結婚から出産へ
先日青年男女の皆さんとの懇談で、結婚つながる男女の出会いの機会が少ないとの意見があった。
また、結婚して子供が欲しくても子供を授からない夫婦の悩みも聞く。これは不妊治療の支援の相談からだ。
少子化対策はどちらかというと、産んでから育てるところに重点がおかれている。
結婚は個人の問題で、行政の関知するところではないということなのだろう。
だが、このまま放っておいてよいのか?
少子化対策は子供が生まれるための結婚ができる環境を整え、機会をつくることに取り組む必要がある。
また結婚も晩婚化が進んでおり、出生数が最も多い年齢階級は,2000年までは20代後半であったが,2005年以降は,30代前半になっている。
それは、高い出産リスクを意味する。
「妊娠企図の延期と子ども数―意図せざる結果としての出生力低下」で仙田幸子氏は次のように論じている。
出生タイミングは個人もしくは夫婦が自由に決定するべきものだが,決定の材料として,一般的・個別的生物学的制約は考慮されるべきである。子どもを持つことを希望するのに情報不足のために「時間切れ」になり実現されないケースが増加傾向にある現状は,改善されるべきである。これは,今後,大きな改善が期待される領域である.妊娠企図から出生にいたるまでの医学的なプロセスについて若年のうちに情報を収集したり将来設計を立てることを支援する社会的な仕組みを整えていくことが必要であろう。個人レベルで情報を集め,妊娠時期を決定するようなスキーマが形成されれば,妊娠企図を遅延させる社会的要因が働いている中でも,個人の子どもを持ちたいという選好ゆえに,妊娠時期の高齢化に歯止めがかかる可能性がある。
