犬との生活が死亡リスクを抑制
国立環境研究所の研究チームは、オーストラリアでの調査データを用いて、伴侶動物との生活と死亡リスクの関係を分析しました。
その結果、犬との生活は死亡リスクを23%抑制することが明らかになりました。
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2024/20240822/20240822.html
一方で、猫、鳥、魚との生活では、死亡リスクとの有意な関連は見られませんでした。
この研究は、犬の世話を通じた運動習慣の維持が、心血管疾患による死亡リスクを抑制している可能性を示唆しています。
今後の研究では、伴侶動物との生活と健康アウトカムとの間のメカニズム解明や、人と動物が共生できる社会の仕組みづくりへの貢献が期待されます。
関心を引いたのは「ゲノム解析を用いた最新の研究により、1万1000年以上前の氷河期末期に人が伴侶動物(犬)と共生していたことが報告されています。我々の祖先が伴侶動物と共生してきた長い歴史は、人と伴侶動物の双方にメリットがあることを示唆しています。」のところです。