11月12日~13日にかけ、大田区議会公明党の代表4名での行政視察に参加させて頂きました。
初日の12日は、高知県が先進的に取り組む地域包括ケアシステムや集落活動センターの取組みについて学ばせて頂きました。
高知県は、65歳以上千人当たりの介護療養病床数が全国1位(9.17床)となっている一方で、その病院が高知市などの都市部に一極集中している状況もあり、地域包括ケアシステムの整備が急務となっています。
また、県全体に森林が占める割合が83.3%(全国1位)という土地柄、救急搬送車輌での移動は非常に時間がかかるため、ドクターヘリの導入や、ヘリポートの整備などが進んでいます。
平成25年度の県民世論調査では、半数以上の県民が「介護が必要になっても住み慣れた自宅や地域での生活」を希望しており、県の今年度予算でも、在宅医療を中心とした医療・介護・福祉のサービス連携に重点を置き、地域拠点の活性化も含めて環境整備に取り組んでいます。
『高知型福祉』と呼ばれる活動は、主に“あったかふれあいセンター”や“集落活動センター”などの地域拠点を中心に行われており、今回の視察でもこのセンター事業について多くの時間をかけレクチャーを頂きました。
山間部に点在する集落活動センターは、もともと地域集会室だった場所のほか、廃業したガソリンスタンドを再利用するなどもともとあった施設を利活用したものも多く、現在は県内14ヵ所に整備が進んでいます。
「大宮集落活動センター」では地域力を最大限に集積し、生活支援・防災・健康づくりなどのほか、環境保全活動や地産地消の取組み、交流定住サポートなどを多角的に展開しています。
こうした地域拠点を中心に3集落135世帯の285人がしっかりと繋がり、それぞれの地域の課題やニーズに応じて総合的に取組む仕組みを構築しています。
翌13日は松山市にて「小中学生によるいじめ対策CM事業」について学ばせて頂きました。
松山市では、平成18年施行の『いじめ対策総合推進事業』に掲げる6つの事業を基本に、いじめ解消にむけた取組みを推進しています。
1、いのちを守る相談活動
2、子どもから広がるいじめ0(ゼロ)活動
3、いじめ問題対策・サポート事業
4、いのちを守り育てる集い
5、小中学生によるいじめ対策CM作成事業・子どもたち手作りによるCM作成
6、学校からの相談に応じる弁護士の確保・いじめ問題に対する法的、公正な助言
項目2の「子どもによるいじめ0活動」では、市内の小中学校の児童会・生徒会を中心に会議体を設け『子どもから広がるいじめ0ミーティング』を開催。
昨年12月26日に行われたミーティングでは、小学生109名、中学生58名、中等教育学校7名、その他PTA・職員・行政関係者など総勢356名が集い、市内における“いじめ対策”について様々な議論が行われ、意識向上を深めるとともに“いじめ0”への態度と実践力を確認しあったとのことでした。
平成24年に開催されたこのミーティングのなかで、“いじめ0”に向けて皆でCMを作ってみては?といった意見を基に、昨年度より事業展開されました。初年度の9グループ10校から今年度は11グループ16校と参加校も増え、その意識の高さがうかがえます。
作成されたCMは、このミーティングでの上映のほか、人権フェスティバル・愛媛CATVでの放映・民放放送局での放映・市制広報番組での放映など、様々な機会を通して多くん市民に広く紹介されます。
CMを作成するにあたり、児童・生徒たちは真剣に“いじめ”について語り合い、その解決には何が必要なのかを導き出し、映像という形にのせてメッセージを送っています。
本当に素晴らしい取り組みだと心から感動しました!!
松山市教育委員会としても、本事業が「誰もが安心して、笑顔で過ごすことが出来る学校づくり」の一助となるとを期待し、継続して実施していく方針と伺いました。
以上、二日間にわたり両自治体の取組みを学ばせて頂きました。
今後しっかりと精査をし、大田区政に繋げていきたいと考えます!!




