「国際都市おおた」シンポジウム Open To All!
12/14(月)の夜は、大田区民ホールアプリコで開催された、「国際都市おおた」シンポジウム ~いま、みんなで考えよう。身近な地域の国際交流~ に参加いたしました。
まず第1部では、ハンガリー出身の数学者・大道芸人であるピーター・フランクル氏による「真の国際人を目指すために」との基調講演が行われました。
以下、メモ書きを元に一部箇条書きになりますが、ピーター・フランクル氏のお話の内容を伝えたいと思います。
ピーター・フランクル氏は12ヶ国の言語を話すことができ、100ヶ国を訪問されています。
7歳の時に友だちから「ユダヤ」と言われ、差別を受けたとのこと。
インドに訪問した時に文化、宗教、考え方がみな異なり、人口の1/4がホームレスでインドは嫌だと思った。でも何もしていないインド人を嫌だと思うのはおかしい、自分の心をきれいにしようとした。
インド人はお客様への扱いは自然体であり(日本はお客様は神様。これは堅苦しく疲れる。) 何も気を使わなく、家族のように迷惑ではないと感じ、インドへの差別はなくなった。
国際人とは何かと考えてみる。日本人はあいまいである。でも、そのいいかげんさが良いことである。とのこと。
・日本のことわざもいろいろある。
どっちなんだ?でも前向きな姿勢で人と接してほしい。
・自分と他人の間に壁を作るのではなく共通点を探る、相手を認める。
発信か受信か?聴き上手を目指そう。聴いたことは報酬。
質問をして聴く。いい質問をする。新しい情報を得られる。
・自分は主人公。人生の主人公は自分。
周囲とまちとの関わりを求めて外に出る。
まち中に宝が落ちている。拾うか拾わないのか。
いつも歩いてる道をゆっくり歩いてみる。
新しい発見がある。小さな冒険である。
・自分と双方向な考えを持っている人は大切な人
日本人は忙しい、もっと時間に余裕をもって行動を。
・日本人最大の魅力は曖昧さ、YESではないハイ
・争いを避け、自分の主語を言わずうまくまとめる
新聞では…
そうだったかもしれない…
言い間違えたかも…
と、うまく丸くおさめようとする。
・世間を広げよう!人を家に呼ぼう!
家が狭いのではなく、心が狭い
写真を見せ合う
交流すればするほど民族間の距離感が縮まる。
…といった国際人としての心がけや、日本人が欠点だと思っている「あいまいさ」も外から見ると 魅力的であるといった話など、新しい発見があり大変面白い内容でした。
最後に KEEP YOUR HEART OPEN とのメッセージとともに「これからだ」という気持ちを持ってくださいと結ばれました。
第二部では、日本工学院専門学校に通う、韓国、イタリア、インドの3人の留学生による大田区の魅力についての発表。
自分たち3人だけではもの足りないと、学内の留学生200人からアンケートを取っての結果発表となりました。外国人から見た大田区の魅力は、
大田区での生活は不便を感じない
外国人が多くて安心
優しい人が多い
交通の便が良い
商店街が便利で良い
といったものでした。
最後に「外国人を含み、みんなのまちを作ろう」と「OTA = Open To All!」との言葉で結ばれました。
大田区の新しいキャッチフレーズが生まれました。
終了後、ピーター・フランクル氏が書籍販売を行う会場内のロビーへ足を運びました。
記念に書籍「超数脳トレーニング」を購入。サインもいただきました。
また、一緒に参加したピーター・フランクル氏と同じハンガリー出身の友人、国際ジャーナリストのユハス・サンディさんと共に3人で記念撮影。
2人とももちろんハンガリー語で話をされ、大変喜んでおりました。
今回のシンポジウムで学んだ国際人としての心がけを実践し、多くの国の人たちとたくさんの友情を築いてまいります。