今日、今年の就職戦線を勝ち取り社会人1年生として頑張る女の子とお話する機会があった。彼女は12社目にやっと今の会社に内定をもらったと語る。イス取りゲームの様な雇用のイス争奪戦の中、受けてはダメ、受けてはダメの連続だっったので毎日が自己嫌悪と人間不信の連日だったと言う。学校の試験や資格試験ならどこが悪かったのか判断が出来るが入社試験では一体私のどこがダメなんだと理由をはっきりと言ってくれないので自問自答の毎日。本当につらかったと言う。こんな爽やかで聡明な女の子がつらいと言って泣く時代は決していい時代だとは云えない。私たちの時代(40年ほど前!)は日本が経済成長の真っただ中だったので国家公務員とかマスコミ関係とか航空会社とか高望みをしなければ何とかなったんだが、今はまさしく氷河時代。今度の連立政権は景気回復、経済成長を一丁目一番地として頑張っている。さらにスピードを上げるためにも政治の安定が大切だ。そして彼女らみたいな子の笑顔がはじける時代にしていただく事を期待している。
 彼女には、君を入社させなかったライバル会社を見返してやる位の決意で頑張ってくれたまえと激励をした。彼女は「頑張ります」とにっこり微笑み、ミルクセーキを飲み干して、私に軽く片手をあげて家路についた。私はうなづきながら彼女の後姿にエールを送った次第。

コメントは受付けていません。

Twitter
サイト管理者