開)。
  • 「防災委員会」設置への支援: 災害に備えた「被災住宅対応マニュアル」の普及、平時からの被災者支援活動に関する県や社協との各種協定締結への協力、および「応急危険度判定士(現在1,340名登録)」の育成委託予算の継続。
  • 空き家無料相談窓口の強化: 建築士や司法書士など専門家が連携した秋屋相談体制の強化および補助制度の構築。

6. 滋賀県漁業協同組合連合会

琵琶湖で最も重要な主要漁獲物である「アユ」が、地球温暖化(秋の高水温)や貧栄養化等の原因により深刻な不漁(特に昨年は過去最低)に陥っており、地域の漁業・食文化の存続が危機的な状況にあります。

  • アユ資源の確保と不漁原因の究明: 琵琶湖の生産力低下・アユの不漁原因の早期解明と、単に綺麗な水ではなく、アユや魚介類が育つ「豊かな水(栄養塩管理基準等)」への水質管理基準の転換。
  • アユ人工河川運用の強化: 放流親アユを確保し、急な不漁時にも臨機応変に対策を実施できる機動的な予算措置。
  • 組織再編・合併組合への支援: 合併して誕生した「滋賀びわ湖漁業協同組合」の円滑な運営や、県一漁協への組織再編に向けた継続的な人的・財政的支援(県OBの派遣継続等含む)。
  • 鳥獣害・外来植物対策: 再び増加に転じたカワウ(約18,000羽超)による食害(アユ、ホンモロコ等)の徹底的な駆除、外来魚・オオバナミズキンバイ等の駆除予算の維持。
  • 流水占用料の見直し: 漁獲低迷が続く小型定置網(エリ)漁業者等を守るため、県条例に基づく土地(流水)占用料の低減・減免。
  • 炭水漁網の確保支援: 琵琶湖独特の「極細の糸」を使用した炭水用漁網を作る国内メーカーが廃業。新規調達先(東南アジア等の情報を含む)の調査や製造への財政支援。
  • 醒井(さめがい)養鱒場解説150周年に向けた支援: 令和10年度に迎える150周年に合わせた、観光・教育の充実、魚病対策等の施設リニューアルおよび記念イベントへの支援。

7. 滋賀県環境整備事業協同組合

し尿の収集運搬や一般廃棄物の適切な処理など、生活インフラと公衆衛生の根幹を支えるエッセンシャルワーカーとして、適正な労務単価・委託料の確保と、災害時の緊急避難体制について訴えられました。

  • 一般廃棄物処理業務における労務費の適正な価格転嫁: 国が発出した「労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針(930通知)」に基づく、市町への周知・指導。特に「最低賃金改定(10月)」に合わせた委託金額の年度途中改定や、複数年契約での価格改定を認める仕組みづくり、事業者との協議の場の設置。
  • 官公需・委託料における格差是正: 行政の臨時職員や一般職員の給与引き上げ(補正予算対応等)はされるものの、委託業者の委託料が据え置かれる実態の是正。
  • 防災トイレ備蓄協定の実効性確保: 滋賀県と本日調印した「防災トイレ等無償支援協定(県内60万個、うち3日間の初動を守る携帯トイレ26万個を各組合員事務所に配備)」の実効性を高めるため、災害時における仮設トイレし尿の回収、通常のゴミ処理施設での短期間焼却等のし尿処理・廃棄マニュアルの整備。
  • 広域災害対応: 関西広域連合での広域相互支援ネットワークを視野に入れた、近畿二府四県などの協定体制の構築。

8. 滋賀県行政書士会 / 日本行政書士政治連盟滋賀県支部

なりすまし申請の防止、資格者代理権の明確化、そして違反者を雇用する使用者にも罰則を科す「両罰規定」が新設された改正行政書士法(令和6年1月施行)が、行政の現場に十分に周知されていない課題を提起しました。

  • 非行政書士排除の徹底と本人確認の強化: 県庁や市町の窓口における不真正な代理申請を防ぐため、申請人・代理人双方の厳格な本人確認、行政書士証票や補助者証の提示、職印・代理権等の確認の徹底。
  • 窓口チェックシートの早期完成・周知: 県の総務課等と協議中の「窓口確認チェックシート」の早期完成、およびチェックシートを用いた現場窓口職員への指導の徹底。
  • 特定行政書士の行政不服審査会への登用: 処分の不服申立て手続きの「実務の専門家」である「特定行政書士」の知見を活かすため、県や各市町に設置される「行政不服審査会」の第三者有識者委員への登用機会の大幅な拡大(全国で登用されている島根県などの先例を踏まえた働きかけ)。

中東情勢が直撃・建設資材の高騰不足で何が起きているか【第二弾】~設備工事費の急騰と発注者・施主への緊急のお願い~

建設 生活 経済 / 2026年5月19日

前回の記事では、中東情勢を背景とした建設資材の高騰と不足の現状についてお伝えしました。多くの方にご覧いただき、ありがとうございました。
今回は「第二弾」として、特に深刻化している設備工事費の急騰と、民間事業者・施主の皆さまへの具体的なお願いについてお伝えします。


■ まず確認——建設コストは今どこまで上がっているのか

日本建設業連合会(日建連)が2026年5月に発表した最新資料(「建設資材高騰・労務費の上昇等の現状〔四半期版〕2026年春版」)によると、建設資材物価は2021年3月と比較してこの5年間で37%上昇しています(一般財団法人建設物価調査会の推計)。

直近の2年間に絞ってみても、2024年3月比で7%上昇(建設総合平均)しており、特に土木部門では10%上昇と、上昇が止まらない状況が続いています。

主な品目の上昇率(直近2年間:2024年5月号→2026年5月号、東京)は以下のとおりです。

品目 上昇率(2年比較)
600Vビニル絶縁電線 IV 1.6mm単線 55%上昇
アルミ地金 43%上昇
ストレートアスファルト 29%上昇
生コンクリート 20%上昇

出典:一般財団法人建設物価調査会「建設物価」2024年5月号・2026年5月号掲載価格(東京)の比較


■ 労務費(職人さんの賃金)も急上昇

「公共工事設計労務単価(全国・単純平均)」は、この2年間で9.5%引き上げられ、全国全職種加重平均値が25,834円となり、初めて25,000円を超えました(2026年2月27日・国土交通省発表)。

また、国土交通大臣と日建連を含む建設関係4団体は、2026年の技能労働者の賃上げ目標を**「おおむね6%」**と申し合わせており、現場の人件費はさらに上昇する見込みです(国土交通省不動産・建設経済局建設業課長通知、2026年3月25日)。

材料費割合を50〜60%、労務費率を30%と仮定した場合、この2年間の資材高騰・労務費上昇の影響で、全建設コストは平均4.4〜5.1%上昇しています(土木部門5.8〜6.8%上昇、建築部門3.7〜4.3%上昇)。


■ 特に深刻——設備工事費の「別次元」の高騰

ここからが今回の本題です。設備工事(電気・空調・衛生・昇降機など)の費用上昇は、建設資材の平均的な指数をはるかに超えています。

日建連が大手建設会社12社を対象に調査した結果(2020年12月→2026年3月比較)では、特注品等の設備機器の価格上昇率は以下のとおりです(出典:「設備工事費上昇等の現状について 2026年春版」日建連発行)。

設備の種類 上昇率(約5年間) 物価調査会の汎用品指数との比較
空調機類(特注品) 111%上昇 物価調査会:約23%上昇
自動制御 126%上昇 物価調査会:約57.8%上昇
変電設備 71%上昇 物価調査会:数値なし
自家発電装置 94%上昇 物価調査会:数値なし
エレベーター(特注品) 98%上昇 物価調査会:数値なし
ダクト類 74%上昇 物価調査会:約23.8%上昇

※数値は大手建設会社12社(一部11社)の調査価格を平均したもの。個々の機器の値上がり状況を示すものではありません。

なぜこんなに高いのか? 主な理由は以下のとおりです。

  • 大規模建築物では特注品が多く、汎用品ベースの物価調査会指数に反映されない
  • 全国で工場・データセンター・大型再開発が同時進行し、設備工事の需給が極めてタイトになっている
  • **時間外労働の上限規制(2024年度適用)**により、追加経費が発生している
  • 遠方からの技能労働者の宿泊費・交通費など、現場経費も上昇している

■ 中東情勢が追い打ちをかけている

2026年4月24日時点(日建連会員ヒアリング)によると、中東情勢の影響により、建設資材・設備を問わず広範な品目で納期遅延・価格改定・受注停止が発生しています(出典:「中東情勢による建設資材の調達への影響について」日建連発行)。

特に深刻なのが、石油系素材を使った製品への影響です。防水材(アスファルト防水・ウレタン防水)、シーリング材、塗料・シンナー類、樹脂配管・樹脂バルブ、断熱材(スタイロフォーム等)など、内装・仕上・設備の幅広い分野で「価格改定・納期遅延・受注制約」が同時に発生しています。


■ エレベーターは「今すぐ発注しても2027年度以降」

昇降機(エレベーター)の需給ひっ迫は特に顕著です。同資料によると、首都圏の場合の対応可能時期は次のとおりです。

  • 15人乗りを超えるエレベーター(特注品):原則として2027年度以降着工(メーカーによっては2033年度以降)
  • 超高層建物用エレベーター(特注品):原則として2029年度以降着工(メーカーによっては2033年度以降)

今からご計画の建物に大型エレベーターが必要な場合、工期全体への影響を含めた早急な相談が不可欠です。


■ 発注者・施主の皆さまへ——今すぐ必要な対応

日建連は、民間事業者・施主の皆さまに対して、以下の点について理解と協力を求めています。

1. 設備工事費の適正な価格での発注を

上述のとおり、設備工事費は物価調査会の平均指数を大幅に上回っています。各建設会社から個別説明を受けた上で、実態に即した価格での発注をお願いします。

2. 早めの相談・発注を

設備協力会社はすでに多くの工事を抱えており、すぐに着工できる状態ではありません。少しでも早い段階での相談が、コスト増を抑え、適切な工期確保につながります。

3. 適正な工期の確保を

設備協力会社においても、建設業の時間外労働上限規制に対応した「4週8閉所(週休2日)」の取り組みが進んでいます。工期が短すぎる案件は受注を回避される傾向があります。余裕のある工期設定をお願いします。

4. 設計変更・着工時期変更はできるだけ避けて

設計段階での仕様変更、着工後の設計変更、着工時期の変更は、工期遵守の上で大きな負担・コスト増につながります。できる限り早期に仕様を確定させてください。


■ 国への対応策も求められている

こうした事態は、個々の発注者・施主と建設会社だけの問題ではありません。建設資材の安定供給確保、労務費の適正反映、工期・工費の適正化に向けた国レベルの政策対応も引き続き求められています。

現在、国土交通省においても建設資材の安定供給確保に向けた取り組みが進められていますが、中東情勢や円安、世界的な資源価格の高騰が続く中、さらなる対策の強化が必要です。


■ まとめ

項目 現状
建設資材物価(5年間) 37%上昇(建設総合平均)
建設資材物価(2年間) 7%上昇(建設総合平均)
公共工事設計労務単価(2年間) 9.5%引き上げ
全建設コスト(2年間) 4.4〜5.1%上昇(平均)
設備工事費(特注品・約5年間) 71〜126%上昇(品目による)
エレベーター着工可能時期(首都圏) 2027年度以降〜2033年度以降

建設工事を計画している事業者・施主の皆さまには、最新の建設コストの実態をご理解いただいた上で、早期相談・適正価格・適正工期での発注計画を立てていただくことが、今もっとも重要な対応策です。



【参考資料・出典】


この記事は上記資料をもとに作成しています。個別案件の工事費・工期については、必ず担当建設会社にご確認ください。

新名神高速道路の工事現場を視察しました

建設 議員活動 / 2025年4月4日

大津市議会公明党議員団として、大津市の上田上(かみたなかみ)から田上(たなかみ)、大石にかけて施行中の新名神高速道路の工事現場を視察しました。

完成までには約4年を要する見込みとのことですが、工事はすでに一定程度進んでおり、工法や構造などを詳しく観察することができました。

今回の視察では、以下の3か所を順に見学しました。

  1. 天神川橋の情報館(田上枝地区)
  2. 信楽川橋のインクライン(大石地区)
  3. 新名神大津サービスエリア(SA)~スマートインターチェンジ(IC)(大石地区)

天神川橋は、地域に多く残る土木遺産との調和を意識し、新たな「土木遺産」となることを目指して築造されています。この橋では、従来の鉄筋を使用しない新しい部材が用いられており、先進的な技術の導入が印象的でした。

また、新名神大津SAは、西日本最大級の駐車場となる予定で、約400台分の駐車スペースが確保される見込みです。さらに、このSAにはスマートインターチェンジが併設され、大津市大石地域と直結することで、地域の利便性向上が期待されます。

なお、工事の詳細については正確性を期すため記述を控えますが、ご案内・ご説明いただいた和田所長、清家工務課長に心より感謝申し上げます。

防草シート施工:10年間で500万円以上の差が出る理由

市民相談 建設 環境 / 2025年2月27日

【質問に役立つ行政関連情報のアップデータ 2月26日から】

リンクを掲載した以下の記事ですが、気になったので防草シートについて調べてみました。

防草シート施工が管理コストに与える影響(電力中央研究所 報告書)

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雑草管理は、農業や公共施設、インフラ設備の維持において重要な課題です。

地域住民からは高齢になったため草刈りをしてほしいという要望が毎年増え続けています。

このようなことから本市においても、長期的な雑草抑制を可能にする有効な手段として防草シートを設置することがあります。

ザバーン®・プランテックス®製防草シートから

しかし、適切なシート資材を使用した施工が行われなければ、その効果は大きく損なわれ、追加コストや管理負担が発生するリスクがあります。

防草シート施工における成功事例と失敗事例を比較し、長期的なコスト削減と効果的な雑草管理を実現するためのポイントを調査してまとめてみました。

以下に、シートXとシートPの耐用年数を10年と設定し、10年間における施工コストと管理コストを比較した一覧表を示します。

項目 シートX シートP
施工コスト 41.7万円(100m²あたり) 37.6万円(100m²あたり)
施工回数 1回(10年耐用) 10回(1年ごとに張り替え)
施工総コスト 41.7万円 376万円(37.6万円 × 10回)
管理コスト なし(10年間効果持続) 22.3万円(100m²あたり、年1回)
管理回数 0回 10回(毎年除草作業)
管理総コスト 0万円 223万円(22.3万円 × 10回)
総コスト 41.7万円 599万円(施工 + 管理コスト)

まとめ

  • シートXは、施工コストが41.7万円で、10年間の耐用年数を持つため、追加の管理コストは発生しません。
  • シートPは、施工コストが37.6万円ですが、耐用年数が1年未満であるため、10年間で10回の張り替えが必要となり、施工総コストは376万円に達します。また、毎年の管理コストが22.3万円かかるため、10年間で223万円の管理コストが発生します。

この結果、シートXを使用した場合の総コストは41.7万円であるのに対し、シートPを使用した場合は599万円となり、シートXの方が圧倒的にコスト効率が良いことがわかります。

※事例に挙げたシートX(推奨されるシート)の材質
防草シートには、主にポリプロピレン製のシートが使用されることが多く、特に以下のような製品が推奨されています。

  • Xavan®防草シート240グリーン(厚さ0.64mm)
  • Xavan®防草シート350グリーン(厚さ0.80mm)
  • Plantex®製68ブラック(厚さ0.27mm)

これらのシートは、遮光性や耐久性に優れており、適切に施工されることで数年にわたり雑草の成長を抑制する効果があります。

特に、遮光性が高いシートは雑草の光合成を妨げるため、効果的な防草が期待できます。

安心安全な解体工事会社の探し方

建設 生活 防災 / 2024年7月12日

空き家の解体は、地域の安全と防犯、そして土地の有効活用のために重要です。信頼できる解体業者を選ぶことが成功の鍵となります。

とはいえ、解体工事を発注する際には、工事業者の選定などに戸惑うこともあるかと思います。

そこで、大津市では、国内最大級の解体工事会社紹介サービスであるクラッソーネを紹介しています。

クラッソーネは、多数の解体業者を取り扱っており、利用者のニーズに合った業者を紹介してくれるサービスです。このサービスは滋賀県とも提携しています。

このサービスの活用については、令和5年6月の通常会議で私が一般質問で提案しました。

相談のあった駐車場の舗装改修工事

市民相談 建設 / 2024年4月7日

アパート駐車場の舗装が傷んでいるので、舗装をして欲しいとの相談。

さっそく、業者を紹介して工事をしてもらいました。

工事が始まると、現場から離れられずに最後まで見届けてしまいました。

久しぶりに現場監督に戻ったようでした。

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街路樹の根で隆起した舗装が修繕されました

市民相談 建設 / 2024年3月4日

今日(月曜日)は、瀬田駅前で該当挨拶に立つ日。

スマホのタイマーを使って写真を撮ってみました。

この後、2月通常会議の質疑・一般質問。

3時頃、歩道修繕の要望があった方から「今日修繕してくれた」と連絡があったので、

議会を終えてから現場を確認に行きました。

 

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修繕完了(夕方で写真が暗くなっている)

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修繕前 (写真では分かりにくいが、ひび割れたところはかなり盛り上がっている)

AI水道管劣化予測による更新計画の見直し

建設 生活 研修 行革 / 2023年8月3日

古くなった水道管の更新計画が勧められていますが、更新を優先すべき配水管を単なる耐用年数で決めるのではなく

できるだけ現状に即した形で更新をすることは効果的です。

そこで管路データ(管種、管径、布設年度、漏水修理履歴などの配管状況)に加えて、土壌や地質情報、地下水情報、交通情報、送電線の位置などの情報を分析して、水道管の劣化予測をするシステムを使用して、その結果を基にそれぞれの更新計画を作成している自治体があります。

次の計画図は、単純に耐用年数を基にした整備計画を、分析結果で漏水が多い塩ビ管を優先させた計画に見直し、さらに事業費の平準化をした計画です。

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このシステムは、神戸市、福岡市、愛知県豊田市、会津若松市、そして四日市市など多くの自治体で導入しています。

今日はそのシステムを導入した四日市市からの報告が講習の内容でした。

本市でも同システムの導入で効果が期待できると考えます。

講習会での質疑回答からのメモを掲載しておきます。(表現に違いがあるかも知れませんが要点をご理解願います)

 

市民相談が山のように

建設 環境 生活 議員活動 / 2023年5月15日

選挙が終えてからの、市民相談が多い。

今日は、8件の対応をしました。

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今朝は7時から清水ひとみ県会議員と瀬田駅前で挨拶に立ちましたがそのとき

①隣のシェアハウスの家の前に冷蔵庫や物干し竿などが置きっぱなしになっている。現場を見て何とかして欲しい。

これは、管理者に伝えて処理してもらうことになった。

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②ハクビシンが屋根裏に住み着いて、子どもを産んで困っている。

これはまだ子供が生まれたばかりと言うので、1月ほどしてから追い出すことを考えることにした。

③昨日相談に乗ってほしいと連絡あったが、固定電話が繋がらず。夜に依頼された方から携帯の電話を教えてもらった。

④瀬田川沿いの遊歩道に繁茂した草木の除草、剪定をボランティアでしたい。集めた刈草等は袋に入れておくので、処分だけしてもらえないかとの相談。

琵琶湖河川事務所・瀬田川出張所に連絡したところ予算のこともあるので明日返事をもらうことになった。

⑤清水ひとみ県議会議員からため池から水が漏れているので何とかならないか相談あり。

ため池の中にシートを貼ることで対応できるのではないかと回答したところ、見積もりを取りたいので業者を紹介して欲しいとのこと。

8割は補助が出るという。

⑥深い側溝の開口部にグレーチングを設置してほしいという要望が数日前にあった。

これについては地元予防であげてほしいと伝えたが、地元自治会は要望は締め切ったとのことだったので、来年要望するとのこと。

私からも大津市の方に伝えると答えた。

⑦野良猫に餌を与えているが、この中に妊娠をした猫がいる。

大津市でなんとかならないのかとの相談。

地域猫の取り組みはしているが、妊娠した猫の対応は難しいと答えた。

⑧派遣会社の仕事で、これまで日給で貰っていたが、熱が出て4日間休んだことから解雇された。

次に決まった仕事は月給制なので月末に入ってくるまでの間の生活費に困っている。

大津市社会福祉協議会に一度相談してほしいと伝えたが、どうなるか?

 

 

 

議会質問_その2.公園駐車場の幅員・精算機の問題

まちづくり 交通安全 建設 / 2023年3月15日

その2.「都市公園駐車場の設備及び使用料」についての質問と答弁

この質問は、ある晩に駐車場から出庫するのに、なかなか出られずに困っていると連絡を受けて、精算機の問題に初めて気がついたことから質問するものです。

また以前からこの駐車場は満車のとき、隣に大きな車が駐車していると扉を開けるのに困ることがあります。

駐車場の区画の幅を測ったところ、普通は2.5mあるのですが、2.25mしかなかったのです。

駐車場設計・施工指針には普通車で2.5mの幅員をとるようになっています。

ある駐車場では区画線は消えて全くないところもあります。

財政も厳しい中ですのですぐにとは言いませんが、計画を立てて順次改良していただきたいと思います。

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区画線はほとんど消えてます。ただここは区画幅でカギの字にブロックが並んでいるので、これが目安となります。

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幅員を計ると、2.25mでした。

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【質問】

(1)都市公園駐車場の精算機について
① 都市公園駐車場の精算機を新500円硬貨に対応できるように改修することや、夜間照明で見やすくすることについて見解を伺います。
(2)都市公園駐車場の区画割について
① 公園駐車場の区画幅を一般的な駐車場の2.5m以上とすることについて見解を伺います。
(3)駐車場使用料金について
① 都市公園駐車場の使用料の見直しについて見解を伺います。

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【答弁】

質問にお答えいたします。

まず始めに、都市公園駐車場の設備及び使用料についてのうち、1点目の都市公園駐車場の精算機を新500円硬貨に対応できるように改修することや夜間照明で見やすくすることについてでありますが、都市公園駐車場の精算機にかかるご要望につきましては、今後、指定管理者と協議する中で対応してまいります。

次に、2点目の公園駐車場の区画幅を一般的な駐車場の2.5m以上にすることについてでありますが、本市の都市公園のうち有料駐車場を有しているのは、大津湖岸なぎさ公園、柳が崎湖畔公園及び近江神宮外苑公園であります。このうち、柳が崎湖畔公園及び近江神宮外苑公園は、駐車場設計・施工指針に応じた形で整備を行なっておりますが、大津湖岸なぎさ公園は、当該指針が策定される以前に設計された公園であるため、当該指針に準じていない区画があります。
なお、大津湖岸なぎさ公園においては、基盤整備のための調査を、新年度においても引き続き実施をする予定であり、今後、当該駐車場の区画のあり方についても整理してまいります。

次に、3点目の都市公園駐車場の使用料の見直しについてでありますが、大津湖岸なぎさ公園においては、昨年度に引き続き今年度においても、駐車料金の上限設定や入庫後30分を無料とするなどの社会実験を実施いたしました。
その結果、駐車台数が増加する一方で、料金収入が減少するなどの課題があったことを踏まえて、今後とも適正な駐車料金の設定について検討してまいります。
なお、柳が崎湖畔公園及び近江神宮外苑公園においては、条例の範囲内で上限を設けるなど、指定管理者による独自の駐車料金を設定しております。
以上、私からの答弁といたします。