大津市議会議員 佐藤弘

一人のひとを どこまでも大切に 心豊かな まちづくりを目指します

91歳の挑戦、紙細工と不思議な目の変化

家族 / 2024年9月4日

私の義母は91歳。

最近はデイサービスで折り紙や紙細工を習い、それを家に持ち帰って制作に励んでいます。

学区の寺子屋には、たくさんの折り紙の傘を作ってプレゼントしました。

子どもたちが喜んでくれたことを聞いて、彼女はさらに新しい作品にも楽しんで挑戦しています。

義母は目があまり良くないため、備え付けの大きな虫眼鏡を使って作業をしています。

89歳の時、突然目に痛みを感じ、診察を受けた結果、黄斑変性症と診断されました。

治療法はあるものの、手術の成功が保証されないため、治療は諦めました。

ところが、91歳になった今、再び目に痛みを感じたものの、なんと以前よりも見えるようになったと言います。

これまで見えなかったテレビの字幕が見えるようになったのです。

もしかして、紙細工に熱心に取り組んできたご褒美かもしれない?

お年寄りの、生きがいや、やりがいを持つことは大切なことですね。

①トイレットペーパーの芯から

②以前より小さめの傘

③作品群、このうち四角い箱はどうやってつくるのか、不思議

 

坂東市の訪問型家庭教育支援事業を視察しました!

子育て 家族 教育 議員活動 / 2024年7月18日

17日、大津市議会公明党議員団は、坂東市教育委員会 生涯学習課が実施している「訪問型家庭教育支援事業」について視察しました。

坂東市からは市議会議長、教育長、教育部長、そして公明党の桜井市議会議員まで出席され、ミニのぼり旗まで作っていただき大歓迎していただきました。

取り組み内容については、生涯学習課の塚原社会教育主事から詳しく説明いただきました。

核家族化や地域社会のつながりの希薄化により、子育ての不安や悩みを抱え、孤立する家庭が増えています。

また、不登校や児童虐待、経済的困難を抱える家庭も増加しており、家庭教育の支援が必要となっています。

文部科学省の調査によると、令和4年度の小中学校の不登校児童生徒数は過去最多の約29万9千人に上り、そのうち約11万4千人が学校内外で相談を受けていない状況です。

坂東市では、平成28年度から文部科学省の委託事業として訪問型家庭教育支援事業を開始し、令和元年度からは補助事業として継続しています。

この事業では、不登校の児童生徒がいる家庭を中心に、家庭教育支援員が家庭訪問を行い、保護者や子どもの悩みを聞き、寄り添いながら、関係機関と連携して支援を行っています。

不登校対策というと、子供に焦点を当てがちですが、この取り組みの主体は親御さんに対する視点で支援を行なっています。

資料>

20240717_訪問型家庭教育支援事業(坂東市)

難病乳児のご家庭を訪問して感じたこと

保健 医療 子育て 家族 福祉 議員活動 防災 / 2023年5月10日

脳前頭顔症候群の診断を受けている乳児宅を訪問しました。

丁度訪問看護師さん来られていた時で沐浴の様子も見せていただきました。

介護の最中でしたが、看護師、母親、祖母から様々なご意見を伺いました。

なかでも一番心配されていたので、緊急時の電源確保についてでした。

大津市では、すべての支所、小学校に蓄電池があること

人工呼吸器についてはメーカーに蓄電池の用意を依頼することをアドバイスしました。

行政も蓄電池の確保はしていても、周知することも大切です。

しかし、いざというときの電源確保については、様々な方から求められることが考えられますので

人工呼吸器などを使用している方などを対象にした電源確保は別途必要であると考えます。

あと気付いたことですが、これは家の構造についてですが

今後、子どもさんが在宅での医療的ケアのサービスを受けようとするときに

玄関から直接、患者のいる部屋に入れれば良いのですが

リビングを通過して入る部屋であると、家族がくつろぐ場所がなくなってしまうことです。

そうなると、部屋の改造などの支援も必要かと考えます。

やはり、現場に行くと見えていないところの気づきがあります。

今回もあえて訪問させていただきましたが、

ご家族の皆さんにも喜んでいただいたと感じましたし、これからも寄り添った支援をしたいと強く思いました。

 

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医療的ケア児等とその家族に対する支援施策に取り組もう!

介護 医療 子育て 家族 社会保障 / 2023年5月2日

28日に紹介した難病の乳児についての対応策はないかと調べたところ、令和3年9月18日に施行された「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」があった。

法律の目的(第1条)には次のようにある。

この法律は、医療技術の進歩に伴い医療的ケア児が増加するとともにその実態が多様化し、医療的ケア児及びその家族が個々の医療的ケア児の心身の状況等に応じた適切な支援を受けられるようにすることが重要な課題となっていることに鑑み、医療的ケア児及びその家族に対する支援に関し、基本理念を定め、国、地方公共団体等の責務を明らかにするとともに、保育及び教育の拡充に係る施策その他必要な施策並びに医療的ケア児支援センターの指定等について定めることにより、医療的ケア児の健やかな成長を図るとともに、その家族の離職の防止に資し、もって安心して子どもを生み、育てることができる社会の実現に寄与することを目的とする。

まさに、難病の子どもの介護で苦しんでいる家族への支援を明確に謳っている。

大津市においては「大津市障害者計画」は2023年度で終わることからも、今後この計画での取り組みをしっかり進めていく必要がある。

厚生労働省のホームページでは「医療的ケア児等とその家族に対する支援施策」では、現状の課題を踏まえて次のようにある。

医学の進歩を背景として、NICU等に長期入院した後、引き続き人工呼吸器や胃ろう等を使用し、たんの吸引等の医療的ケアが日常的に必要な子どもたち(医療的ケア児)やその家族への支援は、医療、福祉、保健、子育て支援、教育等の多職種連携が必要不可欠です。
しかし、地方自治体の担当窓口が異なっていることもあり、制度を網羅的に把握することが困難であるため、厚生労働省のHPに「医療的ケア児等とその家族に対する支援制度」のページを設けました。なるべく多くの方に医療的ケア児に関する制度を届けられるよう、情報発信を行っていきます。

医療的ケア時及びその家族に対する支援に関する法律の全体像

要支援者の避難訓練が行われました。

ALS 家族 防災 / 2023年2月15日

本日、自治連自主防犯防災会、保健予防課、危機・防災対策課、訪問看護師、 相談支援専門員、重度訪問介護の皆様のご協力で

4時間にわたる、避難訓練および振り返りの意見交換会をしていただきました。

今回の良かった点と課題

①寝たままの状態の支援者を乗せるには、リヤカーが少し小さい。

②担架が無かったので急遽、物干し竿と毛布の代替にして、リヤカーの下に備蓄品を置き、その上に担架を乗せた。

③医療機器の電源の確保のため、蓄電池が用意できた。蓄電池は各支所と小学校に置いてある。全部で73個あるのは良かった。

④夜間は照明、雨の日の対応を考えておく必要がある。

⑤災害時にリヤカーなど限られた備品を使用するには、誰が借りて何時返すか管理する必要がある。

⑥訪問看護事業所間の協力で支援の拡大が出来るので、連携システムがあると良い。

⑦急遽でしたが、地元の自主防災会の参加を頂いたことで、地域の取り組みの参考にしてもらえた。

など

避難訓練タイムスケジュール

ICT活用で単身高齢者の見守り

介護 家族 / 2021年11月3日

高齢になった親の見守りに、ICTを使ったシステムがあります。

離れたところで暮らす親のことを心配する方も多くなっています。

妻も毎日、母親に電話をするようにしています。

それでも、忙しいときは電話を忘れることがあります。

側にいるわけではないので、具合が悪くなってもすぐ気付くことは難しいです。

高齢者の見守りの対応策として、大津市では、一人暮らしの高齢者や障がい者に緊急時通報装置を設置する事業を行っていますが、設置には近隣の協力員2~3名が必要となっています。

しかし、協力員に緊急時の対応を求められることから、なり手の確保が難しくなっていることが課題となっています。

そこで、情報通信システムの整備が進んだ現在は、スマホなどの端末で使用できる様々な見守りアプリの開発が進んでいることから、こうしたアプリの導入に取り組んでいる自治体が増えてきています。

合わせて、パソコンやタブレット端末の講座を開催して、ICTが活用できる高齢者を増やす取り組みにも力を入れています。

これからは、高齢者がスマホなどの端末が使えるようになれば、便利なアプリを積極的に利用し、これまで難しかった問題が幾つも解決していくと考えます。

◆取り組み事例

単身高齢者見守りサービス「ドシテル」 

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高齢者介護における家族介護の実態

家族 福祉 / 2021年8月5日

社会保障研究 2021年7月刊で「高齢者介護における家族介護の実態」が特集されているので

主なものを、紹介します。

「高齢者介護における家族介護の実態」抄録より

要支援・要介護高齢者の増加に伴い,家族介護者も増加し,2016年現在で約700万人と推計されてい る。介護保険制度導入等により,公的サービスによる支援体制は拡充しているものの,在宅で介護を受 けている高齢者のうち主な介護者が親族である者の割合は約7割を占めるなど,未だ家族が大きな役割 を担っている状況にあるが,その実態は明らかとなっていない。 そこで,本稿では,在宅での家族介護の実態に関連する国の各種調査の概要を解説するとともに,こ れら調査結果をもとに家族介護の現状を整理した。その結果,①主介護者は「子」「配偶者」が中心であ ること,②要介護2までは介護頻度は低いが,要介護3からほとんど終日が急増すること,③要介護3以上 では「排泄(特に夜間)」や「認知症状への対応」に対し,家族が不安を抱えていることなどがわかった。 認知症高齢者の場合,非認知症高齢者に比べ,在宅生活の継続が困難となりやすい。こうした高齢者の 在宅療養を支えるためには,家族の介護負担軽減のための対策とともに,本人が抱える生活障害の原因 を取り除くようなケアマネジメントを展開することが重要である

喀痰吸引等研修の第3号実地研修

家族 福祉 / 2019年7月17日

気管切開をしてから吸引の回数も多いことから、在宅での介護を続けて行くには、可能な介護サービスを利用せざるを得ません。

たんの吸引及び経管栄養は医行為に該当し、医師法等により医師・看護師等のみ実施可能となっていましたが、一定の研修を受けた介護職員等においては、医療や看護との連携による安全確保が図られている等、一定の条件の下でたんの吸引等の行為を実施できることとなりました。

この一定の研修が喀痰吸引等研修ですが、研修を受けている介護職員は少なく、たんの吸引等が必要をなった場合対応が難しい現状にあります。

もっと研修を受けてくれれば良いと考えるのですが、滋賀県ではこの研修を行う事業所が限られチャンスが少ないことも課題のようです。

さて、この喀痰吸引等研修には不特定の者を対象とする1号、2号(一部制限)研修がありますが、少なくとも喀痰吸引等研修(第3号研修:特定の者対象)を受けてもらう必要があります。

きょうから、その第3号研修の実地研修ために3名の介護職員が自宅に来られて研修が始まりました。

この実地研修は指導看護師のもと、介護職員が直接本人に対して吸引や胃ろうの注入など一連の行為について評価し、その評価項目が連続2回すべてクリアしなければなりません。

この実地研修は利用者(家族)の意見も踏まえることになっているので、本人からの意志表現(アイコンタクト)の見方や胃ろうポンプの操作、口腔内の吸引ポイントなどについて、本人の望む介護に近づけてもらえるように、一連の動作のなかで気づいた点をしっかりと伝えていきたい。

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2019/07/15

障害者や介護家族の問題

家族 社会保障 / 2018年9月26日

障害者や重症患者の介護をする家族の問題がクローズアップされている。

今日のNHKの番組でも、障害をもつ妹と姉のことが取り上げられていた。

姉にとって、母親は障害のある妹の面倒ばかりみているので親の愛情を受け取ることが少なくなってしまう。

こうした場合の子ども(姉)への対応についてであった。

この他にも、障害者などの介護で掛かりきりになると、物理的に他の子に関わる時間がとれなくなってしまう。

さらに、介護家族も外出することも困難になり、孤立してしまう事態になりかねない。

このような状況を打開するには、支援制度や福祉サービスなどの必要な情報が届くようにしていくことが求められるのだが・・

 

台風と一般質問原稿

子育て 家族 教育 行革 防災 / 2018年9月5日

今日が9月通常会議の一般質問の発言通告の提出日。

昨日は質問原稿作成の最後の日。

こんな時に台風がやってきた。

ビュービューと風が外の空気を独占しているようだ

とても外に出られる状況ではない。

質問原稿も大詰めだし、どうしようかと迷う。

風が収まってきた時は18時近いので

暗くなれば外の確認も出来ない。

深夜にようやく原稿も完了。

朝は事務所連絡所の看板も心配なので、5時30分から周辺を廻った。

2カ所で看板が倒れていたので撤収した。

さて、質問については4項目になりました。

  • 不登校児童生徒への教育機会の確保について
  • 公立中学校の制服等の取引における公正な競争の確保について
  • 溜池の改修事業促進と洪水調節機能強化対策について
  • 電子行政における事務効率化の取り組みについて