平成29年 第4回定例会 代表質問②
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いま、「(仮称)国際都市おおた協会」として、新たな組織が設立されようとしています。
「国際都市おおた宣言」の中には、
世界中の人々を歓迎しよう、多様な文化を分かち合おう、豊かな明日をともにつくろう と、多文化共生への取り組みが示されていますが、
(質問④2-1)
この「(仮称)国際都市おおた協会」は、どのような目的で、どのような役割を果たしていくものなのでしょうか、お聞かせください。
「国際都市おおた」と宣言をされても、大田区民の中には母国語以外の言語はわからず、国籍の異なる人たちとの交流もまったく無いという人も多くいらっしゃるかと思いますが、そのような区民に対して、
(質問⑤2-2)
この「(仮称)国際都市おおた協会」の設立はどのようなことが期待できますでしょうか。
また、どのようなメリットが感じられるものとなりますでしょうか、お聞かせください。
松原区長の答弁
<回答④2-1:松原区長>
現在、大田区では在住外国人が2万2000人を超え、直近10年間で30%以上増加しており、今後も外国人区民が増え、国際化が進んでいくことが想定されます。
このような状況の中で「国際都市おおた」の実現には、多文化共生、国際交流、国際人材育成等の各分野において、全区的で持続的な展開を図ることが必要であると考えております。
平成29年3月の「国際都市おおた宣言」の中で、訪れる人をおもてなしの気持ちで迎える「観光」の魅力、多様性が尊重される「多文化共生」の大切さ、豊かな未来をつくる大田区の「産業」の力強さを地域力を活かして推進していくことを表現しました。
平成30年4月に開設予定の協会は、この宣言を具現化し、大田区における多文化共生を図ることを通じて国際交流及び国際協力の活動を支援するとともに、国際人材の育成を進め、地域の活性化に寄与することを目的としています。
また、協会は区の方針のもと、地域課題解決のコーディネーターとして、外国人区民や国際交流ボランティア・団体等の多文化パワーをつなぎ、区民との信頼関係を深めながら他分野との連携・協働を進め、柔軟性と効率性のある中間的支援組織としての役割を担っていきます。
<回答⑤2-2:松原区長>
外国人のコミュニケーション支援においては、これまで「micsおおた」での多言語相談窓口の運営や翻訳、通訳、日本語教室などを行ってきました。
協会を開設することによって、これらの施策をさらに充実させるとともに、交流の裾野を広げるコーディネーターとして、外国人と地域に多数存在する外国語通訳ボランティアや地域イベントなどをつなげることで、区民が継続して気軽に交流できる場を提供することが可能であると考えています。