認知症ケアをもっと身近に! ~簡易式生活・認知機能尺度
~「簡易式生活・認知機能尺度」の活用が始まっています~
2024年から「認知症基本法」が施行され、認知症の人もその人らしく暮らせる「共生社会」の実現が進められています。
これにあわせて、厚生労働省では介護現場で役立つ新しいツール「簡易式生活・認知機能尺度(かんいしきせいかつ・にんちきのうしゃくど)」の活用がスタートしました。
この資料は、厚生労働省が策定した「簡易式生活・認知機能尺度」の目的、概要、および介護現場での具体的な活用方法を解説するものです。
認知症を持つ人々の「できること」に焦点を当て、個別化された質の高いケアを実現することを目指しています。
具体的には、認知症の人の認知機能と生活機能を簡便かつ総合的に評価し、その結果を多職種間の連携や家族との情報共有に役立てることで、「その人らしい暮らし」の継続を支援するための指針が示されています。
また、実際の事例を通して、アセスメントからケア計画の立案、介入、効果測定までの一連の流れが詳細に説明されており、科学的介護の推進に寄与するツールとしての重要性が強調されています。
簡易式生活・認知機能尺度活用ヒント集