大津市議会議員 佐藤弘

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学力だけ?不登校や長期欠席に影響する「非認知能力」

子育て 家族 教育 / 2026年4月8日

「学校に行きたくない」という子どもの声。その背景には、単なる勉強の悩みだけではなく、もっと深い「個人の特性」や「家庭の環境」が複雑に絡み合っていることが、近年の研究で明らかになってきました。

一般的に「認知能力(IQや学力)」が注目されがちですが、長期欠席に大きな影響を与えているのは、実は「非認知能力」―つまり、性格や気質といった数値化しにくい力なのです。

最新のデータ分析によると、長期欠席と能力・環境の間には、以下のような興味深いポイントが見えてきます。

  • 「好奇心」が欠席を招く?:意外なことに、新しいものへの関心が強い「開放性」が高い子どもほど、学校という枠組みを飛び出してしまう傾向があります。

  • 「誠実性」の重要性:物事をコツコツとやり遂げる力(誠実性)が低い場合、学校生活のルーティンに適応しにくくなるリスクが高まります。

  • 世帯構造の影:ひとり親世帯や兄弟姉妹の構成など、家庭の「形」が子どもの心理的安定や出席状況に影響を与えることも無視できません。

長期欠席は決して「怠け」ではなく、その子が持つ独自の特性と、周囲の環境がうまく噛み合わない時に起こるシグナルかもしれません。

学力という物差しだけでなく、その子の「非認知能力」や家庭の背景を丸ごと理解しようとする姿勢が求められています。


【参照元】

認知能力、非認知能力、世帯構造の特徴と長期欠席との関係性

(独立行政法人経済産業研究所:RIETI ディスカッションペーパー)