8月23~25日の日程で、大田区議会 健康福祉委員会における行政視察に参加させていただきました。
【日程① 武雄市】
~こどもの貧困対策について~
武雄市は、平成18年3月にそれまでの旧武雄市(約30,000人)と山内町、北方町が合併し、現在は約50,000人規模の人口構成となりました。その中において少子高齢化の様相は顕著であるが、こと児童教育については全児童にタブレット端末を配布したり私塾との連携を図るなど、市が重要施策として取り組んでいることを認識しました。
全国の子どもの貧困率が16.3%と言われる中、武雄市においては貧困の連鎖を断ち切るためには教育の支援が必要との市長判断で、平成28年4月に「こどもの貧困対策課」を設置。この設置以降、武雄市における貧困の実態調査(アンケート調査)・関係機関へのヒアリング調査等を行ったうえで、効果的な事業を推進していくとの事でした。
平成28年度の新規事業として、①仕事(母子家庭等自立支援教育訓練給付金追加支給事業)、②居場所(ファミリーサポート事業無料券配布及び減額助成事業)、③住まい(ひとり親家庭等空家改修費助成事業補助金)などを新設・拡充し、ひとり親家庭や貧困家庭への支援を強化しています。
この事業のうち③の空家改修では、市の「空き家バンク」に登録されている物件の中でひとり親家庭に限定して、居住空間としての改修工事費の一部を補助するという事業は、私たち大田区においても参考とすべきと考えます。
今後の課題として何点か挙げられていた中で、「つまづいてもやり直せるチャンスを」支援する点について、市は学校法人神村学園が運営する「神村学園高等部武雄校舎」と連携し、通信制課程により不登校や引きこもり、高校中退者に対応していくことを伺い、貧困に対する武雄市の総合的な取り組みに深く感銘し、本区における「親の学習支援・就労支援」への方向性も検討していくべきと考えます。

