大津市議会議員 佐藤弘

一人のひとを どこまでも大切に 心豊かな まちづくりを目指します

優れたCEOが実践している7つの習慣

政治 生活 議員活動 / 2025年5月23日

マッキンゼーによるレポート『優れたCEOの行動習慣』の要点を、一般の方にもわかりやすく簡潔にまとめた内容です。


「優れたCEO の行動習慣」

集中力、生産性、モチベーションを維持するために、世界の CEO が大切にしている行動習慣についてのレポートです。

『優れたCEOの行動習慣』を読んで、最も印象に残ったのは、「リーダーシップとは特別な才能ではなく、日々の小さな習慣の積み重ねである」という視点です。

CEOといえば、カリスマ性や大きな決断力ばかりが注目されがちですが、このレポートではむしろ、社員一人ひとりと向き合い、現場の声を聞き、謙虚に学び続ける姿勢こそが成功の鍵だと教えてくれます。

特に共感したのは、若手社員や顧客との対話を重視し、率直な声を引き出すために「あえて雑談の場を設ける」「失敗を恐れずに挑戦する文化を育てる」など、組織全体の心理的安全性を高める工夫です。

これは企業だけでなく、自治体の運営や市民との対話にも通じる考え方だと感じました。

また、「仕事と生活の境界線を意識的に引く」「瞑想や自然の中での時間を大切にする」など、リーダー自身の健康と持続可能性に向けた取り組みにも、多くの気づきを得ました。

どれも特別なスキルではなく、今日からでも始められる工夫ばかりです。

このレポートは、企業のトップだけでなく、地域を担う私たち地方議員や自治体職員にとっても示唆に富む内容であり、日常業務や人との接し方に取り入れていく価値があると感じました。

優れたCEOが実践している7つの習慣(ポイントまとめ)

  1. 明確なビジョンを持つ

    • 目標や方向性を1枚の紙にまとめ、全社員にわかりやすく共有。

    • 優先事項は常に5つ以内に絞る。

  2. 大胆で柔軟な戦略を採る

    • 顧客や社員との対話、異業種からの学びを重視。

    • 失敗を恐れずに試行錯誤する姿勢を大切に。

  3. 社員との信頼関係を築く

    • 若手や現場の声を直接聞き、職場文化を見直す。

    • 感動的な実体験を通じて企業の使命を再確認させる。

  4. 強いチーム作りに注力

    • 権限を与える、意見を尊重する、成功は皆で祝う。

    • 他部署との交流を促し、組織の壁を取り払う。

  5. 取締役会との連携を強化

    • 議題や資料は事前に共有、非公式の対話も積極的に。

    • 経営幹部と取締役の交流を促し、透明性を高める。

  6. ステークホルダーとの対話を重視

    • 顧客、投資家、規制当局と継続的に意見交換。

    • コールセンター訪問や現場視察で声を直接聞く。

  7. 自身のコンディション管理も怠らない

    • 朝のルーティン、瞑想、歩行などで集中力を維持。

    • 家族や私生活も大事にし、境界線を意識的に設定。

リースバック契約で被害増加はなぜ?

生活 / 2025年5月23日

最近、「自宅を売っても住み続けられる」とうたう“リースバック契約”によるトラブルが全国で増えています。
高齢者や生活に不安を抱える方が契約し、後になって退去を求められたり、家賃の高騰に困るケースが報告されています。

では、なぜこのような契約をしてしまうのか?
そこには、以下のような背景があるようです。

1. 生活資金への不安から

「年金だけでは生活が苦しい」「医療費が急に必要になった」――
そんな状況で、リースバックは「家を売ってお金を得ながら、そのまま住める」手段として魅力的に映ります。
特に、今すぐ現金が欲しい人にとっては、大きな安心材料です。

2. 「住み続けられる」という言葉への安心感

「今の家にこの先もずっと住めますよ」と言われれば、誰しもホッとします。
特に高齢者にとって、住み慣れた家を離れることは大きなストレスです。
その心理を突いた営業トークに、つい契約してしまうケースがあります。

3. 契約書の難解さと説明不足

「一生住める」と言われても、契約書をよく見ると「2年契約・更新なし」といった条件があることも。
しかし、契約内容を細かく確認しないまま署名してしまう方も少なくありません。

4. 他に住む場所がないという不安

自宅以外に住める場所がなく、福祉住宅や親族の支援もない場合、
「ここを出たら行き場がない」という不安から契約してしまう人もいます。

5. 孤独と相談相手の不在

家族や信頼できる相談先がなく、一人で判断しなければならない中で、
「このままじゃ暮らせない」と焦り、契約してしまうことがあります。

契約前に必ず誰かに相談を

リースバック契約は、生活の安定を脅かすリスクもある重要な選択です。
少しでも不安があるときは、身近な人や「消費生活センター」に相談しましょう。
また、自治体や地域包括支援センターにも、相談体制があります。
「契約前に相談」が、あなたと家族の暮らしを守る一歩です。