大津市議会議員 佐藤弘

一人のひとを どこまでも大切に 心豊かな まちづくりを目指します

障害福祉サービスの現場から見える課題と改善の方向

介護 社会保障 / 2026年6月30日

― 利用者の声と厚労省調査報告から考える「支援の質」と「制度のすき間」 ―

制度の整備が進む一方で、現場の声は届いているか

令和7年度厚生労働省の調査報告書では、全国129自治体を対象に「障害福祉サービス事業者の指定事務」や「総量規制」「意見申出制度」の運用実態が分析されました。 この報告書は、制度の入口である「事業者指定」がいかにサービスの質を左右するかを明らかにしています。 一方、現場の利用者からは「生活が苦しい」「支援が足りない」という切実な声が上がっています。 本記事では、利用者の声・調査データ・改善案を重ね合わせ、今後の支援のあり方を考えます。

◆障害福祉サービス事業者等の指定の在り方に関する調査研究 報告書
◆障害福祉サービス利用者等の生活実態調査

【利用者の声】生活のリアルな困りごと

  • 「食費や光熱費が上がって、月末は本当にギリギリ」
  • 「年金だけでは暮らせない。働きたいけど体調が続かない」
  • 「家事ができないのに、支援時間が短くて困っている」
  • 「夜間に発作が起きた時、頼れるところがない」
  • 「お金の管理ができず、詐欺が怖い」
  • 「一人暮らしで話し相手がいない」

こうした声は、在宅で障害福祉サービスを利用する人々の生活の現実です。 支援の量・質・制度の運用が、生活の安定に直結しています。

【データで見る現状】数字が示す課題

項目 内容
生活が「苦しい」と回答  37.1%
平均月収  約10万円(年金+工賃)
工賃中央値  約1万円
貯蓄中央値  約30万円
医療的ケアが必要な人  18.9%
金銭管理が自分でできる人  32%
単身者割合  約33%
居宅介護利用時間  平均22.6時間/月(中央値10時間)

これらの数字は、生活基盤の脆弱さと支援量の不足を示しています。


【図表】家計と支援量のイメージ

【在宅利用者の家計イメージ】

収入(月平均)
--------------------------------
障害年金    :約 7〜8万円
工賃(中央値) :約 1万円
その他収入   :数千円〜数万円
--------------------------------
合計      :約 10万円前後

支出(月平均)
--------------------------------
住居費     :約 20,000円
食費      :約 30,000〜35,000円
光熱費     :約 10,000〜15,000円
医療費     :数千円〜1万円
日用品     :約 10,000円
--------------------------------
合計      :約 8〜10万円
(※貯蓄が難しい構造)



【訪問系サービスの利用量】

居宅介護(身体介護・家事援助)
--------------------------------
平均利用時間 :22.6時間/月
中央値    :10時間/月
必要量の声  :「30〜50時間は必要」

重度訪問介護
--------------------------------
利用者の声  :「夜間の見守りが不足」
「医療的ケアに対応できる事業所が少ない」
--------------------------------

【厚労省報告書の要点】制度運用の課題と改善方向

報告書では、自治体の指定事務や関連制度の運用に以下の課題が指摘されています。

1. 指定事務のばらつき

自治体ごとに確認項目や審査方法が異なり、サービスの質確保に差がある。 → ガイドライン整備による平準化が必要。

2. 総量規制の実施率の低さ(約2割)

供給量が見込量を超えても規制に踏み切れない自治体が多い。 → 地域ニーズを反映した見込量の算出と公募制の併用が有効。

3. 意見申出制度の活用不足

都道府県では半数が活用または検討中だが、指定都市・中核市ではほぼ未活用。 → 制度の周知と実効性ある条件付与の仕組みが必要。

4. サービスの質確保策

事前説明会・管理者面談・指定前研修など、制度理解を深める取組が効果的。 → 指定段階での質確保を制度化すべき。


【改善案】行政・地域が取り組むべき方向

① 生活基盤の支援強化

  • 住居費・光熱費の補助
  • 食費支援や生活支援金の拡充
  • 工賃向上と就労支援の強化

② 訪問介護・外出支援の拡大

  • 必要量に応じた支援時間の確保
  • 買い物・外出支援の充実
  • 単身者への重点支援

③ 医療的ケアに対応できる体制整備

  • 医療的ケア対応の訪問介護・看護の拡充
  • 夜間・緊急時の支援体制の構築
  • 医療と福祉の連携強化

④ 相談支援の質向上

  • 本人中心の計画作成
  • 医療・就労・家族との連携を計画に組み込む
  • モニタリングの強化

⑤ 孤立防止の地域支援

  • 地域の見守り体制
  • 交流の場の整備
  • 常設の相談窓口の充実

⑥ 制度間の不整合の解消

  • 障害福祉サービスの自己負担軽減
  • 生活保護基準との整合性改善
  • 交通費・医療費の負担軽減

【まとめ】「制度」と「生活」をつなぐ視点を

厚労省の報告書が示すように、制度の整備は進んでいます。 しかし、利用者の生活実感に寄り添う運用がなければ、支援の質は担保されません。 今後は、制度の入口(指定)から出口(生活支援)まで一貫した質の確保が求められます。 地域の声を政策に反映し、誰もが安心して暮らせる障害福祉サービスの仕組みを築いていくことが、次の一歩です。

6月通常会議 一般質問の答弁と検証〜避難行動要支援者名簿のデジタル化を問う〜

地域活動 災害 生活 行政 議会 防災 / 2026年6月28日

6月通常会議での私の一般質問(初問)に対する答弁書です。

今回も避難行動要支援者名簿の扱いについては残念な答弁でした。

避難行動要支援者名簿は、平時は同意を得られた方の名簿のみが地域に提供されます。同意をされていない方の名簿は、災害が発生し避難支援が必要になった場合に限り、避難支援のために提供・使用することができます。

しかし、多くの名簿が発災時に突然紙媒体で地域に提供されたとしても、数百人規模の対応をするには時間がかかります。

一方で、ケアマネジャーや相談支援専門員は、業務として利用者の安否確認を行っています。これらの専門職が把握する安否確認情報を、地域の自主防災会や民生委員と共有できれば、安否確認から避難支援までをより効果的に行うことができます。今回の質問は、こうした情報共有を運用できるシステムの整備を求めるものでした。

これに対し市は、地域提供用のデジタル共有システムについて、「平常時において秘匿性の高い個人情報をデータで提供することは情報セキュリティポリシー上厳しく制限されており、災害時であってもその後の流出等のリスクを考慮する必要があることから、現時点では困難である」と答弁しました。また、紙媒体で十分対応できるかという問いに対しては、「発災時にはインフラの状況が不明な点を踏まえると、紙媒体による提供が確実な方法である」と答弁しています。

しかし、私が求めているのは紙媒体を否定することではなく、紙とデータ提供を併用する仕組みです。データ提供が困難だからといって、紙媒体だけで安否確認情報の共有も含めて十分対応できるとする市の論理には疑問が残ります。

そもそも、データであればリスクがあり、紙媒体であればリスクがないという整理自体に説明が必要です。紙媒体であっても、紛失や誤配布等による情報流出のリスクは存在します。データと紙のリスクを比較した上での説明がなければ、納得感のある答弁とは言えません。

もっとも重要なことは、災害時にいかに早く要支援者の安否確認を行うかです。そのためには、要支援者名簿を地域の方々が平時から効率的に使える状態にしておくことを、市はあらためて検討すべきです。


 

                                               


所属名:福祉政策課、長寿福祉課

1 個別避難計画が未作成の避難行動要支援者に対する安否確認・避難支援等の実働体制について

(1)避難行動要支援者名簿と安否確認情報の共有の仕組みについて

①避難行動要支援者名簿の収集すべき情報の不足について市はどのように認識しているのか伺います。あわせて、同居状況や緊急連絡先を充実させた名簿づくりに向けた今後の対応をお聞かせください。

②ケアマネジャーや相談支援専門員が行った安否確認の情報を、行政や関係機関等と共有する運用ルールが本市にあるのかどうか、またあるとすればそのルールの内容について、なければルールを設ける必要性についての見解を伺います。あわせて、保健福祉支援班は具体的にどこから、どのような安否確認情報を収集し、その後、庁内の関係部署や消防などの救助機関との連携にどう生かすのか、伺います。

③行政内部で安否確認情報をデジタルで共有するシステムの構築について伺います。

(2)地域提供名簿と自主防災組織・民生委員による活用について

①避難行動要支援者名簿の受領学区をさらに広げていく取り組みについて、市はどのように考えているのか伺います。

 ②行政内部システムとも連動した地域提供用デジタル安否確認共有システムの構築と地域への提供について、市の見解を伺います。あわせて、安否確認等を中心となって担う自主防災組織や民生委員が、平時からこのシステムの使用方法を理解し、習熟しておく取り組みも必要と考えますが、市の見解をお聞かせください。

③仮に、デジタル共有名簿の提供ができない場合、事業所のケアマネジャーや災害対策本部などからの情報共有は難しくなります。そのような状況で、多くの避難行動要支援者の速やかな安否確認が、紙媒体の資料でも十分に可能とお考えか、市の見解を伺います。

                                               

1点目の避難行動要支援者名簿と安否確認情報の共有の仕組みについてのうち、1つ目の避難行動要支援者名簿の収集すべき情報の不足の認識についてでありますが、例えば地域への名簿提供にかかる同意確認書の緊急連絡先の欄について、頼ることができる人がいないなどの理由で未記入で提出される場合などは、名簿に空欄が生じているものと考えております。

また、名簿の充実についてですが、同居状況については、同居の方の個人情報をどの程度まで収集できるかなどの課題があると認識しておりますが、昨年度には同意確認書の様式を見直し、新たに対象となる方に送付した結果、返送のあった方の約9割が緊急連絡先を記載いただいております。今後とも、名簿の充実に向けて工夫してまいります。

2つ目の、ケアマネジャー等が行った安否確認情報を市と関係機関等が共有する運用ルールがあるのか及び安否確認情報をどのように収集し、関係機関との連携にどのように活かすのかについてでありますが、現在のところ明確な定めはございませんが、情報収集、情報提供、協力依頼等を円滑かつ適切に行えるよう、今後、防災部局や関係所属等と協議してまいります。

また、保健福祉支援班において、初動支所班や避難所の担当職員等から情報を収集し、安否確認が取れない方について、当該家屋の被災状況や、家族等との連絡の可否など、詳細な状況を聞き取り、消防局や高齢・障害分野等の関係所属と共有することで、各所属が保有する情報を活用しながら安否確認を行うことなどを検討しているところです。

3つ目の、行政内部で安否確認情報をデジタルで共有するシステムの構築についてでありますが、今後、共有する所属や情報の範囲、共有方法などについて、検討してまいります。

2点目の地域提供用名簿と自主防災組織・民生委員による活用についてのうち、1つ目の避難行動要支援者名簿の受領学区をさらに広げていく取組についてでありますが、これまでから、学区自主防災組織をはじめ各種地域団体へ説明を行ってきたところであり、今後も名簿の提供が進むよう努めてまいります。

2つ目の、地域提供用のデジタル共有システムの構築及び名簿の提供、使用方法習熟のための取組についてでありますが、平常時において、秘匿性の高い個人情報をデータで提供することは、大津市情報セキュリティポリシーにおいて厳しく制限されていることや、災害時であっても、その後の流出等のリスクを考慮する必要があることから、現時点では困難であると考えておりますが、今後、国が推奨しているクラウド型被災者支援システムを活用した取組等を調査研究してまいります。

3つ目の、避難行動要支援者の速やかな安否確認が、紙媒体の資料で十分かについてでありますが、活用時における利便性に課題があると認識しておりますが、現時点では地域へのデータ提供は困難であることや、発災時においてインフラの状況が不明な点を踏まえると、紙媒体による提供が確実な方法であると考えております。

以上、私からの答弁といたします。


所属名:危機・防災対策課

(3)避難行動支援者連絡会議と避難支援プランの実効性について

① 避難行動支援者連絡会議について、これまでどのような取り組みを行ってきたのか伺います。あわせて、関係機関との会議ではどのような意見や課題が示されてきたのかお聞かせください。

② 現在のプランの記述は、役割分担される担当課における災害時の具体的な動きの手順まで踏み込んだ内容になっているのか、市の認識を伺います。

③ 複数の主体から入手される安否情報の取りまとめについて、現在のプランの記述が、関係者が迷わず動ける具体的な内容になっているのか、市の認識を伺います。

                                                

3点目の避難行動支援者連絡会議と避難支援プランの実効性についてのうち、1つ目の避難行動支援者連絡会議のこれまでの取り組み及びどのような意見や課題が示されたかについてでありますが、平成27年3月に大津市避難行動要支援者避難支援プラン(全体計画)を作成して以降、毎年度会議を開催し、関係所属からハザードマップの更新に伴う個別避難計画の優先作成対象者の増加、避難行動要支援者名簿の地域提供に関する課題等が示されました。

2つ目の避難支援プランの記述が、具体的な手順になっているか及び3つ目の安否情報の取りまとめが、具体的な内容になっているかについてでありますが、本市が作成した大津市避難行動要支援者避難支援プランについては、避難行動要支援者の支援を行うための全体計画であるため、詳細な手順や方法は定めておりませんが、具体的な対応については、地区防災計画に定めることを促すなど、地域との連携による取組を進めてまいります。

以上、私からの答弁といたします。

                                               


管理者答弁

所属名:企業戦略・危機対策室、ガス計画整備課、ガス管理課

2 大津市ガス事業の安全・安定供給と持続可能性について

(1)ガス保安の責任体制と実効性について

①緊急時の保安・修繕業務の委託について、指揮命令系統や事故時の報告ルール、出動基準などの基本事項を、契約上どのように整理しているのか伺います。

②通報からの初動対応や現場での処置を適正に実施しているか、どのように確認しているかお聞かせください。

③市がガス事業の運営を担う新会社等に出資している場合、市は株主と監督者の二つの立場を持つこととなります。そこで、市としてそれぞれの立場をどのように整理されているのかを、外部の専門機関による監視も含めお聞かせください。

(2)技術継承と委託依存リスクの管理について

①現在、本市においてガス主任技術者免状を受けておられる方は何名で、ガス主任技術者として選任されている方は何名なのか伺います。あわせて、委託先の業務の履行が不能となった場合や契約終了時に、代わりの緊急保安体制をどのように確保する想定としているのかお聞かせください。

②委託依存が進む中で、市の側にガス保安に関する知見や判断力をどのように蓄積し、維持していくのか伺います。

③経済産業省が推進するスマート保安について、今後どのように取り組んでいくのか伺います。

(3)老朽化した敷地内埋設管の安全対策について

①本市の供給区域内において、敷地内の白ガス管の腐食に起因するガス漏れは、過去3か年で何件発生しているのか、あわせて、現在残存している白ガス管の件数について伺います。また、今後のガス漏れのリスクをどのように評価しているのかお聞かせください。

②ガスメーター以降の敷地内配管について、法定点検で老朽化が確認された場合、利用者に対してどのような対応を行っているのか伺います。あわせて、点検で不具合が確認されたにもかかわらず、市民の対応が困難なケースを、市としてどのように対応しているのかお聞かせください。

③敷地内配管の改善工事について、敷地が広い場合や舗装撤去を伴う場合の自己負担が重く、またガスメーター以降の敷地内配管は補助対象外となっています。費用負担が困難な高齢世帯や低所得世帯への支援について、市としてどのように考えているのか見解を伺います。

(4)託送料金制度と事業財政の持続可能性について

①令和6年度決算では、託送供給の単価が1立方メートル当たり25.8円、原価が24.5円で、その差は1.3円でした。今後もコスト上昇が続いた場合、原価が供給単価を上回る時、どのように対応するのかお聞かせください。

②人口減少・需要減少が進む中で、長期的なガス需要の見通しを市としてどのように捉えているのか伺います。あわせて、将来的な導管の更新などについて、どのような課題を認識し、今後どのように検討していくのかお聞かせください。

(5)カーボンニュートラル・グリーントランスフォーメーションへの対応について

①本市のガス事業として、2050年カーボンニュートラルに向けた対応方針をどのように定めているのか伺います。あわせて、合成メタンやバイオガスの導入について、今後の方向性をお聞かせください。

                                        

ご質問にお答えいたします。

2項目めの1点目、ガス保安の責任体制と実効性についてのうち、1つ目の、緊急時の保安・修繕業務の委託について、基本事項の契約上の整理についてでありますが、本市の保安規程における保安組織の一部として「企業局保安センター」を位置づけるとともに、当該センター業務をびわ湖ブルーエナジー株式会社に委託し、ガス漏洩等の通報内容の緊急度や事故の規模に応じて報告及び出動することとしています。

2つ目の、通報からの初動対応や現場での処置の実施及び確認についてでありますが、修繕日報及び修繕現場において、通報内容やガス漏れの状況に応じた対応がなされていることを確認しております。

3つ目の、株主としての立場と監督者としての立場の整理についてでありますが、本市は、株主として、株主総会や取締役会等において、びわ湖ブルーエナジー株式会社の経営状況を確認しております。

監督者としては、契約書や要求水準書等に基づき、小売業務や保安、修繕業務等の実施状況について、定期的に業務報告を受け、モニタリングを行っております。

また、外部有識者で構成する検証委員会において、本市のモニタリング結果が、客観性や公平性を確保できているのか、検証及び助言をいただいております。

2点目の技術継承と委託依存リスクの管理についてのうち、1つ目の、本市におけるガス主任技術者の状況についてですが、ガス主任技術者免状の交付を受けている者は4名であり、ガス主任技術者として選任している者は1名であります。

また、委託先の業務の履行が不能となった場合や契約終了時の緊急保安体制の確保についてでありますが、まずは、委託先の業務が適切に履行され、保安体制が維持されるようモニタリングにおいて助言や指導を行っているところであり、契約終了時の緊急保安体制については、今後、委託の継続を含めて、検討していくこととしております。

2つ目の、市側にガス保安に関する知識や判断力をどのように蓄積し維持していくのかについてですが、本市職員が、大量にガスを使用する工場等の専用ガス施設の点検や、市内のガスバルブや整圧器の専門的な操作を実施していること、また、びわ湖ブルーエナジー株式会社に委託している保安業務に関して、修繕工法について協議を行い、モニタリングにおいて日報や出動記録を確認することにより、ガス保安に関する知見の蓄積等に努めております。

3つ目の、経済産業省が推進するスマート保安に関する取組についてでありますが、本市においては、既に、平成17年度にガス整圧器遠隔監視制御システムを、令和6年度に他工事受付システムを導入しております。

また、今年度、緊急保安の現場状況をリアルタイムに映像と音声で把握できる映像通話システムの整備を予定しており、引き続き、技術の進展などの動向を注視してまいります。

3点目の、老朽化した敷地内埋設管の安全対策についてのうち、1つ目の、敷地内の白ガス管の腐食に起因する過去3年のガス漏れ件数と現存する白ガス管の件数についてでありますが、令和5年度が40件、令和6年度が46件、令和7年度が32件で、現存する白ガス管の件数は、令和7年度末で約18,000件であります。

また、今後のリスクをどのように評価しているのかについては、昭和62年以前まで採用されていた白ガス埋設管は、埋設環境と経年劣化により腐食しやすいことから、早期の改善が必要と認識しております。

2つ目のうち、ガスメーター以降の敷地内配管で、法定点検において老朽化が確認された場合の対応についてですが、まずは、4年に一度の法定点検時において、敷地内に白ガス管が埋設されているお客様に対しては、全てパンフレットを配布し、早期にポリエチレン管等へ交換していただくようお願いしておりますが、その中で点検時に老朽化が確認された場合は、危険性を丁寧に説明し、速やかな交換をお願いしております。

次に、2つ目のうち、不具合確認時に市民の対応が困難なケースについて、及び3つ目の費用負担が困難な高齢世帯等への支援につきましては、敷地境界からガスメーターまでは、ガス漏れによる火災等の防止のため補助制度を設け、白ガス管の交換を促進しておりますが、ガスメーター以降の敷地内は、ガスメーターがガスを遮断し、安全を確保できることから、補助対象外としているものです。

費用負担が困難な場合は、まずは、白ガス管交換の必要性を丁寧に説明した上で、指定ガス工事店から安価な工法の提案をされているところであります。

4点目の託送料金制度と事業財政の持続可能性についてのうち、1つ目の、託送供給原価が供給単価を上回る時の対応についてでありますが、まずは、導管更新時における口径のダウンサイジングなど経費削減や、保有資産や資金の有効活用による収益向上などさらなる経営努力を行った上で、なお、持続的な事業運営に影響が生じると判断した際には、託送料金の見直しを検討することもあり得ます。

2つ目の、長期的なガス需要の見通しについてでありますが、人口減少や省エネ機器の普及、ガス機器の性能向上などにより、ガス需要は今後減少すると見込んでおります。将来的な導管の更新などについては、老朽化による更新需要の増加に対応するための人員体制の確保等が課題と考えており、引き続き、効率的な工事発注手法の検討を進めるとともに、口径のダウンサイジングを図りながら耐久性の高いポリエチレン管等への更新を行うなど、適切に課題に対応してまいりたいと考えております。

5点目のカーボンニュートラル・グリーントランスフォーメーションへの対応についてでありますが、「大津市ガス事業中長期経営計画」において、ガスの脱炭素化に向けた動向を注視していくこととしております。合成メタンやバイオガスにつきましては、国において託送料金制度との関係を含めた導入促進策の検討が進められていることから、一般ガス導管事業者として、引き続き国の動向や制度設計の状況について情報収集に努めてまいります。

以上、私からの答弁といたします。

無痛分娩はなぜ増えているのか

医療 子育て 家族 行政 / 2026年6月26日

―地域格差、医師不足、そして「安心して産める地域」をどうつくるか―

日本総合研究所のビューポイント No.2026-012 の記事を基に、無痛分娩について私の知りたいことをまとめてみました。

■ 無痛分娩が増えている背景

近年、日本では硬膜外麻酔を用いた無痛分娩を希望する妊婦が急増しています。 東京都の調査では、妊婦の64%が無痛分娩を希望したという結果もあります 。

希望が増えている理由は明確です。

  • 痛みを大幅に軽減できる
  • 出産時のストレスが減り、産後の回復が早い
  • 高齢出産・初産の増加で、体力面の不安が大きい
  • 欧米では一般的で、日本でも情報が広がった

しかし、希望者が増えても、実際に無痛分娩を受けられる人はまだ限られているのが現状です。

無痛分娩のメリット

■ 1. 痛みの軽減による安心感

出産の痛みは「人生最大」と言われるほど。 無痛分娩は痛みをコントロールし、恐怖や緊張を和らげる効果があります。

■ 2. 産後の回復が早い

痛みによる体力消耗が少ないため、 産後の回復が早く、育児のスタートがスムーズになります。

■ 3. 医療的にもメリット

  • 血圧上昇を抑えられる
  • 長時間の陣痛による疲労を軽減
  • 医師が分娩をコントロールしやすい

ただし、麻酔を扱うため専門の麻酔医や産科医の知識が不可欠で、 ここが地域格差の最大の原因になっています。

 

無痛分娩を支える「施設」と「人材」の課題

日本総研のレポートでは、無痛分娩の普及には次の2つが鍵だと指摘されています 。

■ 1. 産科麻酔医の不足

無痛分娩には、産科麻酔の専門知識を持つ麻酔科医が必要です。 しかし、全国的に数が少なく、特に地方では確保が難しい。

  • 大都市 → 麻酔医が集まりやすく、無痛分娩比率が高い
  • 地方 → 麻酔医がいないため、実施できる施設が少ない

東京都は35.8%、熊本県は25%超なのに対し、 岩手県・高知県は実績ゼロという極端な地域差が生まれています。

■ 2. 分娩施設の経営問題

出生数が減る中、地方の小規模施設では 「麻酔医を雇う余裕がない」「24時間対応が難しい」 といった経営上の制約があります。

熊本県が全国2位の普及率を実現できた背景には、 分娩施設の集約による経営効率化がありました。

  • 施設当たりの分娩数が多い
  • 医師一人当たりの分娩数も多い → 経営に余力が生まれ、無痛分娩の導入が可能に

産婦人科医が減っている問題に答えられるのか

結論から言うと、無痛分娩の普及だけでは産婦人科医不足は解決しません。 しかし、次の点で「部分的に答えを出せる」可能性があります。

■ 1. 分娩施設の集約で医師の負担を軽減

分散した小規模施設が多いと、 医師は当直・緊急対応で疲弊し、離職につながります。

施設を適正に集約すれば、

  • 医師の勤務負担が減る
  • 麻酔医を確保しやすくなる
  • 医療の質が安定する

結果として、産婦人科医が働き続けやすい環境が整います。

■ 2. 産科麻酔の教育体制を整える

大学に産科麻酔講座を設置し、 産科医自身も一定の麻酔技術を習得できるようにすることで、 医師不足の中でも無痛分娩を提供できる体制が広がります。

「身近な地域で安心して出産できる環境」とは

レポートが強調しているのは、 現金給付よりも、出産インフラの整備こそ重要という点です 。

安心して出産できる地域とは、次の条件を満たす地域です。

■ 1. 適切な距離に分娩施設がある

「車で1時間以上」では、陣痛時の不安が大きい。 地域に最低限の分娩施設が必要。

■ 2. 無痛分娩を含む安全な医療体制

  • 麻酔医の確保
  • 24時間対応
  • 緊急時の搬送体制 これらが整っていること。

■ 3. 行政が“配置の最適化”に関与する

民間任せでは、 「都市部に集中」「地方は空白地帯」という偏在が進むだけ。

自治体が

  • 分娩施設の集約
  • 地域ごとの適正配置
  • 経営支援 を行うことが不可欠です。

まとめ:無痛分娩は「選べる出産」を広げる鍵

無痛分娩は、 妊婦の安心・安全を高める選択肢として確実に広がっています。

しかしその普及には、

  • 産科麻酔医の育成
  • 分娩施設の経営強化
  • 行政による地域配置の調整 という“インフラ整備”が欠かせません。

無痛分娩の地域格差を放置すれば、 「出産は都市部で」という流れがさらに加速します。

逆に、地方でも無痛分娩を提供できる体制を整えれば、 どこに住んでいても安心して産める地域づくりにつながります。


人口減少の日本を支える「技人国」とは

生活 産業 / 2026年6月25日

― 見えにくい“選抜なき定住化”のリスクと、これからの受け入れのあり方

日本では人口減少が加速し、あらゆる産業で人手不足が深刻化しています。 大津市でも、介護・建設・飲食・物流など、地域の暮らしを支える現場で外国人の姿が当たり前になりました。

その中心となっているのが、在留資格「技術・人文知識・国際業務(通称:技人国)」です。 実はこの「技人国」、単なる“専門職ビザ”ではなく、日本への定住ルートとして急速に存在感を増していることをご存じでしょうか。

しかし制度の裏側では、本人にも地域社会にも見えにくいリスクが積み重なっています。

技人国とは?

本来は「専門的・技術的な知識を持つ外国人」のための在留資格です。 ITエンジニア、事務職、通訳、営業など幅広い職種が対象で、2025年時点で45万8千人以上がこの資格で働いています。

特徴は次の3つです。

  • 長期滞在が可能(更新回数に上限なし)
  • 家族帯同ができる
  • 永住申請にもつながる

つまり、働きに来た人が、そのまま日本に住み続けることが制度上自然に起こる仕組みです。

しかし今、「静かな歪み」が起きている

東京財団の記事では、技人国が抱える課題として次の点が指摘されています。

① 建前は“専門職”、実態は“人手不足の穴埋め”

専門職として受け入れられているはずが、現場では実質的に一般労働力として扱われるケースが増加。 制度の建前と現場の実態が乖離しています。

② 能力確認が不十分なまま定住へ

技能実習や特定技能と違い、

  • 技能試験
  • 日本語試験

といった明確な基準がありません。 そのため、生活力や日本語力が十分に確認されないまま長期滞在へ進むことが起きています。

③ 仲介が分断され、リスクが本人に集中

来日前後のプロセスには、

  • 日本語学校
  • 送り出し機関
  • 行政書士
  • 派遣会社
  • 受け入れ企業

など多くの主体が関わりますが、誰も全体の責任を負わない構造になっています。 その結果、求人の齟齬、孤立、生活困難などのリスクが移住者本人に転嫁されます。


【参照元】 【特集】世界人口デーに寄せて―人口減少社会における外国人受け入れの条件―在留資格「技人国」が問う「選抜なき定住化」 | 研究プログラム | 東京財団

住民の声×デジタル×専門性。変わりゆく地方政治で、今こそ考えたい新しい議員とは

議員活動 / 2026年6月24日

地方政治のニュースを見ていると、「町村議会で定数が埋まらない(定数割れ)」という深刻な人手不足が叫ばれる一方で、大阪などの大都市圏からは「無駄を省くために議員をもっと削減すべきだ」という声が聞こえてきます。

こうした相反する議論のなかで、私たちはふと疑問に思います。「そもそも、地方議員って何のためにいるのか?」

ただ「住民の声を届ける人」というだけなら、スマホやデジタルツールで直接声を届けられる今の時代、議員の存在意義は薄れてしまうのかもしれません。
これからの時代に求められる新しい地方議員の姿について、日本総合研究所のコラムをヒントに考えてみました。

単なる「御用聞き」の時代は終わった

これまで地方議員の主な役割は、地域の困りごとを聞いて回る「御用聞き」や、住民の声を役所に届ける「パイプ役」だとされてきました。

しかし、日本総研のコラムでは、これからの議員は「住民の声を聞き、届ける人」以上の存在であるべきだと指摘されています。

“デジタル技術の進展により、住民が直接、政治や行政に意見を届けることが容易な時代になりつつある。そうした中で、地方議員の存在意義は、単に『住民の声を届ける』ことだけでは維持できなくなっている。” —— 地方議員は「住民の声を聞き、届ける人」以上の存在である|日本総研 より引用

つまり、テクノロジーの発達によって「声を届けるだけ」なら議員を通さなくてもできる時代が来ているのです。だからこそ、議員には「その先」の役割が求められています。

これからの議員に求められる「専門性」と「デジタル」

では、これからの地方議員に必要な資質とは何でしょうか?ポイントは大きく2つあります。

  • 課題を解決に変える「政治の専門性」 住民から集まったバラバラな意見や、一見わがままにも思える要望の背景にある「本質的な課題」を見抜き、それを実際の政策や条例というカタチに落とし込める専門知識が必要です。

  • テクノロジーを使いこなす「伴走力」 デジタルツールを活用して、より多くの、そしてこれまで政治に届かなかった若い世代などの声を効率的に集約し、合意形成へと導くスキルが求められます。

ただ削減するか、無理やり数を集めるかという「数」の議論ではなく、地域課題をロジカルに解決できる「プロフェッショナルな人材」をいかにして議会に送り込むかという「質」の議論へシフトしていく必要があります。

私たちと政治人材のマッチング

「そんな優秀な人材、地方にいるわけがない」と思うかもしれません。しかし、世の中には「自分の専門知識を地域のために活かしたい」と考えている現役世代やビジネスパーソンが隠れています。

大切なのは、そうした志を持つ人たちが働きながらでも立候補しやすくする環境づくりや、地域と政治人材をうまく結びつける「マッチング」の仕組みです。

デジタルで誰もが発言できる時代だからこそ、私たちは議員を「単なる代表者」として丸投げするのではなく、「地域の課題解決をリードしてくれる専門家」として選び、共に地域をつくっていくマインドが必要なのかもしれません。

私らしい議員としての取り組み

私自身、日々の議員活動のなかでこの「デジタル」と「専門性」の融合を強く意識しています。

たとえば、地域の防災計画の策定、地域のネットワーク構築において、これまでの経験と専門知識を活かすことはもちろん、生成AIなどのデジタルツールを積極的に取り入れることで、リサーチや合意形成のスピードを圧倒的に高める取り組みを進めています。

単に声を聞くだけの議員ではなく、「デジタルの力を道具として使いこなし、専門性を持って地域のリスクを解決に変えるプロフェッショナル」として、これからも住民の皆様と共に一歩進んだ地方政治を体現してまいります。

当ページを参考に作成しました

参考:地方議員は「住民の声を聞き、届ける人」以上の存在である  ~デジタルで政治に参加できる時代の地方政治と、政治人材のマッチングを考える~

自主防犯防災会の会合と電線に掛かる樹木の選定作業

地域活動 環境 防災 / 2026年6月21日

午前中は9時から東部7学区のブロック防災圏の意見交換会、引き続き学区自主防災会長会議が行われ、出席しました。
意見交換会では三学区が代表して防災士の取り組みについて報告がありました。
三学区とも防災無線機を導入済み、または導入準備をしているところです。
この無線機の扱いについて様々意見交換を行い、我が学区としても導入について学ぶことができました。

主な意見をまとめてみました。

① 防災圏意見交換会の意見

  • 防災士の配置基準の見直し:人口が多い学区(約2万人など)では現在の配置基準(各自治会1名など)では人数が不足しているため、人口に比例した配置を検討してほしいという要望が出されました。
  • 浄水器(トレスキュー)の維持管理の負担:プールの水を浄水する機材は、フィルター交換費用が高額(約7万円)で維持管理が大変であり、訓練で動かすための人員確保も課題であるという指摘がありました。
  • ドローン活用のための規制緩和の難しさ:防災訓練に小中学生や保護者の参加を促すためにドローンを活用したいが、屋外飛行の規制が厳しく、小学校のグラウンド等で許可を得るのに苦労している現状が報告されました。
  • 特設公衆電話の活用と訓練の必要性:今の子供たちは公衆電話の使い方を知らないため、災害時の通信手段として避難所(体育館)に配備されている特設公衆電話線の確認と、実際の使用訓練が必要であるとの意見が出ました。
  • 避難所運営に対する「お客様意識」の払拭と在宅避難の啓発:避難所に行けば全てしてもらえるという意識を変えるため、まずは自宅での「在宅避難」を推奨し、避難所に来た場合は避難者自身も運営の仕事に携わるという意識づけの重要性が共有されました。
  • 消防署の資機材や人員派遣の柔軟な対応:安全管理上の理由で煙体験テントの幼稚園・保育園への派遣が断られていることの見直しや、消火栓ボックス内の機材が重いためアルミ製など軽いものに変更してほしいといった要望が寄せられました。
  • 他学区の訓練見学の仕組みづくり:次年度の総合防災訓練の担当になる学区が、事前に他の学区の訓練を見学して参考にできるような体制をとってほしいという要望がありました。

② 防災会長会議での意見

  • 避難所の早期開設と鍵の管理:災害発生時に市職員や学校管理者がすぐに駆けつけられない場合、避難所の鍵が開けられないという課題があります。そのため、近隣の住民が駆けつけて早期に鍵を開けられる仕組み(ファーストミッションボックスの導入など)を検討してほしいという意見が出されました。
  • 被害状況チェックリストの運用課題:改定された避難所施設の被害状況チェックリストについて、施設管理者や市職員が到着するまでのタイムラグや、専門知識のない一般の人が安全確認を行うことの難しさが指摘されました。
  • 防災倉庫の環境改善:グラウンドに設置された防災倉庫は砂埃の影響で鍵が開きにくくなったり扉が歪んだりするため、基礎をコンクリートで一段上げるなどの改善策を講じてほしいとの要望が出ました。
  • 学区自主防災組織活動補助金の制度改善:現在の補助金は上限10万円で一律ですが、世帯数や人口規模が全く異なる学区間では不公平感があるため、規模に応じた段階的な補助にしてほしいという意見がありました。また、10万円以上使わないと補助対象にならない仕組みを見直してほしいという不満も出されました。
  • 各家庭の備蓄に関する具体的な情報提供:食料品だけでなく、簡易トイレなどの備蓄の必要性について、市から各家庭や自治会に向けて参考となる備蓄品の具体例や推奨情報をもっと発信してほしいとの要望がありました。
  • 市職員の待機環境改善:警報発表時に長時間待機する市職員が疲弊しているため、簡易ベッド等の配備を早急に進めて環境を改善してほしいという意見が寄せられました。

午後は、防犯カメラを設置していますが、そこに至る電線が神社の樹木の枝に掛かっているので、剪定して欲しいとの要望があり、
今日はその作業を連合会長と 2 人でおこないました。
高さがあるので、軽トラックの上に三脚を乗せ、そこから剪定を行いました。
足場が、かなり高くなるので充分気をつけて行いましたが、無事に済んでほっとしています。

 

徹底比較!食料品消費税ゼロが非効率な理由と「今夏8万円給付」のメリット

政治 生活 / 2026年6月20日

検討ばかりで遅すぎる?食料品消費税減税の3つの「非効率性」

政府が検討している「2年間限定の食料品消費税ゼロ」には、主に以下の3つの問題点が指摘されています。


1. 圧倒的なスピード感の欠如
最大の弱点は、実施までに時間がかかりすぎることです。法案提出は早くても秋、実際に減税が始まるのは「来年の今頃」になると予想されています。今すぐ生活費に困っている国民に対して、1年後の対策では遅すぎます

2. 莫大コストと事業者の手間

税率をゼロ(あるいは1%など)にするためには、全国の小売店でのレジシステム改修などが必要となり、数千億円規模の莫大なコストがかかると想定されています。さらに、税率が「0%、8%、10%」と三通りになることで制度が複雑化し、免税事業者である農家の支払い済み消費税を還付する新たな仕組み作りなど、事業者に強いる手間や社会的な無駄が大きすぎます

3. 消費喚起効果への疑問

「2年限定」といった時限的な措置の場合、期間終了後には再び増税されることが見えているため、将来の負担増への懸念から国民が消費を控え(恒常所得仮説)、期待されるほどの経済効果が得られない可能性も専門家から指摘されています

◆実効性とスピードを重視!岡本政調会長が提案する「今夏8万円給付」

こうした消費税減税の非効率性を国会で厳しく追及したのが、中道改革連合の岡本三成議員(政調会長)です
岡本議員は、システム改修や複雑な制度設計に時間をかけるくらいなら、よりシンプルで確実な支援を行うべきだとし、「2年間で10兆円かかるんだったら、国民の皆さん全員にこの夏8万円ずつ配れます」と提案しました
この「8万円給付」には、消費税減税にはない以下のメリットがあります。
  • 圧倒的な即効性:

    来年を待つことなく、今年の夏に現金を届けることで、今まさに苦しんでいる家計を直接支援できます
    第一生命経済研究所のレポートでも、迅速な還元を優先するのであれば給付金の方が有効であると述べられています

  • 無駄なシステム改修コストの削減:

    全員への現金給付であれば、莫大な費用をかけてレジを改修したり、外食との税率ギャップに悩まされたり、農家への還付システムを新設したりする無駄を省くことができます
    複雑な制度設計や事業者への負担を強いることなく、シンプルに支援を届けられます


◆今すぐ国民を助ける政策を!

何年も給料が上がらない中で物価だけが上がり続ける今の日本において、国民が求めているのは「検討」ではなく「実行」です何千億円ものシステム改修費をかけて来年から消費税をゼロにするのか、それともその財源を直接国民に「8万円」として配り、今すぐの生活を助けるのか。費用対効果やスピード感を考えれば、岡本議員が提案する給付金の方が、はるかに理にかなった物価高対策と言えるのではないでしょうか。


6月通常会議の一般質問に登壇しました

議会 / 2026年6月17日

本日17日6月通常会議一般質問に登壇し、避難行動要支援者と大津市ガス事業について質問しました。

以下、質問読み原稿です。

個別避難計画が未作成の避難行動要支援者に対する安否確認・避難支援等の実働体制について(分割方式)

本市の避難行動要支援者は約1万人いらっしゃいますが、そのうち個別避難計画が作成されているのは、土砂災害警戒区域や大河川の浸水想定区域に居住する優先作成対象者を中心に、令和7年度末までで389件にとどまっています。残る大多数の個別避難計画が未作成の要支援者について、発災時に「誰が、いつ、どこで、どのように、安否確認・避難支援等を行うのか」、地域の自主防災組織や民生委員の役割と、その避難支援を行う関係者の立場から、明確にしておく必要があると考えます。

以下、避難行動要支援者名簿と安否確認情報の共有の仕組み、名簿の地域提供と自主防災組織・民生委員による活用、そして避難行動支援者連絡会議と避難支援プランの実効性について、順次お伺いします。

 

1.避難行動要支援者名簿と安否確認情報の共有の仕組みについて

はじめに、避難行動要支援者名簿を所管する健康福祉部の立場から、名簿のあり方と、安否確認情報の共有の仕組みについて伺います。発災時には、限られた人員の中で、安否確認や避難支援の優先度を速やかに判断し、対応していく必要があります。その出発点となるのが避難行動要支援者名簿ですが、現状の名簿には記載内容の精度に課題があり、また、安否確認の結果を関係者の間でどう共有するかという仕組みも整理が必要と考えます。

そこで以下の点について伺います。

1点目、名簿の記載内容の精度についてです。私が瀬田学区で提供を受けた名簿を確認したところ、令和8年3月12日現在で137名のうち「自宅外の緊急連絡先」の記載がない方が86名に上り、連絡先があるが記載していないのか、本当に連絡先がないのか、判断できません。また、同居状況の欄もほとんどが空白で、これも実際に同居なのか独居なのか分かりません。家族の支援が得られるかどうかは、安否確認の優先度を判断するうえで極めて重要であるにもかかわらず、現状の名簿ではその判別ができません。

そこで、避難行動要支援者名簿の収集すべき情報の不足について市はどのように認識しているのか伺います。

あわせて、同居状況や緊急連絡先を充実させた名簿づくりに向けた今後の対応をお聞かせください。

2点目、安否確認情報の報告と、共有のルールについて伺います。ケアマネジャーや相談支援専門員には、令和7年4月から完全に義務化された業務継続計画、いわゆるBCPの運営基準において、災害時に担当する利用者の安否確認を行うこと、また、平時から行政や地域の関係機関と連携体制を整えておくことが求められています。本市の避難支援プランでは、災害時の避難・安否確認の状況把握は、災害対策本部に設置される保健福祉支援班が担うこととされていますので、こうした安否確認の報告は保健福祉支援班が受けるものと考えます。

そこで、ケアマネジャーや相談支援専門員が行った安否確認の情報を、行政や関係機関等と共有する運用ルールが本市にあるのかどうか、またあるとすればそのルールの内容について、なければルールを設ける必要性についての見解を伺います。

あわせて、保健福祉支援班は具体的にどこから、どのような安否確認情報を収集し、その後、庁内の関係部署や消防などの救助機関との連携にどう生かすのか、伺います。

3点目、安否確認情報を行政内部でデジタル共有するシステムについて伺います。
発災時には、地域の自主防災組織や民生委員が現地で確認した情報と、福祉関係者が確認した情報とを突き合わせることで、安否確認の重複を防ぎ、まだ確認できていない要支援者を迅速に特定することができます。しかし現状では、この突き合わせをリアルタイムで行う手段が乏しく、デジタルによる情報共有の仕組みが不可欠です。
令和7年5月に成立した改正災害対策基本法においても、防災デジタルトランスフォーメーション、いわゆる防災DXの推進が明記されており、国としても情報共有のデジタル化を強く求めています。安否確認や避難支援の情報を行政内部でデジタルに一元管理できれば、優先度の高い方から対応する体制を整えられるとともに、地図情報と連携することで未確認の要支援者を速やかに特定することも可能となります。

そこで、行政内部で安否確認情報をデジタルで共有するシステムの構築について伺います。

 

2.地域提供名簿と自主防災組織・民生委員による活用について

次に、避難行動要支援者名簿の平時における地域提供と、安否確認や避難支援を地域で中心的に担う自主防災組織・民生委員による効果的な名簿活用について伺います。発災時に地域で実際に動くのは、自主防災組織や民生委員です。これらの担い手が、平時から名簿や情報共有の仕組みに習熟しておくことが、災害時の実効性につながると考えます。

そこで以下の点について伺います。

1点目、平時における避難行動要支援者名簿の地域提供についてです。現在、紙ベースで希望する各学区の自主防災会等へ名簿が提供されておりますが、受領学区は22学区にとどまっていると伺っています。

そこで、避難行動要支援者名簿の受領学区をさらに広げていく取り組みについて、市はどのように考えているのか伺います。

2点目、発災時に提供できる名簿を効果的に活用することについてです。瀬田学区において平時に地域へ提供されている、同意された方の名簿は137名ですが、発災時には同意されていない方を含めると320名となります。発災時の安否確認等は地域が主体となって行うこととされていることから、これだけの対象者の安否確認を効率よく行うには、紙媒体の名簿に加えて、デジタルによる名簿の共有が地域に提供される必要があると考えます。

また、地域が確認した安否情報は行政とリアルタイムで共有されてこそ、未確認者の迅速な特定や支援の優先付けが可能となります。そのため、行政内部のデジタル安否確認共有システムと連動しながらも、地域の自主防災組織や民生委員が実際に使える地域提供用の別システムを構築・提供することが必要と考えます。

そこで、行政内部システムとも連動した地域提供用デジタル安否確認共有システムの構築と地域への提供について、市の見解を伺います。

あわせて、安否確認等を中心となって担う自主防災組織や民生委員が、平時からこのシステムの使用方法を理解し、習熟しておく取り組みも必要と考えますが、市の見解をお聞かせください。

3点目、仮に、デジタル共有名簿の提供ができない場合、事業所のケアマネジャーや災害対策本部などからの情報共有は難しくなります。そのような状況で、多くの避難行動要支援者の速やかな安否確認が、紙媒体の資料でも十分に可能とお考えか、市の見解を伺います。

 

3.避難行動支援者連絡会議と避難支援プランの実効性について

最後に、避難行動支援者連絡会議を所管する総務部の立場から、避難支援プランの実効性について伺います。本市の避難支援プランは、地域全体の自助・共助・公助を機能させるための基本方針ですが、単に名簿を作成して地域に提供するという内容にとどまらず、行政が受けた災害情報をどう扱い、関係機関とどう連携して命を救うかという、具体的な行動の手順が記述されて初めて、実効性のある計画となります。

そこで以下の点について伺います。

1点目、避難行動支援者連絡会議について、これまでどのような取り組みを行ってきたのか伺います。

あわせて、関係機関との会議ではどのような意見や課題が示されてきたのかお聞かせください。

2点目、現在の避難支援プランには、発災時の福祉サービス事業所と行政の連携、行政が受けた災害情報の取扱い、防災部局と福祉部局など他部署との連携について、どの課やどの機関が担当するかという役割分担は、一定の記述があると承知しています。しかし、役割分担が書かれていても、災害が起きた瞬間から、その課が何を、どの順番で行うのかという動きの手順までは示されていなければ、現場では動けません。先の質問でもありましたが、避難支援プランには庁内担当課の役割として「災害時の避難・安否確認の状況把握は、保健福祉支援班」と一覧表にはありますが、具体的に何をするのかが分かりません。

そこで、現在のプランの記述は、役割分担される担当課における災害時の具体的な動きの手順まで踏み込んだ内容になっているのか、市の認識を伺います。

3点目、安否情報の取りまとめの手順について伺います。発災時の安否情報は、地域の自主防災組織や民生委員、担当のケアマネジャーや相談支援専門員、介護・障害福祉サービス事業所、さらには消防など、複数の主体がそれぞれ把握します。これらの情報を保健福祉支援班がどのような経路で受け取り、突き合わせて一つにまとめ、救助機関や地域へ返していくのか、その取りまとめの手順がプランに具体的に書かれていなければ、情報が宙に浮き、救助の重複や見落としが生じます。

そこで、複数の主体から入手される安否情報の取りまとめについて、現在のプランの記述が、関係者が迷わず動ける具体的な内容になっているのか、市の認識を伺います。

 

大津市ガス事業の安全・安定供給と持続可能性について(分割方式) 

都市ガスは市民生活を支える欠かせないライフラインであり、大津市は一般ガス導管事業者として、市民への安全・安定供給に関する最終的な法的責任を担い続けています。一方、2017年のガス小売全面自由化以降の制度改革に加え、人口減少と担い手不足、託送料金制度の硬直性、2050年カーボンニュートラルへの対応など、地方ガス事業者を取り巻く環境は大きく変化しており、経済産業省「ガス事業環境整備ワーキンググループ」でも全国の事業者が直面する課題が議論されています。本市ガス事業の現状と将来に向けた取り組みについて、以下お伺いします。

1.ガス保安の責任体制と実効性について

大津市はガス管の安全確保・ガス漏れ対応・利用者の保安に関する法的責務を有していますが、緊急時の対応・修繕・点検などの現場実務については外部への委託が進んでおり、「責任は市、実務は委託先」という構造において、判断と最終責任の所在を平時から明確にしておく必要があります。

そこで以下の点について伺います。

1点目、 緊急時の保安・修繕業務の委託について、指揮命令系統や事故時の報告ルール、出動基準などの基本事項を、契約上どのように整理しているのか伺います。

2点目、 通報からの初動対応や現場での処置を適正に実施しているか、どのように確認しているかお聞かせください。

3点目、 市がガス事業の運営を担う新会社等に出資している場合、市は株主と監督者の二つの立場を持つこととなります。そこで、市としてそれぞれの立場をどのように整理されているのかを、外部の専門機関による監視も含めお聞かせください。

 

2.技術継承と委託依存リスクの管理について

ガス事業法上、ガス主任技術者を1名以上選任することが必要とされていますが、委託先の業務の履行が不能となった場合や、契約終了時に緊急保安体制に空白が生じるおそれがあります。市側の知見・判断力の維持と、スマート保安の活用も含めた中長期の体制づくりが求められます。

そこで以下の点について伺います。

1点目、 現在、本市においてガス主任技術者免状を受けておられる方は何名で、ガス主任技術者として選任されている方は何名なのか伺います。あわせて、委託先の業務の履行が不能となった場合や契約終了時に、代わりの緊急保安体制をどのように確保する想定としているのかお聞かせください。

2点目、 委託依存が進む中で、市の側にガス保安に関する知見や判断力をどのように蓄積し、維持していくのか伺います。

3点目、 経済産業省が推進するスマート保安について、今後どのように取り組んでいくのか伺います。

 

3.老朽化した敷地内埋設管の安全対策について

ガス管のうち、本管・支管は企業局の責務で更新されますが、敷地境界から建物内のガス栓までは利用者の資産であり、原則として利用者負担です。昭和62年以前に埋設された白ガス管は腐食しやすく、ガス漏れの原因となりえます。市の「大津市ガス経年埋設内管改善工事補助金」は敷地境界からガスメーターまでの埋設配管を対象とし、工事費の2分の1かつメーター号数×15,000円を上限としていますが、利用者の自己負担が重く、また屋内配管は補助対象外であるなど、課題が残ります。

そこで以下の点について伺います。

1点目、 本市の供給区域内において、敷地内の白ガス管の腐食に起因するガス漏れは、過去3か年で何件発生しているのか、あわせて、現在残存している白ガス管の件数について伺います。また、今後のガス漏れのリスクをどのように評価しているのかお聞かせください。

2点目、 ガスメーター以降の敷地内配管について、法定点検で老朽化が確認された場合、利用者に対してどのような対応を行っているのか伺います。あわせて、点検で不具合が確認されたにもかかわらず、市民の対応が困難なケースを、市としてどのように対応しているのかお聞かせください。

3点目、 敷地内配管の改善工事について、敷地が広い場合や舗装撤去を伴う場合の自己負担が重く、またガスメーター以降の敷地内配管は補助対象外となっています。費用負担が困難な高齢世帯や低所得世帯への支援について、市としてどのように考えているのか見解を伺います。

4.託送料金制度と事業財政の持続可能性について

大津市ガス事業の収入の根幹である託送料金は、ガス事業法に基づく「総括原価方式」のもとで定められ、改定には経済産業大臣への認可申請が必要です。全国的には2017年度以降、建設工事費・人件費とも上昇しており、コストと料金のズレが多くの事業者で広がっていることが指摘されています。

そこで以下の点について伺います。

1点目、 令和6年度決算では、託送供給の単価が1立方メートル当たり25.8円、原価が24.5円で、その差は1.3円でした。今後もコスト上昇が続いた場合、原価が供給単価を上回る時、どのように対応するのかお聞かせください。

2点目、 人口減少・需要減少が進む中で、長期的なガス需要の見通しを市としてどのように捉えているのか伺います。あわせて、将来的な導管の更新などついて、どのような課題を認識し、今後どのように検討していくのかお聞かせください。

 

5.カーボンニュートラル・グリーントランスフォーメーションへの対応について

国は2025年2月18日に「GX2040 ビジョン」および「第7次エネルギー基本計画」を閣議決定し、ガス事業者には天然ガスへの切り替えによる二酸化炭素排出削減と、将来的にはバイオガスや合成メタンといった脱炭素燃料への代替が求められています。

そこで以下の点について伺います。

本市のガス事業として、2050年カーボンニュートラルに向けた対応方針をどのように定めているのか伺います。あわせて、合成メタンやバイオガスの導入について、今後の方向性をお聞かせください。

 

ナフサ不足の現状、政府の“最低限の確保”とは?

国際問題 産業 / 2026年6月16日

ホルムズ海峡の実質封鎖をきっかけに、日本の化学産業の最上流にあるナフサの供給不安が急速に高まっています。 ナフサはプラスチック、医薬品、タイヤ、包装材など、生活のあらゆる製品の原料となる重要物資です。

しかし今、日本では供給量の大幅減少と価格高騰が同時に進んでいます。
大和総研レポートのレポートを参考にまとめてみました。

1. ナフサ不足の現状(数字で見る“ひっ迫”)

大和総研レポートによると、2026年4月時点で:

  • 中東産ナフサ輸入:前年同月比 ▲80%
  • 世界全体からの輸入:▲45%
  • 国内生産:▲23%
  • 国内向け販売量:▲36%

つまり、 輸入も国内生産も大きく落ち込み、流通量が3割以上減っている状態です。

その結果、ナフサ価格は 年初比+83%まで急騰。

川上の化学製品も50〜70%上昇し、 今後は川中・川下の製品価格にも波及すると見込まれています。

2. 日本は原油を輸入してナフサを精製できる。しかし“量が足りない”という構造問題

ここが誤解されやすい重要ポイントです。

日本は原油を輸入し、国内の製油所で ガソリン・軽油・灯油・ナフサなどを同時に精製できます。

しかし、レポートが示す通り:

  • 国内で精製されるナフサは全需要の39%しかない
  • 残り61%は“完成品として輸入”に依存

つまり、

国内で精製できるナフサ量は、必要量を全く満たしていない。 だから輸入が止まると一気に不足する。

原油を多く輸入しても、 製油所の設備や原油の性質上、 ナフサだけを増やすことはできないという制約があります。

3. 政府は「最低限の量は確保」と説明。しかし“最低限”とは?

政府は「年度を越えて供給継続が可能」と説明しています。 ただし、この“最低限”には注意が必要です。

政府の言う“最低限”とは:

  • 供給がゼロにならない程度の量
  • 完全停止を避けられる量
  • 代替調達+備蓄で“継続”はできる量

つまり、

“通常操業できる量”でも“需要を満たす量”でもない。 あくまで「止まらない」ための最低ライン。

現実には、販売量▲36%という数字が示す通り、 現場では実質的な不足が起きているのが実態です。

4. なぜ“最低限は確保”と言いながら不足感が強いのか

理由は3つあります。

● ① 流通量そのものが大幅に減っている

供給が半分近く減れば、当然川上で詰まります。

● ② 価格高騰で取引が停滞

ナフサ価格+83%では、買えない企業も出てきます。

● ③ 過剰発注・売り渋りが発生

不安心理が流通をさらに悪化させています。

5. 今後のリスク:供給半減ならGDP▲0.43%押し下げ

レポート試算では、 ナフサ供給が半減すると実質GDPは▲0.43%。

影響が大きいのは:

  • 合成樹脂
  • 医薬品
  • プラスチック・ゴム製品
  • 農業(化学肥料)

など、生活に直結する分野です。

 

バス停周辺の草木を伐採—市民要望に応えた作業記録

ボランティア / 2026年6月12日

あるバス停付近の草木が歩行者や自転車の通行に支障をきたしているとのご要望をいただきました。

「行政に伐採をお願いしたい」というご意見でしたが、行政への要望手続きにはどうしても一定の時間がかかります。
また、数日前に実施された琵琶湖市民清掃の際、地域でなぜ対処しなかったのかと、率直に言えば少し腹立たしい気持ちもありました。

これだけのことを改めて行政に要望するのも大変ですし、「それなら自分でやろう」と思い立ち、現地に出向いて剪定作業を行いました。


現場の実態—草ではなく「棘のある低木」

現地に着いて作業を始めると、最初は草かと思っていたものが、実際には棘(とげ)のある低木でした。触れると痛みがあり、なかなか手強い相手です。

事前に剪定ばさみを持参していたのは正解でした。低木とはいえ枝は太く、剪定ばさみでも力がかかります。直径3センチ程度が作業の限界で、それ以上になるとはさみの柄が折れてしまう心配がありました。
それでも、支障となっている箇所はほぼ切断することができました。


剪定枝の処分にも一工夫

切り落とした剪定枝にも棘があるため、扱いには注意が必要でした。

当初は市の指定ごみ袋に小分けして入れるつもりでしたが、棘があって痛く、細かく詰め替える作業は難しいと判断しました。
そこで、大きなごみ袋をあらかじめ用意していたことが役立ち、剪定枝をそのまままとめることができました。


剪定枝の処分は県議に依頼

集めた剪定枝の入ったごみ袋については、当該箇所を所管する滋賀県の対応が必要と判断し、地元の県議会議員に処分の依頼をしました。
行政との連携を通じて、最終的な処理につなげていきます。