大田区議会「オリンピック パラリンピック 観光推進特別委員会」において、11月10日(木)~11日(金)の期間で福井市と小松市への行政視察を行いました。

            

11月10日(木)は、福井市が進める「福井市観光振興計画」について視察させていただきました。

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 福井市では、平成28年春に県都の顔である福井駅西口中央地区再開発ビル(ハピリン)のオープン、平成30年の福井国体・障がい者スポーツ大会開催、平成32年の東京オリンピック・パラリンピック開催、その後の北陸新幹線福井開業など、観光誘致の好機が集中する大きな転換期を迎えています。

 この好機を最大限に活かし、来る北陸新幹線福井開業を万全の体制で迎えるために、旧ビジョンの最終年度を待たず、2年前倒しで改定し、具体的な行動計画も含めた「福井市観光振興計画」として平成28年3月末に策定しました。

             

 歴史的な背景や先の大戦、また度重なる自然災害などにより、福井市にあった伝統的建築物や文化遺産などへの被害が大きく、観光名所としての位置づけが厳しい状況もあり、これまで観光施策はなかなか推進されてこなかったが、先述の近況にもより早急な改革に取り組んでいるところとのこと。

 そのなかでも、市内・県内に点在する観光名所を今後どのように情報発信していくのか、また、点と点をつなぎ面として回遊性をもたらすための交通インフラの整備など課題は大きいようです。

 大田区と類似する点として、外国人宿泊数の増加による多言語化・国際化ではないでしょうか。

 福井市における平成26年度の外国人宿泊数は約5,200人でしたが、北陸新幹線の金沢延伸の平成27年度では約10,500人の倍増しています。このことからも、街なか環境の多言語化は、喫緊の課題として認識されているようです。一方で、当然日本人観光客も相当数増加していることもあり、宿泊施設数の不安もあるとの事でした。

           

 福井駅西口に新たに設置された福井市観光案内所「WELCOME CENTER」では、観光・イベント案内はもちろんのこと交通切符の販売や手荷物配送サービスなどを提供するほか、電動アシスト自転車・雨具・車いすなど各種レンタルサービスなど豊富なメニューで観光客へのおもてなしを実施していました。

            

 東京2020オリンピック・パラリンピックを見据えた観光施策の取組みに、今後も情報交換させていただきたいと思います。

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