大津市議会議員 佐藤弘

一人のひとを どこまでも大切に 心豊かな まちづくりを目指します

日本消化器がん検診学会

医療 / 2012年6月10日

9日、ピアザ淡海で、日本消化器がん検診学会がひらかれ出席した。

今回のテーマは「ヘリコバクター・ピロリ菌感染を考慮したこれからの胃がん検診」。

各セッションで消化器系がんや肝炎ウイルス検診とテーマのピロリ菌について報告、討論がされた。

総合討論では9名の著名な先生による討論がおこなわれた。

司会者から数点質問され、「ヘリコバクター・ピロリ幹線を考慮した胃がん検診は必要か?」について挙手を求められると、9名が必要と挙手した。

「ABC検診は胃がん検診になりうるのか?」について、数項目質問され意見があった。

「『ABC検診』と呼んでよいのか?」には、「ABC健診」または「ABCリスク評価」と呼ぶ方が妥当でないか。

「ABC検診では画像検査を省略して良いか?」には、X線、内視鏡検査を1度はすべきなど意見があった。

ほとんどの医師から、ABC検診の有用性は認められたが、A、B群のなかにもがんを発症することがあることから、リスク検診の判定に慎重さが求められるとともに、リスク検診と検診の違いの説明など、運用については受診者への十分な説明が必要である。

また、放射線科の先生からは、「胃X線バリウム検査でピロリ菌感染が分かる」と言われたことには驚いた。

今後、胃X線レントゲン撮影でピロリ菌感染者には感染について知らせるべきとの意見があった。

ABC検診による判定と画像検査による判定の比較により、さらにリスク検診の精度を高められるのではないかと感じた。

ともあれ、年に胃がんで5万人が亡くなること、大津市の胃がん検診の受診率が1.8%であることから、胃がんをなくすため受診率を上げること、またそのための胃がんリスク検診は有効な手段ではあると思う。

二日酔いに効く「ヘパリーゼ」?

医療 / 2012年5月15日

行政管理講座の講師が、酒飲みに良い薬だと「ヘパリーゼ」を紹介していた。

初めて聞く薬で興味をもったのでメモしておいた。

先日、処方箋の薬を買いに行ったとき、そのことを思い出して試しに購入した。

酒を飲む機会があったので、さっそく「ヘパリーゼ」を飲む前に服用してみたが、飲んだ翌日、その効果はよくわからなかった。

いつも行く診療所の医師に「ヘパリーゼ」の効能について聞いてみると。

「効果はないでしょう、飲み過ぎないのが一番」と、あっさり言われた。

ついでに肝臓に良いと言われる「シジミの味噌汁」や「ウコン」の話になったのだが、

「しじみ」や「ウコン」も肝臓が悪くなってからでは、それらに含まれている「鉄」分が肝臓に悪いと言われた。

世間では「シジミの味噌汁は肝臓に効く」と言われているが、間違いであったのか!

C型肝炎になった知人に、しじみの佃煮をもって見舞いに行ったのは間違いだったのだ、すみませんでした。

次は「ビタミン剤」は?これも体に良いどころか「がん」になる確率が高くなるという。

女性では、ビタミンサプリメントの過去摂取者や摂取開始者で全がんリスクが高く、継続摂取者で循環器疾患リスクが低い・男性では変わらず。

国立がん研究センター>ビタミンサプリメント摂取とがん・循環器疾患より

ビタミンは食材から摂取するのが一番で、ビタミンだけではなく、

まだ解明されていない人間に必要な栄養だと酵素だとかを取ることが出来るのだそうだ。

こんな話をしているうちに、診察を待つ人が溜まってしまった。

結婚から出産へ

医療 子育て 社会保障 / 2012年4月12日

先日青年男女の皆さんとの懇談で、結婚つながる男女の出会いの機会が少ないとの意見があった。

また、結婚して子供が欲しくても子供を授からない夫婦の悩みも聞く。これは不妊治療の支援の相談からだ。

少子化対策はどちらかというと、産んでから育てるところに重点がおかれている。

結婚は個人の問題で、行政の関知するところではないということなのだろう。

だが、このまま放っておいてよいのか?

少子化対策は子供が生まれるための結婚ができる環境を整え、機会をつくることに取り組む必要がある。

また結婚も晩婚化が進んでおり、出生数が最も多い年齢階級は,2000年までは20代後半であったが,2005年以降は,30代前半になっている。

それは、高い出産リスクを意味する。

妊娠企図の延期と子ども数―意図せざる結果としての出生力低下」で仙田幸子氏は次のように論じている。

出生タイミングは個人もしくは夫婦が自由に決定するべきものだが,決定の材料として,一般的・個別的生物学的制約は考慮されるべきである。
子どもを持つことを希望するのに情報不足のために「時間切れ」になり実現されないケースが増加傾向にある現状は,改善されるべきである。
これは,今後,大きな改善が期待される領域である.妊娠企図から出生にいたるまでの医学的なプロセスについて若年のうちに情報を収集したり将来設計を立てることを支援する社会的な仕組みを整えていくことが必要であろう。
個人レベルで情報を集め,妊娠時期を決定するようなスキーマが形成されれば,妊娠企図を遅延させる社会的要因が働いている中でも,個人の子どもを持ちたいという選好ゆえに,妊娠時期の高齢化に歯止めがかかる可能性がある。

脳脊髄液減少症

医療 / 2011年11月15日

14日公明党県本部にて、脳脊髄液減少症患者・家族支援会の代表理事である中井宏氏から脳脊髄液減少症の現状について話を聞いた。

この病気は交通事故のショックなどが原因で脳脊髄液が外に漏れだしてしまうことで起きる。

これまで病気の原因がわからず、多くの患者さんが激しい頭痛、めまい、吐き気といった症状と無理解に苦しんでこられた。

10月14日、厚生労働省の研究班から初めての診断基準が発表された。

これは画像による髄液のもれが確認できる場合で、今後医者の診断書(カルテ)には、「脳脊髄液漏出症」または「低髄液圧症」と記載されることになる。

治療法である「ブラッドパッチ」の保険適用は見送られるが、先進医療とされることになった。

多くの患者さんにとって一歩前進の朗報ではあるが、明らかに脳脊髄液減少症の症状があってもこの診断基準では15%~30%の人しか脳脊髄液減少症の診断が下されないというから、まだまだ課題は残されている。

こうした患者さんの苦しみが解消されるよう、公明党のネットワーク力でしっかり支援をしていきたい。

脳脊髄液減少症について説明する「中井代表」と「公明党議員」

脳脊髄液減少症要望・新聞報道はこのリンクから入れます。

水との共生_Part2

医療 / 2011年11月4日

昨日に続いて、水との共生Part2は「湧き水」や「沢水」の体への影響について考えてみた。

私は子どもの頃から胃の調子が悪かった。

だから小学生の時、自覚症状から自分の胃がなんという病気なのか医学事典で調べてみたりもした。

私の父親も母親も、私が生まれてすぐの頃に胃潰瘍で手術を受けている。

だから私も遺伝で胃が弱いのだろうと思っていた。

バリウムを飲んで行う胃のレントゲン検査では必ずといってよいほど「胃の萎縮がみられる」ために精密検査が必要との検診結果となる。

しかし、精密検査のための胃カメラを飲むのがつらくて数年に1回だけ我慢して行っていた。

今から17、8年前の検査の時に「ピロリ菌がいるので除菌してみましょうか」と言われて除菌した。

その後、今まで感じたことのない「胃の爽快感」を感じた。便通も最高!

それまで、夕方5時ごろになると胃がしくしく痛むので、まんじゅうなど甘いものを食べてごまかしていたが、それもなくなった。

ピロリ菌の感染ルートは、

・井戸水や湧き水などの、不衛生な水

・ピロリ菌保有者のふん便・胃液・唾液・歯垢から経口的に感染

が考えられるようだ。

今の殺菌された水道水では問題ないが、昔は飲み水のなかにピロリ菌がいても不思議ではない。

つまり、子どもの時に飲んでいたあの沢水が原因で、直接もしくは親を介してピロリ菌が入ったのかもしれない。

このことから、私や両親の胃が悪かったのはピロリ菌が原因だったのだろうと信じるようになった。

2日、支部会の交流に高島市の小島議員の家に行ったとき、小島議員も胃がんに罹っての闘病経験があるので、ピロリ菌の話、血液検査でわかるABC健診についてお話をした。

(飲料水の影響もあるかもしれないが、飲み水とピロリ菌の関係性のデータでもあればよいのだが)

支部会終了後、ピロリ菌の話を聴かれた婦人からピロリ菌の除菌が7,8千円かかるので保険適用になるようにして欲しいと要望を頂いた。ご存じの方もおられ、ピロリ菌の除菌を希望する方がいるのです。

私も9月議会でABC健診について質問をしたが、もっと多くの方に胃がん、胃潰瘍などの原因となるピロリ菌について知ってもらいたいと思う。

そして、大津市でもABC健診の導入をすることが、胃がんの予防へ大きな前進となることを強く訴えていきたい。

予算編成ヒヤリング・医師会との懇談会

医療 議員活動 / 2011年10月26日

10月20日~25日のうち4日間、各部局から平成24年度予算編成にむけてのヒヤリングを公明党議員団としておこなった。

内容は公明党議員団の平成23年度要望に対する進捗状況と各部局の平成24年度の重点事業についてである。

私としても、このヒヤリングは今回で5回目になる。会派としての要望を続けていくなかで、その要望が着実に進展していることが感じられる。

もちろん、実施されていないものもあるが、長い目で見ていけば必要とされる時が来ると確信する。

厳しい財政状況のなかではあるが、なかでも生命と健康、教育に係る施策は優先して進めていきたい。


25日午前中のヒヤリングを終え、午後2時から大津市医師会と市議会議員との懇談会が琵琶湖ホテルでおこなわれた。

医師会からは12名、市議会議員は23名(名簿では)が出席した。

テーマは「危機管理」「うつ病・自殺対策」「ワクチンの公費負担」の三点について医師会から説明があり、後に「その他意見交換」を含めて議員からの質問がおこなわれた。

・医師会長の挨拶では、受診時の定額負担を一律100円の支払は、整形外科では毎日受診する患者さんがいることなど負担の公平性に問題があることや、一度こうした制度を始めると後から容易に額の引き上げがされることを懸念されていた。

・「危機管理」では保健所と三医師会との拠点づくりの要望、災害時医療・在宅医療の保健所のコーディネーターとしてリーダシップを要望されていた。

・「うつ病・自殺対策」では、うつ病の患者さんが一般内科で受診されていることから、GPネット(一般診療と精神診療のネットワーク)が重要であること、うつ病の患者さんと向き合って人生相談などする時間がなく、薬で処理されてしまうことが多いこと、適応障害と診断されることが多く、このことは教育の問題とも深く関わってくることであると報告された。また、自殺については自殺者の学識別では無職者が圧倒的に多いことから雇用の問題があると意見を述べていた。

・「ワクチンの公費負担」については、県で45%、市で55%で全額負担しているが、45%は個人負担ということもできる。またワクチンについては定期接種化すべきであり、その決議をしている自治体もある。

・「その他意見交換」では、私からも二点質問させてもらった。

一点はポリオワクチンについてである。神奈川県で「不活性化ポリオワクチン」の接種を決めたことから、今「生ワクチン」か「不活性化ワクチン」か専門家の間でも意見が二分されているようだ。ポリオワクチン_不活性化と生

最初医師会の説明では「生ワクチン」の接種による副作用でまひする子どもが200万人中、H18年は3人、H19年は4人、H20年は7人いるという。また不活性化ワクチンを使っていないのは日本くらいと述べた。しかし「不活性化ワクチン」は接種により健康被害があったときの救済のしくみがない。このことから、どちらがリスクが少ないのかを尋ねると、他の医師からは不活性化のワクチンが日本で正式に接種できるまで1年半はかかることからその間にポリオに感染しないように接種すべきとの回答であった。結局は保護者責任で決めるしかないということだ。

二点目は、胃がんのリスク検診であるABC検診について医師会の認識について尋ねた。その積極的ではないような意見もあったが、効果を認める医師もあり、医師会長も意見が二分しているのではないとフォローされた。他の議員から検診後の胃カメラの精検の費用について負担が大きくなるのでないかと意見が出たが、精検については保険が適用されるとの説明があった。

市がABC健診を実施する際の医師会として協力体制について、もう少し突っ込んだ話をすべきであったと後で悔やまれた。

ヒヤリングの際には担当部政策監からもABC健診についても進めて行かれる考えであることをお聞きしたので、あとは実施に向けて検討委員会で前向きの議論がされることを願うものである。

・他に懇談会のなかで参考になったことを挙げると、24H 訪問看護・介護の問題で看護師不足の課題を挙げられ、看護師は普段から医師の指示によって動くが、訪問看護となると一人で現場に行き自ら判断しなければならないという、責任の重さという問題があること。また看護師経験のある有資格者の再雇用では現場から離れていたためついて行けずにすぐやめる人が多い。対策として訪問看護の教育の必要性があるが、教育プログラムがないことや、再教育施設がないことを挙げられていた。

看護師不足はこれまでもその対策について取り組みがされているとおもうが、依然不足状態が続いていることについて、このような話を訊いて理解できた気がする。(まだ他にも問題があると思うので)

高額療養費制度の見直し案提出

医療 社会保障 / 2011年10月14日

12日、厚生労働省は現行の高額療養費制度の見直し案を社会保障審議会医療保険部会に提示した。

これまでも公明党が主張してきたものだ。

現行の制度では年収約200万円~約800万円でも月の上限額が同じ約8万円なのだ。

これではあまりにも幅があり過ぎる。

今回この年収約200万円~約800万円を三段階に分ける案だ。

所得格差は確実に広がっているいま、生活するのに苦しんでいる方にとって、高額の医療費には耐えられない方は多い。

制度の細かなところはともあれ、低所得者の医療費負担の改善を早くしてほしいものです。

10月13日_京都新聞

大津市民病院のヘリポート

医療 建設 防災防犯 / 2011年8月17日

滋賀県でもようやくドクターヘリの運航が開始されました。

平成23年7月21日(木)高島市新旭町の工場で事故があり、緊急治療が必要との判断からドクターヘリの出動要請が発動されました。

ドクターヘリが直接現場には降りられない場合には、患者は救急車で中継場所であるランデブーポイントに搬送されそこで乗り換えて、ドクターヘリで病院に搬送されます。

もし病院にヘリポートがなければ、もう一度病院近くのランデブーポイントに降りて、もう一度乗り換えて救急車で病院に搬送されることになります。従って搬送時間は当然長くかかってしまいます。

ドクターヘリ情報の参考に> 救急医療とヘリコプターの活用 ~ドクターヘリの導入促進を中心に~ 発表元:参議院

斜行リフト http://www.heliport.jp/byouin/lift.html より

さて、私が新人議員のとき、研修で市民病院施設の視察にいきました。

市民病院の屋上にヘリポートがあるのですが、屋上からさらにヘリポートの上がるには、非常階段のようなジグザグの階段を使うようになっていました。

これでは患者さんを担架に乗せて移動するのは難しいだろうと思い、平成19年初めての議会質問で、このことを取りあげました。

病院側もエレベーター等昇降設備の必要性は認めるものの予算の確保が難しいことから懸案事項になっていました。

この件については、H22年度の外部監査でも指摘がされ、対する病院の回答では「病院単独での事業費捻出は費用対効果の面からも困難であると考えていますので、関西広域連合の一躍を担っている滋賀県等とも十分な協議を行い、財源確保を図っていきます」としています。(注)

(注)大津市包括外部監査に基づく措置の通知に係る公表 P57を参照

なを、病院側の昇降施設として考えているのはエレベーターより斜行リフトが現実的であると考えており、設置に要する見積もり金額は、約6500万円としています。

せっかくの施設も利用できなくては意味がありません。

もっと安く設置する方法があるようにも思えるのですが、この斜行リフトのイメージ図が市民病院にそっくりのものがありました。このホームページではリフトの「総重量が8トンを切る」(http://www.heliport.jp/byouin/lift.html) とありましたので、仮に同じような構造であれば、100万円/トンとしても、「800万円」+「材料の屋上への運搬費」+「電気設備」+「?」+「諸経費」として、半分ぐらいでできないのかな~? と思っています。

現状では担架でさえ使えない様な階段なので、斜行リフトのイメージ図にあるような階段をもっと緩くするか、もしくは長く緩いスロープにすれば、リフトはなくても担架での搬送でなんとかなると思うのですが、どうでしょうか?

医療費負担、がん治療自己負担の軽減

医療 市民相談 生活 社会保障 議員活動 / 2011年6月6日

昨年、ある方からガンの治療に高額の医療費(12~13万円)が掛かり、生活費、住宅ローンの返済に困っている。という相談がありました。高額療養費制度について案内しましたがそれでも負担は大きいようでした。

今年2月2日に衆議院予算委員会で高木陽介議員から、高額療養費制度の改善について、「医療費負担の上限が月額約8万円となる、年収約200万円強から800万円弱の世帯を分け、所得の低い世帯は上限を月額4万円とする」との主張がされました。

また、公明党広島県本部では、5月の臨時県本部大会において、「がん治療自己負担の軽減を求める要望」の署名活動を行うことを決定し、要望内容は、
1.高額療養費制度において、自己負担の総額を引き下げること。
2.粒子線治療など先進的な医療を保険適用すること。
3.医療費に対する助成事業を交付税対象事業とすること。
の3点です。

医療費の負担、がん治療自己負担の軽減を求める活動を私も支援していきたい。