がん相談支援センターをもっと身近に
がん相談支援センターをもっと身近に
― 国の協議会で“認知度低下”が指摘。大津市として何ができる?
厚生労働省の第93回がん対策推進協議会(議事録)では、 「がん相談支援センターの認知度が後退傾向」 という重要な指摘がありました。
がん相談支援センターは、 治療・仕事・お金・家族の悩みまで無料で相談できる“がんの総合窓口”。 しかし「そもそも存在を知らない」という市民が多いのが現状です。
大津市でも、
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- がん患者数は増加傾向
- 高齢化率が高く、家族の支援力が弱まりやすい
- 若い世代はSNS中心で、病院の掲示物が届きにくい という地域特性があります。
だからこそ、“知らないまま困る人”を減らす周知が急務です。
がん相談支援センターとは?(大津市の市民向けにやさしく)
がん相談支援センターは、 全国のがん診療連携拠点病院に必ず設置されている無料相談窓口です。
大津市から利用しやすいのは
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- 滋賀医科大学医学部附属病院(草津市)
- 大津赤十字病院(大津市)
- 近江八幡・長浜など県内の地域拠点病院
通院していなくても利用できます。
相談できる内容
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- 治療のこと(説明が難しい、医師に聞きづらい…)
- 仕事と治療の両立
- 医療費・生活費の不安
- 家族の悩み
- AYA世代(15〜39歳)の就学・就労
- 在宅療養や介護サービスの相談
専門の看護師・医療ソーシャルワーカーが対応します。
なぜ認知度が下がっているのか(国の議事録より)
協議会では、次の課題が指摘されました。
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- 病院内での案内が十分でない
- 初診〜治療開始までに紹介されない
- 若い世代は制度を知らないまま困難に直面
- 情報が医療者から患者に届いていない
つまり、 「必要な人に情報が届いていない」 という構造的な問題です。
大津市の地域性を踏まえると、課題はさらに深い
大津市は
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- 通院先が市外に分散しやすい(草津・守山・京都など)
- 高齢者が多く、情報源が“紙中心”
- 若い世代は“病院の掲示物を見ない”
- 湖西・南部・中心部で生活圏が異なる
という特徴があります。
そのため、 「病院に掲示しておけば届く」では不十分 なのが大津市の現実です。
【大津市版】市民に届けるための周知方法は
大津市の実情に合わせて、行政・医療機関・NPOがすぐに実行できる施策を整理しました。
1. 市役所・地域包括支援センターでの“見える化”
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- 介護保険窓口
- 地域包括支援センター
- 市民部窓口(転入者向け案内)
- 子育て総合支援センター
→ がん相談支援センターの案内カードを常設 → 高齢者・家族・若年層に自然に届く導線をつくる
2. 大津市内の医療機関での“統一掲示”
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- 大津赤十字病院
- 市内クリニック
- 調剤薬局
→ 統一デザインのポスター・リーフレットを市が作成し配布 → どの医療機関でも同じ情報が得られる状態に
3. 公共交通 × 周知(大津市ならでは)
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- 京阪電車
- 近江鉄道バス
- コミュニティバス
→ 車内広告・デジタルサイネージで短いメッセージを流す → 通勤・通学者に届く
4. AYA世代向け:大学・高校との連携
大津市は大学・高校が多い地域。
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- 大学の保健センター
- 高校の保健室
- キャリアセンター
→ 「若い世代のがんと支援制度」ミニ冊子を配布 → 就学・就労の悩みを抱えるAYA世代に直接届く
5. SNSでの短い発信(若年層向け)
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- X(旧Twitter)
- LINE公式アカウント(市のアカウント)
→ 「がんの不安、無料で相談できます」という短いメッセージを定期発信 → 若い世代は“短い・画像中心”が効果的
6. 地域のつながりを活かす
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- 民生委員
- 自治会
- 公民館
- 市民活動センター
→ 地域の支援者が“相談先を知っている”状態をつくる → 高齢者・独居世帯に届きやすい
