マニュアルの話を聞いた。80歳代の方がコンビニでタバコを買ったらアルバイト風の若い女性店員さんに年齢を問われたそうだ。「何か年齢を証明するものをお持ちですか?」「免許証は返納をしてありませんし、保険証は家に置いてあり今持ってない」「困りましたねえ。確認ができないとお売りできませんが」「あんたねえ。私の顔を見て、高校生と思いますか?」「年齢確認をするのは当店の規則となっています」「ほんならもうええわ」だそうだ。何事もマニュアル通りのこの社会。臨機応変に対応しろというのは無理なのかしら。アメリカは雑多な人種で言葉が通じない場合が多い事や識字率の低さから、誰にでもチェックできるマニュアルが発達した。日本は違うと思うのだが、若い方を手っ取り早く教育するにはマニュアルを作って、何事もその通りにさせるのが一番かもしれないが、なんかなあ。 だから、買い物は一般商店がいいのだ。心がある。コミュニケーションがある。対応ができる。
 くだんの高齢者は別のコンビニでタバコを買った。そのコンビニは年齢確認がタッチパネルだったそうだ。ここも原則マニュアルだが、余計な会話をせずに買ったそうだ。そんでもなんかなあ。私たちはお客様なのに。

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